ツタンカーメンの副葬品を3Dデータ化し、デジタル展示。“体感型古代エジプト展”が気になる
公益財団法人 角川文化振興財団は、 「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」1階のグランドギャラリーにて、「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」を開催します。
会期は2023年7月1日(土)~11月20日(月)。7月分のチケットは2023年6月20日(火) 13時より発売予定です。
世界に3セットしかない“スーパーレプリカ”を展示
「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」のコンセプトは“HISTORYはSTORYだ!”。歴史(HISTORY)の中には物語(STORY)がある…という考えに基づき、3000余年前の歴史上の人物として捉えがちなツタンカーメンを生身の人間として捉え、彼の生き様と物語を精緻な複製品の数々と最新デジタル技術の融合によって追体験できるような空間を展開します。
本展覧会には、本物の発掘品、美術品はありません。展示されるのは、世界に3セットしかない「超複製品(スーパーレプリカ)」。
有名な黄金のマスクや玉座のほか、ツタンカーメンの王墓に収められていた副葬品のうち約130点を精巧に再現したものです。レプリカならではの展示方法で様々な秘宝を目の前で見ることができます。
ツタンカーメンの生涯を目・耳・身体で感じる
「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」では、古代エジプトを“体感”するデジタルコンテンツを展示します。会場内の大空間では、壁と床にプロジェクションマッピングを投影。古代エジプトの創生から神々の変遷をたどるとともに、ツタンカーメンの生涯を目で、耳で、身体で感じられます。
また、エジプトから門外不出となったツタンカーメンのマスクや厨子といった副葬品の数々を、「ワールド・スキャン・プロジェクト」の最新技術による高精細3Dスキャンデータから本展覧会のために映像コンテンツ化し、超大型スクリーンにデジタル展示。
来場者はその展示物をNFTアートとして持ち帰ることができます。
エジプトの遺跡・副葬品を3Dデータ化
「ワールド・スキャン・プロジェクト」は、産業用自動化機器メーカーとして、これからの産業や生活にとって重要となるロボットやドローン、その他関連製品を設計・開発する事業を日米で展開しています。
また、自社開発のドローンや3Dスキャンロボットを使って遺跡や自然環境の調査解析とデジタルアーカイブを行っており、それらのデータを活用したICT教育・SDGs教育用のアプリ開発にも取り組んでいます。
今回の展示では、CTO(チーフテクニカルオフィサー)である市川泰雅氏が、自らエジプトで遺跡や副葬品のスキャニング、撮影を行いデジタイズした膨大な3Dデータを駆使し、オリジナルアートコンテンツに昇華させました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012789.000007006.html
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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