沖縄で食べたフルーツバーガーが感動的なウマさだったのでちょっと聞いておくれよ
7月上旬に沖縄まで旅行に行ってきました。
この季節の沖縄は台風さえ来なければ本当に最高で、空も海も真っ青で美しい。沖縄らしさを目いっぱい体感できる季節で大好きなんですよね。今回は見事に天候に恵まれ、束の間の夏休みを満喫できました。
そんな今回の旅行で食べたハンバーガーがべらぼうに美味しかったので紹介させてください。
フルーツグルメバーガー専門店「LITOR」
足を運んだのは「LITOR(リッター)」という、なんだか沖縄に似つかわしくないといったらちょっと失礼なんですけど、東京の表参道とか代官山とかにありそうな雰囲気のオシャレな店。今年の6月に那覇文化芸術劇場の前にオープンしたばかりです。
「LITOR」は“日本初のフルーツグルメバーガー専門店”をコンセプトにしていて、パインは割と定番の具かもしれませんが、りんご、ブルーベリー、バナナなどなど、さまざまなフルーツをメインに据えたハンバーガーを扱っているんですな。
実はわたくし、「LITOR」のオープン前にメディア向け試食会のご招待をいただいていまして。
招待状を読んで「おおっ、フルーツバーガーとか味が想像つかないけど絶対ウマいやつじゃん!!」と興奮し、名乗りを上げようかと思ったら場所が沖縄だと気付くということがあったんですね。行けるわけないだろと。ちゃんと人を選んで招待状を送ってくれよと。興奮を返せと。
でも機会があればぜひ食べに行ってみたい。だってあまりにもウマそうだったから。それで今回の沖縄旅行のタイミングで予定をねじ込んで食べに行ってみたというわけです。
メニューはかなり少数精鋭で、決して安くはない
「LITOR」のハンバーガーは少数精鋭で、レギュラーメニューはフルーツバーガー2種とフルーツのないベーシックバーガー1種のみ。そして3か月くらいでメニュー変更を予定している季節のフルーツバーガーが2種。
トッピングである程度はハンバーガーをカスタムできるけど、つべこべ言わずに用意したメニューを食えという強い気持ちが伝わってきます。
価格はプレートにフレンチフライポテトも盛り付けられるとはいえ、フルーツバーガーだと1800円から。ベーシックバーガーでも1500円となかなかの強気設定。
まあ、チェーン店以外では1000円前後のハンバーガー自体も珍しくなくなってきてるし(ちゃんとそれだけうまいし)、デザートにフルーツの盛り合わせでも食べるような感覚だと思えば妥当なのかもしれない。結局はちゃんとウマくて納得できるかどうかだ。せっかくだし納得したいぞ!
ってことで今回は一番の看板メニューと思われる「Yellow / パイナップルバーガー」とクラフトビールを注文。同行者は季節のハンバーガーから「Mashup / アップルテリヤキバーガー」とクラフトコーラをオーダーしてみました。
ちなみにクラフトビールは沖縄で作られているもの縛りで取り揃えているというこだわりっぷり。これはよき。
主役はしっかり肉のフルーツバーガーがバカウマ!
せっかくなのでクラフトビールをチビチビと味わいながら、ハンバーガーが作られていく工程を見学させていただいたんですけど、肉厚なパティに次々と、なおかつ丁寧に重ねられていく大量のフルーツ……。おいおい、これはとんでもないボリュームだぞ!
しかもひとつひとつのパーツに細かく調味料を振りかけたりしているんですよね。まるでフランス料理でも作っているかのように繊細な工程。加速していくごちそう感によだれがジュルリ。いい意味でハンバーガーっぽさが全然ない……!!
こちらが「Yellow / パイナップルバーガー」の完成形。レタス、トマト、ビーフパティ、チーズという王道の組み合わせの上に、パイナップルだけでなくレンコンなどいろいろ乗っています。なにやらサルサやカレーパウダーなんかも使われているそうで、ごちそう感は半端ないけど、まったくもって味の想像がつかない!
