【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

2026年の幕開けに、NANIMONOは「ひとりじゃない」という答えを全力で叩きつけた。涙も笑いも、そのすべてを抱えた7人が、ツアーファイナルのステージで未来への宣言を放ったのである。

2026年1月3日(土)。年が明けて間もないこの日、7人組女性アイドルグループ・NANIMONOの3rd ALBUM RELEASE TOUR『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演が開催された。全国16か所・全17公演を巡ってきた本ツアーは、彼女たちが「NANIMONOとして今、何を伝えるのか」を各地で刻み続けてきた旅路。この日のライブは、その最終地点であり、同時に2026年という新たな一年のスタートを告げる重要な一日でもあった。

開演時刻を迎えると、まずスクリーンに映し出されたのは、メンバーが声で出演する人形劇のVTR。舞台は月に存在する療養施設〈サナトリウム〉。ナースに扮したメンバーたちが、「つらたん」という敵から地球を守るため、「宇宙戦隊NANIMONO」へと変身する、という、いかにも彼女たちらしい奇想天外なストーリーが展開されていく。

VTRが終わると、その物語をなぞるように、宇宙戦隊NANIMONOのコスチュームをまとったメンバーがステージに登場。ライブの幕開けを飾ったのは、宇宙をテーマにした新曲「だいじょばない惑星」だ。コズミックなサウンドが鳴り響くと、会場は一瞬でNANIMONO色に染め上げられていく。楽曲の途中では、メンバーがバルーンアートで「インキャセイバー」を制作。完成したインキャセイバーを携え、ステージを降りて客席へと向かい、ファンに直接手渡すというサプライズも挟み込まれた。再びステージに戻ると歌唱を再開し、ライブはそのまま「FUTURE IDOL」へ。KAWAII FUTURE BASSのサウンドがフロア全体を包み込み、自由でなんでもありなNANIMONOワールドへとTAKARAMONO(NANIMONOのファンネーム)たちを引き込んでいった。

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

MCでは、メンバーそれぞれが書き初めを披露。
「地」(ひなたゆま)
「球」(朝比奈ろん)
「人」(柊真ミフユ)
「きゅう」(和田あずさ)
「出」(輪廻ねる)
「作」(紫苑りんか)
「殲」(眠岸ぷりん)

7人が一文字ずつ書をしたためることで、「地球人きゅう出作殲」という一つの言葉が完成。どこか脱力感も漂うそのフレーズに、NANIMONOらしいユーモアと世界観が凝縮されていた。

続くブロックでは、3rdアルバム収録曲を中心に構成。KOTONOHOUSEが作・編曲を手がけた「もしも私がアイドルになれたら」、Norが作・編曲を担当した「キュートアグレッション!」を立て続けに披露する。キュートなメロディとヘヴィな重低音が交錯し、これまで以上に振り切れたNANIMONOの新境地を提示していく。さらに、「INTERNET MAGICAL GIRL」「魔法少女になれなかった」へと続き、きらびやかなサウンドと、グループの持ち味である、インキャな側面、その両方を併せ持つ魅力を観客に強く印象づけた。

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

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なお、冒頭で披露されたバルーンアートは、メンバー全員で練習を重ねてきたものだという。中でも、ゆま、ぷりん、ミフユの3人は特に腕前が上達していたそうで、その成長ぶりもさりげなく感じられる場面だった。今後、別の場所でも披露される機会があるかもしれない。インキャを自称しながらも、その裏では地道な努力を重ね、表現の幅を広げ続けるNANIMONO。そのストイックさが、こういったところからも伝わってくるようだった。

次の曲に映る前に、ひなたゆまは、新体制で活動を続けてきた半年間を通して、「一気に頑張らなくてもいい。ちょっとずつ進んでいくのもありなんじゃないかと思えるようになった」と心境の変化を語り、「調子よく進める日もあれば、立ち止まってしまう日もある。でも、たまに思いきり跳べる瞬間があるから面白い」と前向きに受け止めた。

