初夏の津軽で車中泊を楽しめるチャンス! 日産がキャラバンを活用した新たな観光プランを提案

岩木山や「ねぶた祭り」、世界遺産の白神山地など、見どころいっぱいの津軽地域。そんな津軽圏域14市町村を、日産キャラバンで「車中泊」をしながらめぐるプランの実証実験ツアーを開催、参加者を募集しています。応募締め切りは2023年4月27日(木)。

これに先立ち、日産自動車(以下、日産)では青森県津軽圏域14市町村を束ねる地域連携DMO(Destination Management Organization)の一般社団法人Clan PEONY 津軽(クランピオニーつがる)と、日産サティオ弘前の三者によるキャラバン(車中泊車両)を活用した「津軽圏域14市町村の観光推進に向けた連携に関する」協定に締結しました。

この協定では、二次交通や観光事業の活性化を狙う津軽圏域14市町村に対し、販社と連携して日産が同社のワンボックスバン「キャラバン」を提供し、車中泊をベースとした観光プランを提案するといった内容となっています。

それでは、実際にどのような車中泊の実証実験ツアーが行われるのか、紹介します。

テーマ別の魅力的な6つの津軽圏域14市町村を巡るツアープラン

▲津軽圏域14市町村の内訳

今回参加者を募集している実証実験ツアーは、テーマ別に津軽圏域14市町村の各地をめぐる6つのツアープランが用意されています。ツアーでは、各地域の名所名跡を訪問したり、観光体験などを織り交ぜ、車中泊は各地のオートキャンプ場やアウトドア宿泊施設などで行う予定です。

▲「津軽のアートにふれる」2泊3日のツアープラン

6つのツアープランは、(1)小説「津軽」をめぐる、(2)津軽の歴史探訪、(3)津軽のアートにふれる、(4)津軽の農業・漁業体験、(5)津軽「鬼コ」をめぐる、(6)白神山地を堪能する、というテーマが用意されています。なお、(1)~(3)は2泊3日コース、(4)~(6)は1泊2日コースとなっています。

▲車中泊スポットに設定されたのはオートキャンプ場など

ただ、やはり車中泊で気になるのは安全性と、トイレなどの設備。今回のツアープランでは、各地のオートキャンプ場やアウトドア宿泊施設などで車中泊ができるので安心・快適です。

実証実験ツアーは2023年6月2日(金)~7月2日(日)までの期間、18組36名の参加者を募集しています。具体的なコースと日程は以下のとおりです。

2泊3日コース:5日程×2組=10組 (1)6/2-4 (2)6/6-8 (3)6/16-18 (4)6/20-22 (5)6/30-7/2
1泊2日コース:4日程×2組=8組 (1)6/10-11 (2)6/13-14 (3)6/24-25 (4)6/27-28

なお、参加者が小学生以下の場合は追加1名の同伴も可能です。参加費用は1泊2日のツアーが税込20,000円/人、2泊3日のツアーが税込30,000円/人となっています。応募方法は、専用の応募サイト(https://www.trip-tsugaru.com/nissan-caravan/)から希望する日程とツアープランを選択します。応募者が多数の場合は抽選となります。

日産キャラバンを活用した三者連携協定を締結

▲地域連携DMO 一般社団法人Clan PEONY 津軽の櫻田宏理事長

津軽圏域14市町村の実証実験ツアー実施に先立って、日産キャラバン(車中泊車両)を活用した「津軽圏域14市町村の観光推進に向けた連携に関する協定締結式」が行われました。

Clan PEONY 津軽の櫻田宏理事長は「これまでの定番の観光スタイルではなく、個人のライフスタイルに合わせた自動車を活用して、車中泊という新たな観光スタイルが形成されると考えています。今回の実証実験ツアーによって得られた知見を活かし、観光客の皆様が楽しめる津軽圏域を構築していきたい」とコメントしました。

豊かな観光自然を持ちながらも、2次交通や宿泊施設が少ないという課題がある津軽圏域。アニメなどにより空前のブームとなっているキャンプなどアウトドアレジャーが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人混みを避けるレジャーとして一躍広がっている状況において、車中泊というスタイルの観光が脚光を浴びていることが協定の締結の追い風になったと予想されます。

今回の協定締結は、日産としては東北地域で初の取り組みとなっていますが、同じような課題は日本全国さまざまな地域で抱えている現状。このような取り組みが広がり、観光レジャーの多様化が進むことが期待されます。

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