ヤングマガジンで連載予定の漫画が連載中止 / 作者が状況を語る「連載は2年前決定」「不適切表現との指摘」「リスク考慮」

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ヤングマガジン(講談社)にて連載予定だった漫画作品が、急遽、連載中止になったことが判明した。これは作者であるうなぎや山椒先生が自身の公式Twitterにてツイートしたことにより判明したもので、多くの人たちが応援と励ましの声を送っている。

連載自体の話は2年前からあった

うなぎや山椒先生によると、連載自体の話は2年前からあったとのこと。そして連載が決定。しかしその後「法務担当の方より作品の表現内容に不適切な表現があるとの指摘があり、その後の編集部判断で連載自体が白紙となりました」とのことで、連載が消えてしまったようだ。

<うなぎや山椒先生のTwitterコメント>

「●大事なお知らせ●

・ヤングマガジン様にて連載が決定していた作品ですが、出版社都合により連載が急遽中止となりました。

・既に制作体制、契約条件、連載開始日、脚本5話分+プロット60話分がほぼ固まっており、連載決定の告知許可も編集部から下りた状態でしたが、数日前に法務担当の方より作品の表現内容に不適切な表現があるとの指摘があり、その後の編集部判断で連載自体が白紙となりました。

・連載自体は2年前より決定しており、当初より作品内容の表現について、私の方ではリスクも認識した上で担当編集様のチェックを受けながら話作りを進めてきており、その結果、連載決定の報を受けた事で本作の表現に関するリスクは編集部側で「問題なし」とする方針なのだと理解しておりましたが、最終段階になって先方の法務確認が入り、様々なリスクを考慮した上での編集部判断で連載中止という事態に至りました。

・私の方でもより慎重に作品を執筆すべきだったという反省もありますし、編集部側の確認や認識にも欠如している部分がありました。互いに反省するべき点はありますが、最終的には双方にとって本意ではない結果となってしまいました。

・残念ながらヤングマガジン様での掲載は中止となってしまいましたが、作品の”面白さ”自体は同編集部からもお墨付きをもらっていたので、大きな自信にはなりましたし、今後の作品作りに何かしらの形で活かしていきたいと思います。今後は完全新作の連載を目指し、頑張っていくつもりです。

(最後に)
・連載決定に際し多くのご期待をお寄せいただいた中、続報がこのような連絡となってしまった事、大変申し訳ございません。連載が決定するまでの1年、連載が決定してからの2年、合計で3年かけて準備してきた作品がわずか数日で白紙となった事で正直、耐え難い思いはありますが今一度、顔を上げて頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援をいただけましたら幸いです。今後共、よろしくお願い致します。(本ツイート内容は、事前にヤングマガジン編集部に共有した上で公表しております)

漫画原作者・うなぎや山椒」


うなぎや山椒先生の新たな作品に期待

うなぎや山椒先生が2年(もしくはそれ以上前)から物語を練ってきた作品であれば、作品としてかなり仕上がった密度の高いものになっていると考えられる。あくまで素人考えだが、「ヤンマガ以外のどこかで連載してほしい」と思うのは筆者だけだろうか。

……と、ここまで書きながらも、いちばんつらい立場にいるうなぎや山椒先生がその選択肢をとっていない(発表していない)のだから、熟考したうえでの「この着地」なのだろう。うなぎや山椒先生の新たな作品に期待だ。

純情魔王と薄幸王女の夜伽事情!

うなぎや山椒先生は、めちゃコミックにて『純情魔王と薄幸王女の夜伽事情』、ギガジンにて『勇者で社畜の兼業ライフ』を連載中だ。気になる人はチェックしてみてはどうだろうか。


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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