絶対にイライラできなくなる秘技をアイデア発想家が解説! ~『1日1アイデア』
ストレスフルなことが多い現代の社会人は、ついイライラしたり、気持ちが落ち込んだりしてしまうもの。心当たりのある方に、ぜひ試してみてほしいアイデアがあります。
おもちゃクリエーターでありアイデア発想の専門家、高橋晋平氏の2023年2月22日発売の新刊『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』(KADOKAWA)では、人生で起こる様々な悩みの解決法アイデア、ベスト365が掲載されています。今回は同書から抜粋し、イライラをしずめる方法を紹介します。果たして、その方法とは……?
イライラをしずめる方法は「両足とも宙に浮かす」
スキップをしながら怒ることはできません。あるおもちゃ開発の一環でいろいろな人と実験をしたら、自分も家族も友人もスキップ中に怒ることはできず、笑ってしまいました。仕事や私生活でイライラしたり気持ちが落ち込んだりしたら、サッと人が見ていない場所に行ってスキップするのをおすすめします。スキップは両足が同時に宙に浮きます。人は地に足がついていないと、怒るのが難しくなります。
生きていれば怒ることが必要な場面もありますが、普段怒ってしまうことの9割は不必要な怒りです。しかし人は不思議なくらい自分の感情をコントロールできません。心よりも体の方が、脳の命令通りに動かせるものです。
僕の趣味は“なわとび”です。広い公園などで、なわとびを回してぴょんぴょん跳んでいます。なわとびをしながら怒るのも不可能です。普段やらない「跳ねる」動作がなんだかおかしくて、「俺、何やってるんだろう」とか思いながらニヤニヤして跳んでいます。なわとびはまるで薬のように、イライラを消してくれます。
20代の頃、股関節をケガして、しばらくまったく歩けなくなったことがありました。毎日悲しくて、イライラしました。そのとき一番癒されたのは自転車での移動でした。少し漕いでは、両足をペダルから離して「ヒューン」と自転車に乗っていました。両足を宙に浮かす方法はいろいろあります。
地に足つけて踏ん張れないと、怒れないんですよね。逆に言うと、ここぞという場面で踏ん張りたいときに怒りのパワーが必要なこともあります。ついつい怒ってしまう自分を否定しすぎないようにしましょう。
イライラの原因は自分ではなく“イライラウイルス”
ついイライラしたり怒ったりしてしまったとき、自分を責めていませんか? 「自分は心の狭い人間だ」「どうしてすぐに怒ってしまうんだろう」など。
人間は、自分の中からイライラを生み出しているのではありません。世界に蔓延している、イライラの原因になるウイルスのようなものに偶然感染してしまったから、イライラしたのです。つまり、自分はまったく悪くありません。
イライラは風邪のようなものです。風邪に似ていると考えれば、イライラが起きたときの対処法はとてもわかりやすいものになります。
(1)治るまで養生するしかありません。
(2)人にイライラをうつさないように、人から距離を置くのがいいでしょう。イライラはうつりやすいです。
(3)誰かがイライラしていたら、自分はその人からうつされないように気を付けましょう。やはりイライラはうつりやすいです。
(4)誰かがイライラしていたら、その人をやさしくいたわりましょう。
繰り返しますが、人間はイライラを生み出せません。自分も他人も悪くありません。そう理解するとラクになり、自然とイライラという病にかかることは減っていきます。イライラは風邪と同じなので、流行ることもあります。イライラウイルスが多い社会環境になっていたら、やはり嫌なことから距離を置いて気を付けるようにしましょう。もちろん、体力が十分であることも大切ですね。
『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』 (高橋晋平・著 KADOKAWA)(Amazonページ)
アイデアとは、自分の心の中の願望が実現するきっかけです――
この本では、世界中の事例や著者の経験から厳選した「人生を楽しくラクにするアイデア」が1日1つずつ、日付入りで365個紹介されています。すぐに試せるものから仕事のスキルを上げるものまで、それぞれ1ページにやり方と考え方を凝縮。読めば読むほど、アイデア発想力が養われていく仕掛けの、これまでにない革新的発想本です。
ぜひ、この本を参考に、自分の今のお悩み事を解決する1アイデアを探してみてください。
筆者:高橋 晋平(たかはし・しんぺい)
株式会社ウサギ代表取締役、おもちゃクリエーター。
HP:https://usagi-inc.com/[リンク]
ウェブサイト: https://getnews.jp/
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