公衆浴場がガス代380万円請求され悲鳴→ 入浴料値上げできない理由アリで困窮 / 清児の湯「助けて下さい」

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電気やガスなどの光熱費が急激に高騰し、つらい状況に陥っている人は少なくないと思われる。たとえば、いつも電気代が約1万円だった人でも、急に約2万円を請求されたケースもあり、無慈悲ともいえる高騰に泣いている人は多い。

高額すぎるガス代に悲鳴『清児の湯』

そんな光熱費の高騰は家庭だけでなく、店舗展開している店にも大ダメージを与えているようだ。大阪府の天然温泉『清児の湯』(大阪府貝塚市清児583)が、あまりにも高額すぎるガス代に悲鳴をあげている。

窮地を乗り越える方法を広く求める

『清児の湯』の公式twitterが、あまりにも高額すぎる2023年1月分のガス代の明細画像をツイート。そこには「3,817,060円」と書かれており、約380万円もの請求があったことがわかる。高額すぎる請求額に対し「何をどうすれば良いのか」「助けて下さい」とコメントし、この窮地を乗り越える方法を広く求めている。

<天然温泉清児の湯のTwitterコメント>

「当店の入浴料は公衆浴場料金の490円。ガス代の明細を見て手が震えました 断腸の思いである「サウナ時短営業」を実施してもこの値段・・・ 何をどうすれば良いのか・・・ 助けて下さい」


公衆浴場料金は490円と定められ値上げできず

『清児の湯』は窮地を乗り越えるべく、すでにサウナの時短営業を実施しているようだが、それでもこの高額なガス代。他のTwitterユーザーから料金の値上げをアドバイスされたが、「大阪府の公衆浴場料金は現在、490円と定められているので値上げ出来ないんです」とコメント。値上げしたくてもできない状況下にあるという。

入浴料金上限は都道府県知事が指定

実際に大阪府の「大阪府公衆浴場入浴料金審議会の答申資料」を調べてみたところ、「一般公衆浴場の入浴料金については、その上限を都道府県知事が指定する」と記されており、価格は大人490円と示されていた。

銭湯やゲームセンターが次々と悲鳴

このような光熱費高騰による悲鳴は多数の店舗からあがっており、銭湯『和光浴場』(大阪市西成区山王1-7-6)は2023年1月分のガス代が約220万円だったという。銭湯『押上温泉大黒湯』(東京都墨田区横川3-12-14)は2023年1月分のガス代が約100万円も値上がりしたのだとか。

また、ゲームセンター『ファンタジスタ』(岡山県倉敷市新倉敷駅前5-194)は2023年4月から電気代がアップするため年間150~200万円の負担増とのこと。

何かしらの妙案があればよいのだが

ガス代で追い詰められている『清児の湯』。値上げしたくともできない苦しみ。この窮地を乗り越えられる何かしらの妙案があればよいのだが。



※冒頭画像は『清児の湯』公式Twitterより
※記事内画像は大阪府公式サイトより

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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