「遺憾千万」とはどんな意味の言葉?「遺憾」や「千万」とはなんのこと?その類義語は?

access_time create folder動画

非常に残念でたまらないことを「遺憾千万」と表現します。
これらは何事もうまくいかずに心残りであることも意味します。
しかし、そもそも「遺憾千万」とはどのような言葉なのでしょうか?

今回はそれら「遺憾千万」という四字熟語について解説します。
ここではその意味とは別に成り立ちや類義語も説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

「遺憾千万」とは

まずは「遺憾千万」の意味について見ていきましょう。

「遺憾千万」の意味

「遺憾千万」とは非常に残念でたまらないことの例えです。
特に物事がうまくいかず、とても心残りであることを言います。

これらは「遺憾」と「千万」という言葉がくっついた表現です。
「遺憾」も「千万」も1つの熟語としてきちんと意味が通ります。
ただ「遺憾千万」はそれらを重ねることで意味を強調した表現となっているわけです。

「遺憾千万」の用い方・例文

「遺憾千万」は思い通りにならない状況で使用します。
特に現代では期待を裏切られたような場面で使用されることが多いかもしれません。

例えば、昨今は国際関係の場で「誠に遺憾である」などという表現を目にする人も多いのではないでしょうか。
中でも現代では相手の態度に対して使用されることが多い傾向にあります。

そこは自分が納得できないというような意味を込めて使用されると覚えておきましょう。

「遺憾千万」の成り立ち

では「遺憾千万」はどこから来た言葉なのでしょうか?
ここからは「遺憾」と「千万」に分けてまとめます。

「遺憾」とは

「遺憾」とは残念であることの例えです。
また、心残りであることの例えとしても使用されます。

わかりやすく言うなら悔しい気持ちを表した言葉となります。
これらは「残念」のより畏まった表現と言って良いでしょう。

「千万」があらわすもの

「千万」は程度が甚だしいことを意味する言葉となります。
実際に「遺憾千万」のように何かの熟語の後ろに加えて表現することが多いです。

これら特定の熟語の後ろに加える言葉のことを接尾語と呼びます。
つまり「遺憾千万」は残念で心残りという気持ちがより一層強いことを意味した表現となるわけです。

「千万」を含む四字熟語

「遺憾千万」の他にも「千万」が付く四字熟語は存在します。
例えば「奇怪千万」「笑止千万」「不埒千万」「無礼千万」「迷惑千万」などは日常生活でも目にします。

このように特定の単語に「千万」を付け加えて表現されている形が多いです。
これらの四字熟語は語尾に「千万」が加えられることによって意味が強調されるのです。

「遺憾千万」の類義語

最後に「遺憾千万」の類語を見て終わりにしましょう。
「遺憾千万」の類義語には「残念至極」「切歯扼腕」などがあります。

残念至極

「残念至極」とは極めて悔しくてたまらないことです。

残念で仕方がないというニュアンスが強い表現となります。
実際に「至極」はこの上ないほどという意味を持ちます。

それらの点が「遺憾千万」と共通しているのではないでしょうか。
事実、意味は若干異なりますが「残念=遺憾」「至極=千万」と置き換えても通じます。

これらの関係から見ても両者がよく似た四字熟語だと言って良いでしょう。

切歯扼腕

「切歯扼腕」とはこの上なく悔しく思うことです。
そこには甚だしく怒るという意味合いが込められています。

「切歯」は歯ぎしりや歯を食いしばることを意味します。
「扼腕」は自分の腕を握りしめることを意味する言葉です。

これは悔しさに震える様子を表した四字熟語と言えるでしょう。
そういった意味では「遺憾千万」に通ずるものがあります。

その一方で「切歯扼腕」には怒りの感情も含まれています。
そこは微妙に「遺憾千万」と違う言葉でもあるので、使用の際には注意が必要となるかもしれません。

まとめ

「遺憾千万」は「遺憾」に「千万」を付け加えた四字熟語です。
これらは特に残念に思う気持ちが非常に強いことを意味します。
また、心残りがあることも意味する表現となっています。

これら「遺憾千万」のように特定の熟語の後ろに「千万」が付く言葉はいくつかあるので、ぜひ併せて覚えておきましょう。

関連記事はこちら

  1. HOME
  2. 動画
  3. 「遺憾千万」とはどんな意味の言葉?「遺憾」や「千万」とはなんのこと?その類義語は?
access_time create folder動画
local_offer
FUNDO

FUNDO

ネットで話題になっているあれこれ、ちょっと気になる雑学など、暇な時間に見るのにちょうどいい話題をご提供します!

ウェブサイト: https://fundo.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。