豪雪地帯にも設置可能!雪が積もりにくい、省スペースの縦置き型ソーラーシステム「VERPA」
エア・ウォーター株式会社は、ドイツの太陽電池モジュールメーカーLuxor Solar GmbHの日本法人、ルクサーソーラー株式会社と共同で、駐車場併用タイプの垂直ソーラー発電システム「VERPA (ヴァルパ)」を開発しました。
同システムは従来のソーラー発電システムより場所を取らず、豪雪地帯にも導入できます。
市街化調整区域の駐車場に設置可能
「VERPA」は、欧州で普及し始めた垂直ソーラー発電システムを、日本市場のニーズに適用させることを目指し、開発された製品。2023年5月より順次販売される予定です。1ユニット出力は460W×2段=920W(横幅2280mm×高さ4633mm)で、本体を含む想定総工事費は30万円~70万円/kWです。
地表からソーラー発電モジュール下部までの高さを2m以上とすることで、ドライバーや歩行者の視線を遮ることなく、通電部との距離を確保。駐車場利用者の安全に配慮しています。
なお、「VERPA」は建築物ではなく工作物扱いになるため、市街化調整区域の駐車場にも設置できます。
垂直型なので省スペース、雪に強い
「VERPA」は場所を取らない垂直型なので、従来の平置き型・傾斜型では難しい土地での設置や併用が可能。すでに駐車場として使用している土地でも、車の収納台数を減らさずに導入することができます。また、雪がソーラーパネルに積もりにくいことから、積雪により「発電しない」「圧壊する」といったリスクが抑えられるとのこと。雪だけでなく、雹・黄砂・落葉・落石などにも強さを発揮します。
「VERPA」の製品概要
「VERPA」の製品概要は、以下の通りです。(1)製品名:駐車場併設・垂直ソーラー発電システム VERPA(ヴァルパ)
Vertical Solar System for Parking Area
(2)製品性状:①1ユニット出力:460W×2段=920W(横幅2280mm×高さ4633mm)
②試算モデル(例):10台×4列の駐車場(横幅30m×長さ39m程度)で約36kW※
※0.92kW×39ユニット(13ユニット×3列)=35.88kW
(3)販売開始:2023年5月より順次
(4)参考価格:本体含む総工事費 30万円~70万円/kWを想定(補助金助成を含まず)※
※総工事費単価は地盤強度や基礎工法、電気接続工事費などにより大きく変化します。
(5)対象地域:日本国内、全国地域を対象とします。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000114852.html
(文・S.Inosita)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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