女性ソロキャンプへ話しかけに行く男性について日本単独野営協会がコメント発表

ソロキャンプ、いわゆる一人でのキャンプ。みんなでワイワイ楽しむキャンプも楽しいものですが、ひとりだからこその気楽さと自由感もたまらない体験といえます。

ソロキャンプ女性にとって凄まじい恐怖体験

そんなソロキャンプを楽しんでいた女性に男性が話しかける出来事が問題視されています。しかもLINE交換を求められたり、言いがかりのような事をいわれたり、この女性にとっては恐怖体験だったようです。

女性ソロキャンパーへ話しかけに行く男性について

そんな出来事がインターネット上で物議を醸すなか、日本単独野営協会の公式Twitterがコメントを発表。「女性ソロキャンパーへ話しかけに行く男性について日本単独野営協会が思うこと」と題し、長文のコメントをツイートし、注目を集めています。

今回、注意喚起も込め、ひとりでも多くの声掛け被害者を無くすため、コメントの全文を転載したいと思います。

<日本単独野営協会のtwitterコメント>

「【女性ソロキャンパーへ話しかけに行く男性について日本単独野営協会が思うこと】「女性ソロキャンパーに男性が執拗に話しかけたりする迷惑行為は良くないことだ。」という話をしていると、「いやいや、女だってどうだこうだ」と、すぐに「男性vs女性」の構図を作って対抗しようとする男性が出てきます。ただ、どう見ても私はそういう話をしていないんです。私は「人として持っていなくてはならない基本的な気遣いの話」をしているだけで、普通の人ならそれくらい誰でも分かると思うんです。そういうのがわからない人がいることに、問題の根本原因があると思っています。また、「俺は女性キャンパーに話しかけに行って助けてやって感謝されたぜ。」という男性も必ず出てきますが、そんな本当か嘘かもわからないような個人の自慢話は、実際に迷惑だと思っている女性からすればどうでもいい事であり、そんな要らない話をするから、それを口実にして女性ソロキャンパーに話しかけに行こうという人が出てきてしまうことに問題があると思っています。「挨拶はダメですか?」「挨拶もしないんですか?挨拶は基本ですよ?」という男性も必ず出てきます。挨拶をするためにわざわざ見ず知らずの女性ソロキャパーに話しかけに行くのが基本なのでしょうか。そんな必要がどこにあるんでしょうか。そんな要らない事を言うから、それきっかけに女性ソロキャンパーに話しかけに行く事を良しとする人が出てきてしまうんです。「じゃあ、女性が緊急事態でも助けちゃだめなんですね?」という男性も毎回うんざりするほど出てきますが、教え魔をはたらいたり、マウントを取ったり、自慢話を聞かせたり、LINE交換を迫ったりする状況のどこが緊急事態なのでしょうか。そういう屁理屈を言って女性に近づこうとうするから、女性を怖がらせてしまったり、警察沙汰になったりするんです。「女性がソロキャンプをするもんじゃない。」「女性がソロをやるなんて被害に遭いにいくようなものだ。」という男性も本当に残念な事ですが、毎回必ず出てきてしまいます。もし本気でそう思うのであれば、それは女性がソロキャンプをやめるのではなく、そう思う男性だけが二度とキャンプフィールドに近づかなければいいだけなんです。どちらが被害者で、どちらが加害者なのかを考えれば分かると思います。他人の趣味に軽々しく「やめろ」「やるな」というのであれば、そう言っている人がまず手本を示してほしいものです。大体、そこまで必死に食い下がったり、噛み付いたりしてまで女性に話しかけに行きたいものでしょうか。例えば「どうしても女性と話をしたいけど、女性に好かれないので、誰も相手にしてくれないんです。」というような事情があるなら、一生懸命真面目に働いて、お金をつくって、キャバクラやガールズバーなど、プロの居るお店に行くと良いと思います。お金を払えばちゃんとお話を聞いてもらえますし、基本的にはとても気持ちよく接してもらえると思います。男性は女性にとって、ゴキブリとハイエナを足して二で割ったようなものに見えていると思っておくくらいが丁度いいんです。「キモいし、得体が知れないし、変に行動力あるし、餓えてるし、力が強いし、距離取りたくても向こうから来るし。」女性がソロキャンプをしている時にそんな激ヤバな人が「挨拶に来た」「親切にしに来た」と言って近づいてきたらどうしますか? どう考えても恐怖でしかないですよね。それが物事を一方的に自分の都合の良いように考えるのではなく、相手の立場を踏まえて普通の事を普通に考えるという事です。大切なのは被害を受ける側に対策を求めるのではなく、加害者側になりうる考えを持った人が、自分を見つめ直し、人としての基本的な気遣いをしようという気持ちを持つことです。「なぜソロキャンプをしているのか」それを考えれば誰でも話しかけに行ってはいけないことくらい分かるはずです」

不安要素になりえる「声掛け」

大自然のなかで楽しむソロキャンプ。周囲には、ほぼ誰もいない。そんななか、知らない男性から声をかけられたら、その声掛けが善意であろうと、不安要素になりえる。

男性側にどんな理由があろうとも女性には関係ない

下心はもってのほかだが、ソロキャンプという本来の意味を考えた場合、その空気を読むべきであり、安易に他人のテリトリーに踏み入ってはならない。男性側にどんな理由があろうとも、相手の女性には関係ないし、恐怖になりえるのだから。



※記事画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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