映画『君たちはどう生きるか』は宮崎駿版『ターンエーガンダム』だ
映画『君たちはどう生きるか』を一言でいうならば、宮崎駿版『∀ガンダム』(ターンエーガンダム)だ。
宮崎駿監督が今まで描いてきた自身の作品と思考が「すべて集約」
この映画『君たちはどう生きるか』のなかには、宮崎駿監督が今まで描いてきた自身の作品と思考が「すべて集約」されており、それが作中にメタファー、テーゼ、アンチテーゼ、黒歴史、自己破壊と再生、希望として盛り込まれている。
富野由悠季監督が『∀ガンダム』に込めた想いと重なる
まさにそれはガンダムシリーズの生みの親・富野由悠季監督が『∀ガンダム』に込めた想いと重なるところが多々あり、作中には「宮崎駿監督の存在」が多重に織り込まれている。
残された者たちはどう創るか
いつか宮崎駿監督が遺した『君たちはどう生きるか』を掘り起こし、エンパシーを自己解釈し、新たなジブリ作品が紡がれるとき、残された者たちはどう創るか。
次に生まれるものは過ちか、前進か。数十年、数百年後に遠投された映画『君たちはどう生きるか』。その存在の重力は計り知れないし、これからも人を惹きつける。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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