「青春絵画」をテーマに描かれる人物像。ソニー・スズキ 個展「ハウ・マイ・ハート・シングス」
© Sony Suzuki
WISH LESS galleryでは、アーティスト、ソニー・スズキによる個展「ハウ・マイ・ハート・シングス」を開催。
ソニー・スズキは1996年に渡米、NYブルックリンにて過ごし、2001年より東京を拠点に活動するアーティスト。「青春絵画」をテーマに描かれる人物像は、表情を省かれ、あるいは虚ろな視線を向けているにも関わらず、観る人に対して様々な感情を呼び起こし、パーソナルな存在へと意識させる。
人々は性別の枠を超え、概念に捉われない自由な生き様をロックスターのごとく謳歌するのだ。一見ゆるやかなタッチの作風だが、登場する人物像には確固たる意思が垣間見え、さらに音楽を奏でる様な躍動感とエネルギーに溢れた情景を生み出している。
ソニー・スズキの瑞々しい感性と無限の想像力が生み出す青春絵画の軌跡をぜひこの機会に目撃してほしい。
アーティストステイトメント
だだ漏れる無意識と目の前の情景とがシンクロして各々所有の風景であるが、これを向こう側から向き合ってポートレイト化するのが私の絵画のテーマとなっている。モデルに刻んだ声なり歌は、あわよくば絵を観る者の心の中で何かを語り始めるかもしれない。となれば、語り手は絵画から観る者へと代わり、今度は絵画自身がその声を聴く側となるのである。
© Sony Suzuki
© Sony Suzuki
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ソニー・スズキ 個展 「ハウ・マイ・ハート・シングス」
会期 2023年5月20日(土) ~ 6月4日(日)
開廊時間 木曜~日曜 12:00~18:00
休廊日 月曜~水曜
会場 WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10)
入場料 無料
イベント オープニングレセプション:2023年5月20日(土) 18~20時
ソニー・スズキ | Sony Suzuki
青春絵画×現代神話をコンセプトに活動するネオグラム画 家。東京都在住。 両性具有的なモデルたちを通して現代と 対峙する人々の感覚や声を描き、音楽的グルーヴ要素を散 りばめる作風で国内外のアートスペースにてコンスタン トに発表を行う。
1969年 東京都生まれ 1996年 渡米、NY在住 2001年 帰国
展覧会歴(近年)
2011 個展「ハンサム」@Art Center Ongoing(東京)
2016 個展「No balance」@Tamboulin Gallery(東京)
2017 個展「Like a delightful hell on earth」@Diginner Gallery(東京)
グループショー「ギャラリー・バードハウス」@茅野市美術館 (長野)
2018 個展「コマンキーパークの休日」@Art Center Ongoing(東京)
個展「A retrospective (1998-2000)」@ Diginner Gallery(東京)
2019 グループショー「Another side of Tezuka」@Tokyo Cultuart by BEAMS(東京),
グループショー「Another side of Tezuka」@Littlehut Gallery(台北)
2020 個展「インスゥトルメンタル・ユース」@ Diginner Gallery(東京)
グループショー「Another side of Tezuka」@Dot Dot Dot(香港)
2021 個展「NU PHOLKS」@Bookmarc(東京)
個展「No look pass」@ Diginner Gallery(東京)
2022 個展「ミッドナイトCARボーイ」@ Diginner Gallery(東京)
2023 個展「ハウ・マイ・ハート・シングス (How my heart sings)」をWISH LESS Gallery (東京)
出版物
2020 「インストルゥメンタル・ユース(論創社)」出版
アーティストウェブサイト:https://www.sonysuzuki.com
インスタグラム:https://www.instagram.com/sony_suzuki/
都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。
ウェブサイト: http://www.neol.jp/
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