ブロッコリーの茎もおいしく!皮むきのコツ&簡単レシピ付き

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ブロッコリーの茎もおいしく!皮むきのコツ&簡単レシピ付き

ブロッコリーの茎を食べてみたけれどかたくておいしくなかった、食べずに捨ててしまったという経験はありませんか?じつは茎も、皮のむき方や調理法次第でおいしく食べられます。今回は、テレビやラジオ、雑誌などで幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、ブロッコリーの茎の皮むきのコツと、蕾から茎まで同時の調理でおいしく食べられる簡単レシピを教えていただきました。

ブロッコリーの茎をおいしく食べるコツ

ブロッコリーの茎の皮のむき方と切り方のコツを紹介します。

蕾と茎を切り離す。

茎と蕾を切り離す

茎を半分の長さに切り、茎を立て、皮をそぎ落とすように厚めにむく(下の画像は皮の厚さを見せるために手を添えていませんが、実際は茎が倒れないように、手で支えながら切ります)。

茎の皮を厚めにむく

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ブロッコリーの茎はかたいので、皮を厚くむくのがポイントです。

料理に合わせて、下の写真のように(上から時計回りに)輪切り、短冊切り、角切りにする。

料理に合わせて茎を切り分ける

輪切りはサラダ、あえ物などに、短冊切りは炒めもの、スープ、あえ物などに、角切りはサラダ、チャーハンの具などにしておいしく食べられます。

おすすめの食べ方

おすすめの食べ方のひとつとして、火入れと味付けが同時にできる「煮込み」が便利でおすすめ!
トマト煮込みなどは、やさしいトマトのだしの味とブロッコリーの甘みが溶けあっておいしいですね。   

ブロッコリーのしらすあん

クセのないブロッコリーは和風の味付けにもぴったり!蕾にやさしい味のあんがからみ、食べやすいおかずです。ブロッコリーを丸ごと、鍋ひとつで調理できるスピードメニュー!

材料(3~4人分)

ブロッコリー:1株

しらす干し:15g

しめじ:60g

<A>

だし:400ml

酒:大さじ1

塩:小さじ2/3

みりん:小さじ2

<水溶き片栗粉>

片栗粉:大さじ1

水:大さじ2

作り方

ブロッコリーの蕾と茎を切り離し、蕾を小房に切り分ける。茎は、「ブロッコリーの茎をおいしく食べるコツ」を参考に皮をむき5mmほどの厚さの短冊切りにする。
ブロッコリーの蕾を小房に切り分ける方法はコチラ

ブロッコリーの茎は皮をむき、短冊切りにする

しめじは石づきを切り落とし、ほぐす。

しめじをほぐす

鍋にAを入れて煮立たせ、1と2を入れて混ぜる。ブロッコリーの色が鮮やかになったらしらすを入れ、ときどき混ぜながら2~3分煮る。

鍋に調味料と具材を入れ、煮る

おいしく作るコツ

この時点では、ブロッコリーは少しかためでOKです。   

水溶き片栗粉を、混ぜながら中央部分に少しずつ加え、全体に広げる。30秒ほど混ぜながら煮て、つやが出てきたら盛り付ける。

水溶き片栗粉でとろみをつける

おいしく作るコツ

・ガスコンロの場合、鍋の中央部分は沸騰の程度が弱いので、水溶き片栗粉がダマになりにくく、混ぜやすいです(IHの場合は、逆に鍋の外側から加えましょう)。
・水溶き片栗粉を加えてから30秒ほど煮ると片栗粉にしっかり火が入るので、時間が経っても水っぽくなりにくいです。
・ごま油を少しかけると、中華風のコクのある味わいになります。   

最後に

とろみのあるしらすあんで、ブロッコリーを丸ごと味わってみてください。

ブロッコリーの蕾と茎の部位別レシピはコチラ
ブロッコリーの茎を使ったレシピはコチラ
ブロッコリーの選び方と保存方法はコチラ

小島美和子

小島美和子/Miwako Oshima

管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者

女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
ホームページオフィシャルブログFB

[ブロッコリー]選び方とおいしくたべるための保存法

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濃い緑色が鮮やかなブロッコリーは、β-カロテン、ビタミン(ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE)や、食物繊維などを豊富に含む、栄養満点の万能野菜。最近では通年でスーパーに出回っており、サラダや炒めものにはもちろん、お弁当にも重宝します。寒くなるにつれて甘みが増し、10~3月までが旬です。

最終更新:2023.02.22

文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ

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