3200円の生姜焼き定食を注文した結果→ 衝撃の展開に

日本の国民的グルメと言っても過言ではない生姜焼き。豚肉スライスを生姜と醤油(タレ)で炒め、ライスとともに食べる。食べれば食べるほど食欲がわいてくる生姜焼き、なかには「1人前でライス3杯は食べられる」という人もいるほど。

ここのメシは絶対うまいやつ『三節』

あまりにも生姜焼きが魅力的すぎて、絶大な支持を得ている大衆食堂がある。大衆食堂『三節』(東京都豊島区南大塚1-60-16)だ。お店は大塚駅から徒歩1~2分の住宅街にある。店内は狭いものの、昭和な雰囲気が「ここのメシは絶対うまいやつ」と思わせてくれる。

名物・生姜焼き定食

『三節』はトンカツの名店として知られているが、名物は別にある。それこそが生姜焼き定食(3200円)。

セット内容は、生姜焼き、キャベツ、ライス、赤だし味噌汁、漬物、大根おろし。ライスと赤だし味噌汁のおかわりは1回150円だ。卓上にはソース、醤油、ぽん酢、唐辛子などがある。

デカ盛りのキャベツに超厚切りの生姜焼き

やってきた生姜焼き定食のビジュアルに驚き。デカ盛りのキャベツに超厚切りの生姜焼きがよりかかっている。

まるで山。山は山でもエベレスト級。

「これ食べきれるかな……」と思ったが、かつて名古屋で食べた『葉栗屋』(愛知県名古屋市中川区尾頭橋2-2-20)の味噌カツよりは標高が低めだったので少し安堵する。

ズッシリとした重量感

確かに大きい生姜焼き。見た感じでは厚切りに見えない生姜焼き。しかし箸でつまめば、大きいだけでなく超厚切りの生姜焼きであることがわかる。

デカいし、厚いし、なにより重い。ズッシリとした重量感ある。これ、とんかつに使ってる豚肉と同じレベルで厚い。

ライスと一緒に食べてこそ本領発揮

とりあえずライスとは合流させず、そのまま食べてみる。うまい。そして濃い! この強く濃いめの味付け、生姜焼きとして「いいぞ!」。そのまま食べてもいいが、これはライスと一緒に食べてこそ本領発揮だな。

ライスの甘味と旨味を引き出す

ということでライスに生姜焼きを乗せ、ワンバウンドさせて食べる。次にライスと同時に食べる。風が語りかけます「うまい、うますぎる」。味付けが濃くて醤油の塩気と生姜のガツンとくる鋭さがライスの甘味と旨味を引き出す。たまんねーな!

キャベツも生姜焼きテイスト

店主は生姜焼きの仕上げに、生姜焼きのタレをたっぷりキャベツにかけてくれる。それゆえ、キャベツも生姜焼きテイスト。これがもう絶品。

高温のタレなのでキャベツが熱でシナシナになり、それが心地よい食感を生む。このタレかけキャベツでライス2杯はイケる。

上質な豚肉と調理スキルに払う金額として納得の価格

確かに生姜焼き定食が3200円なのは高すぎると感じるかもしれない。しかし食べればわかる。まったく高すぎない。妥当または安めの価格といえる。

上質な豚肉と調理スキルに払う金額として納得の価格である。もし生姜焼きが好きならば、試しに食べてみてほしい。飛ぶぞ!


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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