肩の力を抜いて楽しめるオンライン企画展「お酒とアートに、ほろりと酔う」開催中!
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オンラインミュージアム「MU」では、お酒に関わる絵画や文化財について、”お酒を楽しむプロフェッショナル”が鑑賞者となり生まれた、オリジナルな合同企画展「お酒とアートに、ほろりと酔う」展を6月25日(日)まで開催中だ。
テーマは「お酒とアート」
「MU」で定期的に開催している「合同企画展」は、ミュージアムを共通のテーマでつなぎ、全国各地のミュージアムに足を運ばずとも楽しめるオンラインならではの展覧会。趣向を凝らした切り口でアートを身近にお届けしており、今回のテーマには「お酒とアート」をチョイス。
絵画や文化財を通してお酒のつまみになるアートを堪能
「お酒とアートに、ほろりと酔う」展では、お酒を楽しむプロが感じたこと、思うことを読みモノとして楽しんでもよし。絵画や文化財そのものに対する造詣を深めるのも、かつて経験した楽しくも時には苦い酒の席に思いを馳せるのもよし。
肩の力を抜いて楽しめるお酒のつまみにちょうどいい企画展となっている。
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Sakata Kintoki Drinking Sake Wine(1615~1868, Attributed to Katsushika Hokusai)(坂田金時ワインを飲む)(メトロポリタン美術館所蔵)
第一部は「なんか見たことある、この光景」―楽しくなりすぎた人たちの末路―。「お酒に失敗はつきもの」というと身も蓋もないが、記憶をなくす、財布やケータイをなくす、人に暴言を吐いてしまう、といった取り返しのきかない経験をした人も多いのでは。
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Døden og drankeren(1908, Robert Storm Petersen)(死と酔っぱらい)(コペンハーゲン国立美術館所蔵)
お酒は幸せなものである一方で、飲み過ぎれば毒にもなる。くれぐれも盛大な失敗はしないように気をつけたいものだ。
お酒の魅力を引き出す酒器の奥深い世界も
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ほろ酔い(1号)(1930, 小早川清)(アムステルダム国立美術館所蔵)
第二部は「楽しいひとときが、よみがえる」―あの日、あの場所、あの一杯―。みんなでワイワイ楽しむのもいいが、ひとり飲みが「至福のリラックスタイム」という人も多いのではないだろうか。
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Une cour d’auberge(1674)(旅館の中庭)(ルーブル美術館所蔵)
お酒はひとりで飲んでも、みんなで飲んでも、今も昔も楽しい。
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鳴鳥徳利(めいちょうとっくり)(BBプラザ美術館)
第三部は「酒飲み心がくすぐられるこの一品」―酒器で変わるこの一杯―。陶器以外にも、磁器、ガラス、漆器など、酒器の種類は実に多彩。
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花卉蒔絵行厨(かきまきえこうちゅう)(大阪市立美術館所蔵)
見た目で選ぶのも楽しいが、酒器によって変わる香りや味わいについて知っておくと、酒の新しい魅力に出会えるはず。酒器の一度ハマったら抜けられない奥深い世界だ。
参加ミュージアムは石川県九谷焼美術館、石川県立美術館、大阪青山歴史文学博物館、大阪市立美術館、BBプラザ美術館、平塚市美術館、歴史館いずみさのなど。
監修者プロフィール
監修者のパリッコ氏は大衆酒場が好きで、家飲みが好きで、屋外で飲むのも好きな酒場ライター。これまでに単著、共著含めて10冊以上の本を出版。ほぼすべての本のタイトルに「酒」「酔」「飲」「晩酌」が入った、正真正銘のお酒を楽しむプロフェッショナルだ。
「お酒とアートに、ほろりと酔う」展で、魅力たっぷりな酒の世界観を堪能しよう。
「お酒とアートに、ほろりと酔う」展:https://museum-u.com/exhibition/402
(佐藤 ひより)
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