最後にひなたは、「本気で悔しいし、だからこそ夢を見ることをやめられない」と語り、「今はみんながいてくれたら、どんなに苦しい状況でも笑っていられる」とファンへの感謝を伝えた。

そういったひなたの涙ながらのメッセージを受けて披露されたのは、「ちょっとずつ」。感情の余韻を抱えたまま届けられるその歌声が、会場の空気をやさしく包み込んでいく。ここでは、NANIMONOのライブに欠かせないアイテムである「リンゴ」をメンバーがステージから客席へ投げ込む恒例の演出も。可愛らしいイメージとは裏腹に、思いのほか遠くまで飛んでいくリンゴに、メンバーの意外な肩の強さを感じさせる一幕となった。

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

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続く「サナトリウム」「24h / TOKYO」では、渋谷という大都会に集まったオーディエンスの心をそっと癒すような時間が流れる。日常のざわめきから切り離された空間で、NANIMONOの音楽が寄り添うように響いていた。しかしライブはここで一気にギアチェンジ。「どーばみん!」「ただただ怠惰」といったテンションの高い楽曲を立て続けに投下し、会場の熱量を再び急上昇させる。弾けるようなパフォーマンスとともに、NANIMONOというグループの輝きが全開となり、フロアのボルテージは一気に最高潮へと引き上げられた。

終盤のMCでは、眠岸ぷりんの指揮のもとコールアンドレスポンスを実施。「学生さーん!」「はーい!」「会社員!」「はーい!」と進んでいくなか、ツアーファイナルということで、当てはまらないものにも声をあげることに。その結果、「宇宙人ー!」で会場全体が「はーい!」と声をあげる事態にまで発展した。しかし一見奇妙にも見えるその光景は、「誰もひとりじゃない」というNANIMONOからのメッセージを象徴しているようにも映った。

ライブはいよいよクライマックスへ。「インターネット★カーニバル」では、彼女たちがこれまで大切にしてきた想いが真っ直ぐに届けられる。眠岸ぷりんが叫んだ「絶対にひとりぼっちにしないから!」という魂の言葉が、聴く者の心を強く掴んだ瞬間だった。「インターネット!」「最高!」というコールが会場を包み込み、NANIMONOにしか生み出せない一体感が完成する。本編のラストを飾ったのは、1曲目に披露した「だいじょばない惑星」。会場中が高くジャンプし、NANIMONOは「まだまだ高く飛び続ける」という意思を、その身体全体で示してみせた。

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アンコール前には大きな告知も。この日のライブの模様が2月15日にTBSチャンネル1で放送されること、さらに2026年4月から全国ツアーが開催され、そのファイナルとして6月12日にKanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)で結成4周年記念ライブが行われることが発表されると、会場からは大きな歓声が上がった。

アンコールでは代表曲のひとつ「インキャのキャキャキャ」をパフォーマンス。ネット用語をふんだんに盛り込んだ楽曲で再び会場を沸かせると、曲中にはサプライズで「祝!タイ公演決定!」の発表も。タイにルーツを持つ輪廻ねるは、その知らせに感極まり、思わずすっ転んでしまうほどだった。ラストチューンは「ジャージは戦闘服★」。大団円にふさわしい盛り上がりのなか、ライブはクライマックスを迎えた。

終演前、リーダーのひなたゆまが現在の心境と、未来への強い決意を語る。ツアーファイナルの舞台は、結成2周年記念ワンマンライブでも立ったKanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)。そこに新体制7人で挑むことになるが、「同じ景色を見に行くつもりは全くない」と断言し、「この7人で作る景色は、過去の最高を必ず超えられる」と力強く宣言した。「その頃には自分も、もっと強くなっている」と、ファンに約束する姿が印象的だった。

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さらに、「みんなを思い出にはしたくない。ずっと本気で一緒にいたい」と語り、この日のライブを“未来につながる時間”にしたいと強調。未熟さや失敗を認めながらも、「もし頑張れなくなりそうな時は助けてほしい。一緒に戦ってくれるんだよね?」と、ファンに真っ直ぐな言葉を投げかけた。

