「 役者としてすべての要素を兼ね備えている」 『イコライザー』シリーズ・フークア監督の強すぎる“デンゼル愛”

アカデミー賞受賞の名優デンゼル・ワシントン演じる元CIAトップエージェントのロバート・マッコールが、世の悪を完全抹消する闇の[仕事]請負人(通称:イコライザー)として暗躍する姿を描いた大ヒットアクション映画『イコライザー』。そのシリーズ最終章となる、『イコライザー THE FINAL』が10月6日(金)より全国の映画館で公開となります。

今週10月6日(金)よりついに日本でも公開を迎える映画『イコライザー THE FINAL』。主演のデンゼル・ワシントンとアントワーン・フークア監督の歴史は2001年の『トレーニング デイ』でアカデミー賞®主演男優賞へデンゼルを導いてからスタートし、その後もシリーズ1作目の『イコライザー』(2014)、黒澤明監督の『七人の侍』(1954)を元ネタにした『マグニフィセント・セブン』(2016)、前作『イコライザー2(2018)、そして本作で5度目のタッグとその付き合いは実に20年以上にもおよび、各作品で抜群の相性の良さと名コンビぶりを発揮しています。

そんな2人といえばプレミアやレッドカーペットなどで登壇するとその仲睦まじい姿や、インタビューで語られるフークア監督からデンゼルへの愛が溢れすぎているコメントがたびたびSNS上で話題となり、その様子は“デンゼルの強火担”、“ガチ勢”、“監督とミューズ”などと呼ばれ長年親しまれており、「フークア監督が撮るデンゼルなら一番かっこいい!間違いない!」とファンの信頼もアツい2人。

前作のプロモーションの際は「デンゼルの仕事ぶりを見ていると、すごいなといつも感心するよ。彼は常に自分を向上させているんです。もっといい仕事をしようと、常に考えている。彼ほどの存在になれば、少し力を抜いてもいいんじゃないかと思うんです。なんたって彼はデンゼル・ワシントンなんだから。でも彼はちっともそんな態度はとりません。『僕は映画スターじゃなくて役者なんだ』って彼自身が真っ先に言うでしょう。僕は、彼に意欲をかき立てられるし、彼からおおいにインスピレーションをもらっています」とデンゼルの偉大な人柄とその素晴らしさについてたっぷりと語っています。

本作のプロモーションでも「(デンゼルには)毎回驚かされます。彼が演技を始めると魔法がかかり始めます。魔法が起きるんです。私はカメラの後ろにいて、いつも幸運で恵まれています。でも予想できたことではありません。」「(抜群のコンビネーションの秘訣の)大半は信頼です。私が私の仕事をちゃんとやるとことをデンゼルは知っていて、それについて彼は心配する必要はない。もちろん、私もデンゼルについて心配することは何ひとつありませんよ!」「彼とは、一緒に映画を作っていないときも、時折会って近況を話し合ったり、食事に行ったり、レイカーズの試合を観戦したりします。そうして映画作りに入ると、二人の間にリズムができているんです。一緒に座って話すだけです。作っている映画についてではなく、生活や子どもたちや家族のことを話すだけで、リズムが生まれ始めます。私は彼のことを理解しているし、彼も私を理解している。敬意ですね」と聞いているこちらが恥ずかしくなりそうなほど終始デンゼルをベタ褒め!

そんな彼らが映画を作る際に以心伝心であることは明らかで、相手の仕事の進め方を熟知し、尊敬し合っている2人が目の前の作品に全力でコミットし、自分の仕事や最終的に作品がどうスクリーンに映し出されるのかを大切にしているのが長年良好な関係を保ち続けていられる理由なのかもしれません。そんな“監督×俳優”という関係性を超えてもはや“推し×ファン”のような2人だからこそ魅せることの出来る、デンゼルのかっこよさやアクションのスタイリッシュさ、そして心揺さぶられるドラマ要素が詰め込まれたシリーズ最終章『イコライザー THE FINAL』をぜひ劇場のスクリーンでご堪能あれ!

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

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