りゅうちぇるさんの他界に乙武洋匡さんが長文コメント発表「友達なんかじゃなかった」

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タレントとして活躍していたりゅうちぇるさんが他界。この出来事は御大きく報じられ、たくさんの人たちが嘆き悲しんだ。ファンでない人も「どうして……」とつらい気持ちに。いつもテレビや動画に出ている存在だと思っていた人が突然いなくなる寂しさを、多くの人が感じているのかもしれない。

noteにて公開「友達なんかじゃなかった」

そんなりゅうちぇるさんの他界に関して作家の乙武洋匡さんがコメントを発表。「友達なんかじゃなかった」と題されたその長文は、noteにて公開されている。

<乙武洋匡さんのTwitterコメント>

「りゅうちぇるが対談のときに語っていたこの言葉を、みなさんに贈ります。「多様性で大事なのは、強要しないことじゃないかな。自分はこう思うからあなたもわかって! ではなくて、なるほどあなたはそういう意見なのねって、まずは認める姿勢を見せること。相手にも自分にもどこまでやわらかくなれるかだと思うんです」相手にも、自分にも、どこまでやわらかくなれるか。「そっか、あなたはそうなんだね」多くの人がそう思うことができていれば、りゅうちぇるも、まだこの場所で笑っていられたかもしれないね」

<乙武洋匡さんのnoteコメント冒頭一部引用>

「今日このエントリーを書くのは、とても勇気が要る。というのも、きっとそれは私の内面を晒すことになるだろうし、その内面とやらはとても褒められたものではないからだ。むしろ、弱くて、醜くて、本来ならとても他人様に見せられたようなものではないからだ。でも、このまま何食わぬ顔をしてまた日常に戻っていくことはできそうにないし、それこそ、彼に顔向けすることができそうにない。だから、ここに、きちんと自分の気持ちを書いておこうと思う。それが、私なりの懺悔になればと思う。そもそも、たったいま「彼」と書いたけれど、この表現だけでも数分間は迷った。「彼」ではなく、「彼女」なのかもしれない。でも、出会ったときには「彼」だったはずだ。いや、私が勝手に「彼」だと思っていただけで、本当は最初から「彼女」だったのかもしれない。きっと、本人は一生問い続けてきたのだろうと思う。私などこの一文を書くためにたった数分間の逡巡で済んだけれど、本人はそれこそ物心ついてからというもの、ずっと問い続けてきたのだろうと思う。さぞかし、くたびれただろうし、さぞかし孤独な問答だったに違いない」

「友達なんかじゃなかった」というタイトルも理解

「友達なんかじゃなかった」というタイトルからかなりショッキングな印象を受けるが、実際にnoteに書かれたコメントをすべて読んでみれば、「友達なんかじゃなかった」というタイトルも理解できるし、乙武洋匡さんの気持ちの断片を知ることができる。

乙武洋匡さんの気持ち

乙武洋匡さんは気持ちをTwitterでも綴っており、すでに約400万回も表示され、2万以上の「いいね」が寄せられている。今回の出来事における乙武洋匡さんの気持ちは計り知れない。


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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