【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kids『ROCK-STAR』首位デビュー、クリス・ステイプルトン/クリス・ブラウンTOP10入り

【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kids『ROCK-STAR』首位デビュー、クリス・ステイプルトン/クリス・ブラウンTOP10入り

 Stray Kidsのミニ・アルバム『ROCK-STAR』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 2023年11月10日にリリースされた『ROCK-STAR』は、今週の集計期間(2023年11月10日~11月16日)にアルバム・セールスが213,000、アルバム・ストリーミングが11,000(全8曲で1,568万回)をそれぞれ記録して、累計224,000ユニットを獲得した。

 週間セールス213,000枚の内訳は、CDによる売上が98%でデジタル・ダウンロードは残りのわずか2%だった。高セールスを記録したCDは、パッケージと特典の異なる11種類で販売され、その中にはBarnes&NobleやWalmart、Targetなどの小売店限定盤がある。

 デジタル・ダウンロードも、スタンダード・バージョンと公式サイトでのみ販売された3つのオルタナティブ・カヴァー・バージョンがリリースされた。

 Billboard 200での首位獲得は、6月17日付で1位に初登場した『★★★★★ (5-STAR)』に続く4作目で、これまでランクインした2枚のミニ・アルバム『ODDINARY』(2022年4月2日付)、『MAXIDENT』(2022年10月22日付)含む4作全てが1位に初登場している。

 初めてのランクインから4作連続で1位に初登場したのは、アリシア・キーズが『ソングス・イン・Aマイナー』(2001年)、『ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ』(2003年)、『MTV UNPLUGGED』(2005年)、『アズ・アイ・アム』(2007年)で達成して以来で、その間にはワン・ダイレクションが『アップ・オール・ナイト』(2012年)、『テイク・ミー・ホーム』(2012年)、『ミッドナイト・メモリーズ』(2013年)、『フォー』(2014年)の4作を1位に初登場させているが、2012年10月にランクインした『‎iTunes Festival: London 2012』が140位だったため、4作連続の初登場1位にはならなかった。

 初めて1位を獲得した『Oddinary』(2022年4月2日付)から本作『ROCK-STAR』(2023年11月25日付)が1位に初登場するまでの期間は約20か月で、4作の連続首位獲得期間としては、テイラー・スウィフトが『フォークロア』(2020年8月)~『エヴァーモア』 (2020年12月)~『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』(2021年4月)~『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年11月)で達成した約16か月以来の最速記録を更新している。

 『ROCK-STAR』は一部英詞を含む韓国語をメインとしたアルバムで、英語以外の言語で首位を獲得した史上22作目、2023年ではTOMORROW X TOGETHERの『The Name Chapter: TEMPTATION』(2月11日付)、カロルGの『Manana Sera Bonito』(3月11日付)、前述の『★★★★★ (5-STAR)』(6月27日付)、NewJeansの『Get Up』(8月5日付)、バッド・バニーの『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Manana』(10月28日付)に続く6作目のタイトルとなる。

 Stray Kidsは、現地時間2023年11月19日に実施される【2023 ビルボード・ミュージック・アワード presented by Marriott Bonvoy】(BBMAs)の出演、パフォーマンスが決定していて、<トップ・グローバル・K-POP・アーティスト賞>と『★★★★★(5-STAR)』で<トップ・K-POP・アルバム賞>のファイナリストとなっている。

 先週まで2週連続で首位を獲得したテイラー・スウィフトの『1989 (テイラーズ・ヴァージョン)』は、今週2位にダウン。週間ユニットは35%減少の159,000に下降したが、3週連続で10万を突破している。

 続いて今週3位には、米ケンタッキー州出身のカントリー・シンガー=クリス・ステイプルトンの新作『ハイアー』が初登場して、デビュー・アルバムから5作連続のTOP3入りを果たした。

1位『トラベラー』(2015年)
2位『フロム・ア・ルーム Vol.1』(2017年)
2位『フロム・ア・ルーム Vol.2』(2017年)
3位『スターティング・オーヴァー』(2020年)
3位『ハイアー』(2023年)

 『ハイアー』の初動ユニットは90,500で、その内訳はアルバム・セールスが57,000、アルバム・ストリーミングが32,000(4,154万回)、トラックによるユニットは1,500をそれぞれ記録した。セールスに貢献したアナログ盤は、全6種類でリリースされている。

 ドレイクの『フォー・オール・ザ・ドッグス』(72,000ユニット / 11%減少)は先週の3位から4位に順位を下げたが、11月17日に新曲6曲を追加したデラックス・エディションをリリースしたため、次週(2023年12月2日付)のチャートではランクアップする可能性が高い。

 モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(68,000ユニット / 4%増加)は4位から5位、先週2位に初登場したJUNG KOOKの『GOLDEN』(56,000ユニット / 73%減少)も6位にそれぞれ順位を下げて、テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』(52,000ユニット / 19%増加)は9位から7位に上昇。バッド・バニーの『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Manana』(49,000ユニット / 19%減少)は5位から8位にダウンした。

 続いて今週9位には、11月10日にリリースされたクリス・ブラウンのニュー・アルバム『11:11』が初登場。本作は、昨年6月にリリースした『ブリージー』以来約1年5か月ぶり、11枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200では以下に続く12作目のTOP10入りを果たした。

2位『クリス・ブラウン』(2005年)
4位『エクスクルーシヴ』(2007年)
7位『グラフィティ』(2009年)
1位『F.A.M.E.』(2011年)
1位『フォーチューン』(2012年)
2位『X』(2014年)
3位『ロイヤルティ』(2015年)
7位『ファン・オブ・ア・ファン:ジ・アルバム』(2015年)
3位『ハートブレイク・オン・ア・フル・ムーン』(2017年)
1位『インディゴ』(2019年)
4位『ブリージー』(2022年)
9位『11:11』(2023年)

 『11:11』は、今週の集計期間にアルバム・ストリーミングが38,000(5,097万回)、アルバム・セールスが6,000、トラックによるユニットは1,000それぞれ記録して、累計45,000ユニットを獲得した。

 ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(45,000ユニット / 1%増加)は先週の8位から10位にランクダウンしたが、ユニット数は安定している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月24日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ROCK-STAR』Stray Kids
2位『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
3位『ハイアー』クリス・ステイプルトン
4位『フォー・オール・ザ・ドッグス』ドレイク
5位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
6位『GOLDEN』JUNG KOOK
7位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
8位『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Manana』バッド・バニー
9位『11:11』クリス・ブラウン
10位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン

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