産婦人科向け電子カルテが医用画像共有システムと連携。超音波データの取り込みが可能に
産婦人科向けクラウド電子カルテ『CLIPLA Luna』と、医療従事者向けの医用画像管理・共有システム『LOOKREC』との連携が開始されました。サーバーを必要としないクラウドサービス同士が連携することで、院内でより便利なシステムをリーズナブルな価格で構築できるようになります。
『CLIPLA Luna』と『LOOKREC』が連携
株式会社クリプラが提供する『CLIPLA Luna』は多くの産婦人科クリニックで実施されている妊婦健診や不妊治療をサポートするクラウド電子カルテです。
超音波で撮影した胎児画像の取り込み、超音波で測定したGS(胎胞)やCRL(頭臀長)の取り込み、取り込んだデータに基づいた胎児の発育曲線の自動作成、出産医療機関に提出する紹介状の半自動作成、不妊治療の月ごとの管理、ルナルナ メディコ※との連携など、産婦人科の診療を支援する様々な機能が搭載されています。
※株式会社エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』に記録した生理日や基礎体温、腹痛などカラダの症状などのデータを、患者同意のもと導入先の産婦人科の診察時に医師に提示できるシステム。
今回、超音波で撮影した画像および測定したデータ(DICOM-SR形式)を『LOOKREC』を介して『CLIPLA Luna』に取り込めるようになりました。クラウドサービス同士の連携ということもあり、院内にサーバーを置く必要もなく、従来のシステムに比べてリーズナブルな価格での導入が可能です。
医用画像管理・共有システム『LOOKREC』
株式会社エムネスが提供する『LOOKREC』は、病院・クリニック、または医師をはじめとした医療従事者向けの医用画像管理・共有システムです。
超音波で撮影した画像および測定したデータ(DICOM-SR形式)はもちろんのこと、レントゲン、CT、MRIなどの医用画像をクラウド上に容量を気にすることなく安全に保存できます。また、病理・マンモグラフィー・眼底・心電図・内視鏡といった各種画像もDICOM変換(専用ツールあり)することで保存と閲覧が可能です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001110.000002943.html
『CLIPLA Luna』公式WEBページ:https://clipla.jp/luna/
(文・zio)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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