最後は、「今日来るのが怖かったけど、始まったら本当に楽しかった。全部みんなのおかげ」と感謝を伝え、「大きくなったNANIMONOで、4周年、旧TDCホールでまた会おう」と再会を約束。「以上、私たち宇宙戦隊NANIMONOでした」と締めくくると、会場は大きな拍手に包まれた。

メンバー全員で「ありがとうございました!」と改めて感謝を伝え、「地球に向けて出発!」と叫びながらステージを後にする。こうして、未来へと続く強い意思を刻み込んだ一夜は、鮮やかな余韻を残して幕を閉じた。

このツアーファイナルは、NANIMONOにとって、明確に新たな「出発点」であることを強く示す一夜だった。孤独に寄り添いながら、決して甘えに逃げず、仲間とファンとともに前へ進む。その姿勢は、楽曲や演出、そして言葉の一つひとつから、はっきりと伝わってきた。7人で選び取る未来は、過去の延長線上にはない。2026年、その先に待つ新たな景色へ向かって、NANIMONOは、ここからさらに高く、力強く飛び続けていくのだ。

【ライブレポ】2026年のはじめに、「宇宙戦隊NANIMONO」登場!──『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演

取材&文:ニシダケン
LIVE PHOTO【DopeZine Inc.】

セットリスト

NANIMONO 3rd ALBUM RELEASE TOUR 『Kawaii Future IDOL』ファイナル公演
2026年1月3日(土)@東京・LINE CUBE SHIBUYA

M1.だいじょばない惑星
M2.FUTURE IDOL
M3.もしも私がアイドルになれたら
M4.キュートアグレッション!
M5.INTERNET MAGICAL GIRL
M6.魔法少女になれなかった
M7.ちょっとずつ
M8.サナトリウム
M9.24h / TOKYO
M10.どーばみん!
M11.ただただ怠惰
M12.インターネット★カーニバル
M13.だいじょばない惑星
EN1インキャのキャキャキャ
EN2ジャージは戦闘服★

番組情報

NANIMONO 3rd ALBUM RELEASE TOUR 『Kawaii Future IDOL』放送決定!
2026年1月3日(土)に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催したファイナル公演をCS放送TBSチャンネル1で放送決定!さらに!昨年の6月開催「NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN『インキャが世界を救う★ 〜なにものといっしょ〜』」も同日午後8時から放送されます。

2026年2月15日(日)20:00~
NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN『インキャが世界を救う★ ~なにものといっしょ~』

2026年2月15日(日)22:00~
NANIMONO 3rd ALBUM RELEASE TOUR 『Kawaii Future IDOL』
※「スカパー!番組配信」で1週間の見逃し配信あり

●詳しくはこちら
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/information/2026_0103_2000.html

ツアー情報

NANIMONO TOUR 2026「コンティニューしますか?」
4月26日(日)大阪 BIGCAT
5月3日(日)金沢 REDSUN
5月4日(月祝)長野 CLUB JUNK BOX
5月9日(土)横浜 Bay Hall
5月11日(月)福岡 DRUM Be-1
5月22日(金)岡山 YEBISU YA PRO
5月23日(土)高松 DIME
5月24日(日)名古屋 ReNY limited
5月29日(金)仙台 darwin
5月30日(土)青森 Quarter
5月31日(日)青森 Quarter
6月12日(金)Kanadevia Hall
※ツアーの詳細は後日発表となります。

インフォメーション

NANIMONOオフィシャルサイト
https://nanimono-official.com
NANIMONOオフィシャルX
https://x.com/nanimono_idol
NANIMONOオフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/c/NANIMONO
NANIMONOオフィシャルTikTok
https://www.tiktok.com/@nanimono_idol
NANIMONOオフィシャルInstagram
https://www.instagram.com/nanimono_idol/
テイチクエンタテインメント
https://www.teichiku.co.jp/artist/nanimono/

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