それにしてもすんげぇボリューム! 片手で皿を持つとかなりズシッときます。
とりあえず包み紙に移し、口を目いっぱい広げてガブリ。すると一口目ではフルーツまで到達せず、ビーフパティやトマトなどのベーシックな具材しかかぶりつけなかったのですが、この時点で絶対にウマいと確信。ハンバーガーの根底となる部分がもう抜群にウマい!
ビーフパティは肉汁に頼りすぎることなく、肉の旨味がたっぷり。その美味しさを引き上げるチーズと、引き締めるトマト&レタス。香ばしさがアクセントとなっているバンズ。この時点で完璧。
「パインとかレンコンとか乗ってるハンバーガーとか大丈夫なのかな」という一抹の不安を完全に拭い去り、このハンバーガーを作る店ならこの上に何が乗っても絶対美味しくしてくれるだろうという信頼が芽生えました。
あとは食欲に身を委ねてガブリガブリと食べ進めるだけ。ウマい、ウマい!!
パインもレンコンも食感はそれぞれを認識できるんですけど、味は完全にフルーツグルメバーガーとして一体化。そしてあくまでも主役はビーフパティ。斬新なアプローチを駆使しながらあの手この手でビーフパティを引き立てている感じですね。
いやあ、本当にウマい。文句があるとすれば分厚すぎてアゴが疲れたことくらい。でもそれはボリュームも圧倒的ってことの証明で、あわよくば2個目を食べようなんて企んでいたけど完全に無理でした。1個で大満足!!
そして「Mashup / アップルテリヤキバーガー」はこんな感じ。テリヤキソースを垂らされたビーフパティの上にはりんごとクリームチーズ、さらにりんごジャムがオン。これまた味の想像がつかない!
しかしこちらも一口だけ分けてもらいましたが、りんごの甘さとほのかな酸味がやっぱりビーフの旨味を見事に引き立てているんですよね。
もちろんりんごはみずみずしくてジューシーなんだけど、あくまでも引き立て役として消化されてる。いい意味でフルーツが目立っていない。でもフルーツじゃないとこの味は出せない。そんな絶妙なラインを突いてくるハンバーガー。これはいいもの食べましたわ!
ラテアート世界大会3位のバリスタが入れるコーヒー
そしてすでに情報が渋滞気味なんですけど、食後にいただいたコーヒーも絶品でした。カフェラテに竹炭を加えたという「ブラックラテ」を注文したのですが……
なんかすっごいラテアート!
これはタダモノのスキルではないなと思ったら、店長の柳さんはかつてラテアートの世界大会で3位に入賞したほどの腕前なのだとか。納得、納得。
ハンバーガーから食後のコーヒーまで完璧で、アルコールのラインナップも充実。価格設定うんぬん言ってたのがアホらしくなるほど大満足。これはいい店を知れましたわ。また機会があったら食べに行くしかないな! ごちそうさまでした~!!
なんと旅行中に二度目の訪店をしてしまった
グルメレポート記事では「また機会があったら食べに行きたい」って感じで締めることが多いわけなんですけど、今回はまた食べに行きたい欲と別のフルーツバーガーも食べてみたい欲が加速してしまい、なんと沖縄滞在中にもう一回食べに行ってしまいました。こんなこと初めてだ!
牧志公設市場周辺でせんべろ周遊することも、やっぱりステーキに行くこともすべて投げ出して「LITOR」のアンコール。それだけ素敵なお店だったということでお察しいただければ幸いです。ブルーベリーバーガーもサラダもバナナケーキも最高だった!
国際通りからすぐ行ける場所ですし、この夏沖縄に行かれる方はご興味あればぜひぜひどうぞ。
店舗情報
LITOR(リッター)
住所:沖縄市那覇市久茂地3-25-20
営業時間:11:00〜23:00
定休⽇:なし
(執筆者: ノジーマ)
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