JW AndersonとロンドンのアートギャラリーOffer Watermanが展覧会「On Foot」を発表




Jonathan Anderson(ジョナサン・アンダーソン)によってキュレーションされる展覧会、『On Foot』が今秋にオープンする。ロンドンのアートギャラリーである Offer Waterman(オファー・ウォーターマン)にて、今を生きるアーティストと英国現代アートの象徴的作品が、対話を繰り広げる。会場の空間には、アンダーソン自身の名を冠したブランドJW Anderson(JW アンダーソン)とLOEWE(ロエベ)のファッション・デザインも、作品の鑑賞者、または傍観者として登場。最近のコレクションでお披露目されたアイテムたちは、身体を変化させ、彫刻的なポテンシャルを感じさせる方法で選ばれている。まるでロンドンを散歩するかのように進む展覧会は、街を旅する短い時間のなかでも、明確なコントラストと予想もしないような展示構成を見せてくれるだろう。


ギャラリーが位置するMayfair (メイフェア)の陽気なストリートから、JW アンダーソンの本拠地である刺激的な物語に満ちた Soho (ソーホー)の路地まで―――。それぞれの展示スペースはお互いに、ソーシャルスペースの一つとしてのひと休みの場、もしくはこの「旅」が提案する体験として機能する。讃えるのはパブから公園まで、ロンドンという街がもつありとあらゆる側面。ギャラリーの廊下や階段は、雑然とした風景を表すようなセラミックや彫刻で飾られ、まるでスケーターたちがたむろする舗道や渋滞するストリートのように生まれ変わる。JW Andersonの鳩たちが物置を占領する公園のベンチに座れば、街を彩る豊富な動植物たちの世界へと誘われるだろう。また旅の締めくくりにパブへふらりと立ち寄れば、様々なキャストが自分たちの住む街の物語を披露してくれるはず。
さらにこの展覧会のために、英国のアーティストである Anthea Hamilton(アンシア・ハミルトン)がJW AndersonとコラボレーションをしてJW Andersonのアイコニック鳩クラッチバッグの限定エディションを制作した。Offer Waterman(オファー ウォーターマン)と、JW Andersonのソーホー店で展開される。



David Hockney, Mo in Carennac, 1971
Offer Waterman, London



Florian Krewer, Flamboyant, 2020



Frank Auerbach, Park Village East, 1994
Offer Waterman, London



JW Anderson, Women’s Autumn Winter 2020, Look 14


JW Anderson, Men’s Spring Summer 2023, Look 6



L.S. Lowry, Whit Walk, 1962 Private Collection, Courtesy
Offer Waterman, London



Leon Kossoff, Outside Kilburn Underground March, 1985
Offer Waterman, London



Lucian Freud, Pigeon, 1946
Private Collection, Courtesy Offer Waterman, London



Lynette Yiadom-Boakye, Wounds at the Bases, 2020



Dame Magdalene Odundo, Untitled, 1991



Sybil Andrews, Rush Hour, 1930
Offer Waterman, London

本展でフィーチャ―するアーティストたち
Igshaan Adams(イグシャーン・アダムス)、Frank Auerbach(フランク・アウアーバッハ)、Lynette Yiadom-Boakye(リネット・ヤドム・ボアキエ)、Hans Coper(ハンス・コパー)、Shawanda Corbett (シャワンダ・コーベット)、Sara Flynn(サラ・フリン)、Lucian Freud(ルシアン・フロイド)、Anthea Hamilton(アンシア・ハミルトン)、Barbara Hepworth(バーバラ・ヘップワース)、Akiko Hirai(平井明子)、David Hockney(デイヴィッド・ホックニー)、Leon Kossoff(レオン・コゾフ)、Stanislava Kovalcikova(スタニスラヴァ・コヴァルシコヴァ)、Florian Krewer(フロリアン・クルーワー)、Doron Langberg(ドロン・ラングバーグ)、Jennifer Lee(ジェニファー・リー)、L.S. Lowry(L・S・ローリー)、Henry Moore(ヘンリー・ムーア)、Cedric Morris(セドリック・モリス)、Dame* Magdalene Odundo(マグダレン・オドゥンド)、Jem Perucchini(ジェム・ペルッキーニ)、Walter Sickert(ウォルター・シッカート)、Christopher Wood(クリストファー・ウッド) 他


*大英帝国勲章2等勲爵士(DBE、デイム・コマンダー)

『On Foot』
開催日時:2023年9月18日〜10月28日 定休日:月曜日、日曜日 (18日のみ特別にオープン)
営業時間:火曜日-土曜日 10:00-18:00 (土曜日のみ17:00まで)
Offer Waterman Gallery, 17 St George St, London W1S 1FJ


ABOUT JW ANDERSON
2008年にジョナサン・アンダーソンによって設立された、イギリスのファッションブランド。当初はメンズウェアにフォーカスし、その後 2010年にウィメンズウェアに意向していきました。独自のデザイン美学は、マスキュリニティとフェミニニティを現代的に解釈。意識的に相互受粉させたメンズウェアとウィメンズウェアの要素を通して、示唆に富むようなシルエットで表現する。JW アンダーソンは、国際的にも知られ受賞歴もあるブランドへと進化した。また 2019年に、ジョナサン・アンダーソンは、Victoria & Albert Museum (ヴィクトリア&アルバート博物館)の評議員会の一員に就任している。 www.jwanderson.com


ABOUT OFFER WATERMAN
30年以上にわたり、20世紀の作品やコンテンポラリーアートを扱うアートギャラリー。現在の拠点は、William Morris & Coがショールームを構えていたジョージアン様式の5階建てタウンハウス。経験豊富かつ親しみやすいチームは、個人または団体が素晴らしいコレクションを作り上げることに関して努力を惜しまず、大きな力を発揮している。また Offer Waterman(オファー ウォーターマン)は、Tate (テート)やThe Royal Academy(ロイヤル・アカデミー)、The Hepworth Wakefield(ヘップワース・ウェイクフィールド)、Pallant House Gallery(パラント・ハウス・ギャラリー)、The Courtauld (コートールド)に Kettle‘s Yard (ケトルズ・ヤード)など、数多くの団体とつながり支援を行っている。 www.waterman.co.uk

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NeoL/ネオエル

都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。

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