「涙目になってしまうほどの情熱を感じた映像美」『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』レビュー(十束おとは)
皆さん、こんにちは。十束おとはです。
最近は雨が多いですね。ジメジメしている天気の時は心もモヤモヤしやすいかと思うので、自分をたくさん甘やかして毎日過ごしていきましょう。
さて、今月も最近観てとても面白かった作品を紹介したいと思います。
今回私が紹介するのは『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。
2002年『スパイダーマン』シリーズ、2012年『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ、2017年『スパイダーマン:ホームカミング』シリーズ、それぞれの時代ごとに“親愛なる隣人”としてNYを守り続けてきたスパイダーマン。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」…その言葉の通り彼らはいつも、掴んできた勝利の代償に、愛する人を失ってきた。
そして2023年—、そのスパイダーマンの根源とも言える〈運命〉に抗う、一人のスパイダーマンが現れる。
(※公式サイトから引用しました)
『スパイダーマン:スパイダーバース』の1作目が公開されたのは2018年。脚本の面白さや魅力的なキャラクターが多いのはもちろん、とにかくオシャレでイカしているアニメーションが話題となりました。ただスパイダーマンをアニメ化したのではなく、アメコミが現実となって動いている感覚や映像技術の凄さに驚いたことを覚えています。マルチバースというテーマ自体は今や当たり前に受け入れられているものですが、バースごとにイラストのタッチが違いそれらが同居している所も好きなポイントでありました。
そんなスパイダーバースの新作とあって公開前から大変期待値が高かった作品。
私もとても楽しみにしながら試写会にお邪魔したのですが、こちらの想像を超える素晴らしい作品でした。難しいことは考えず、ただただ目の前の素敵なアニメーションにワクワクできる最高の時間。
1つ言うなれば「続編まで待てないよ!!!!!!!」というくらいです(2024年公開だそうな。)
今回はネタバレ無しで今作の魅力をお伝えしていきたいと思います。少しでも気になった方はぜひ映画館でご覧ください!ちなみに前作を履修してから行った方が100倍楽しめると思いますので、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を観てからのご鑑賞をおすすめいたします。
【1】とてつもない映像美
冒頭でも触れましたが、スパイダーバースの特徴はなんといっても革新的で芸術的なアニメーション。前作が既に凄かったのでハードルが上がった状態で鑑賞したのですが、前作より遥かにハイクオリティで最早新次元のアニメーションなのでは…と感じました。
中々言葉で説明するのが難しいのでせひ観てほしいのですが、この作品を完成させるのに一体どれたけの人がどれだけの努力をしたのだろうかと涙目になってしまうほどの情熱を感じました。今は配信でも観られる時代ですが、ぜひ映画館の大スクリーンで観ていただきたいです。
【2】マイルズの成長にきゅん…
前作と変わらず主人公はマイルズ・モラレス。
スパイダーマンシリーズの魅力の1つは共感できる人間模様だと思うのですが、今回マイルズは思春期やヒーローであること・家族など様々な葛藤に立ち向かいます。自分も学生時代あんなことがあったな…と誰しもが共感できる所があるはず。そして、遂にスパイダーマンであることの宿命を背負うことになります。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」この言葉はファンであれば何度も聞いてきた大切なセリフ。今回マイルズがどのような決断を下すのかぜひご覧ください。きっと彼の成長していく姿に胸が熱くなります。
【3】新キャラクター達も魅力的
今作から登場するキャラクター達も魅力的!私は推しメンができてしまいました…。スパイダーマン・インディアことパヴィトル・プラパカールたそ…。彼はインドのムンバイとNYのマンハッタンがハイブリッドしたような都市ムンバッタンに住んでいるのですが、とにかく陽気でかっこいいんです。他にもたくさんのスパイダーマンが登場するのできっとお気に入りのキャラクターが見つかるはず!
以上3つ挙げましたが、個人的にはラストのシーンに鳥肌がゾワゾワとたって叫び出しそうなくらい最高だったことをお伝えしておきます。オタクは全員好きです、あのシーン。
映画はよく観るけどアニメ映画はあまり…という方にこそ観ていただきたいです。きっとアニメのイメージが変わる。そんな作品。
梅雨のジメジメを吹っ飛ばしてくれるスパイダーマン達にぜひ会いに行ってみてくださいねー!
おまけコーナー『おとはすのプチニュース』
さて、私が勝手に作り出したこのコーナー。笑
今回のプチニュースは
『前髪を切りました』
です。小さいニュースで申し訳ない…。
視界良好、大好きな映画がたくさん観られそうです。
それではまた来月、お会いしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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(執筆者: 十束おとは)
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