『金の国 水の国』犬のルクマン&猫のオドンチメグ、“1人2匹役“を務める 動物ボイスの名手・麦穂あんなに迫る

1位に輝いた作品は飛ぶように売れるという各界から大注目のランキング「このマンガがすごい!」で、2017年(「金の国 水の国」)、2018年(「マロニエ王国の七人の騎士」)と連続して1位(オンナ編)を獲得し、別作品で史上初めて二連覇(※異なる作品で)を達成した唯一の作家・岩本ナオ。マンガ好きの域を超え、各界から絶賛され映像化希望が殺到した「金の国 水の国」が待望の映画化!映画『金の国 水の国』は絶賛公開です。

映画を観た観客からは、SNSを中心に「映像のキレイさや演出の素晴らしさに涙がポロポロ止まらず」「優しすぎて…あまりにも優しすぎて…泣く」「毎日仕事している中で、冷めきった心がこの映画を観て暖かくなる」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン以来の幸福感」など、多岐に渡り絶賛の声が寄せられています。

W主演を務める賀来賢人、浜辺美波についても、「浜辺美波さんの吹き替えのうまさにビックリ!」「賀来賢人さんのお声がナランバヤルさんでしかなくてこんなにピッタリなことある?」と絶賛の声が寄せられているが、そんな中、本作で声の演技は3回目の挑戦だったという浜辺美波が「今一番会いたい声優」として名を挙げたのが、本作の物語において重要となるキャラクターを演じる声優の一人、麦穂あんなさんです。

本作の舞台は、100年断絶している2つの国。<金の国>の誰からも相手にされないおっとり王女サーラ(声:浜辺美波)と、<水の国>の貧しい家族思いの建築士ナランバヤル(声:賀来賢人)は、敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか…というストーリー。

物語は、かつて<金の国>と<水の国>が交わしたある誓いを実行するところから始まります。その誓いとは、友好の証に、<金の国は>国で一番美しい娘を嫁として<水の国>に贈り、<水の国>は国で一番賢い若者を婿として<金の国>に贈るというもの。しかし、<金の国>サーラの元にやってきたのは子犬。そして、<水の国>ナランバヤルの元に贈られてきたのは、子猫で…。

長年対立していた<金の国>と<水の国>は両国とも内情は深刻化。<金の国>は栄えているが水不足に陥っており、<水の国>の豊富な水資源を喉から手が出るほど欲しがっている。そして<水の国>は自然は豊かだが、これまでの戦争で<金の国>に商業ルートを閉鎖されており国全体が貧しいまま。そんなお互いの国の内情は知らない2人だったが、2人はこれがきっかけで再び戦争になることを恐れ、誓いが守られなかったことは誰にも言わず、サーラは子犬を「ルクマン」と名付け、ナランバヤルは子猫を「オドンチメグ(星の輝き)」と名付け、それぞれ一緒に暮らすことに。そしてある日、迷い込んだ森で、穴に落ちたルクマンを助けられずに困っていたサーラと出くわしたのが、オドンチメグを連れたナランバヤルだったのです。

1人2匹(役)!? ルクマンとオドンチメグを演じた“プロ動物声優”麦穂あんな

敵対する両国が偶然送り込んだことで、主人公2人が出会うきっかけとなったルクマンとオドンチメグ。SNSでも「オドンチメグとルクマンの足音と寝息と動きすべてが可愛くて最高だった」「動いて鳴くルクマンとオドンチメグに何度か泣きそうになってしまった」「とてもキュート。ギュっとしたい!」など、その愛くるしさの虜になるファンが続出中!物語の重要なキャラクターである2匹だが、演じたのはなんと、声優・麦穂あんなただ一人!サーラ役を演じた浜辺さんも、声の正体を教えてもらうまで本物の動物の声だと思い込んでいるほどで、「2匹とも麦穂あんなさんが1人で演じられていると聞いてびっくりしました」と語っています。

そんな麦穂さんはこれまで、「ラブライブ!」のアルパカ役に始まり、「プリパラ」では犬、ヤギ、馬、アリ、ヘビ、カラスなど数々の動物の声を演じ、「タイムボカン24」ではサンタクロースのトナカイを、「タブー・タトゥー」ではカピバラ、そして、「タイムボカン 逆襲の三悪人」ではなんとプードル、柴犬、チワワ、甲斐犬、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、パピヨン、北海道犬、ロボ犬、狂犬風メカ…と1人で数種類の犬の声を演じ分けるなど、まさに“プロ動物声優”と呼ぶにふさわしい実力の持ち主。

動物が大好きで、本作でも特に麦穂が演じるルクマンとオドンチメグがお気に入りだという浜辺さんは、「動物の演技が素晴らしくて、ワンちゃんが『ご飯ちょうだい』という時の声とか凄く可愛くて癒されました!ルクマンとオドンチメグのサイズ感が一緒でそれがまた可愛くて、ちょっとお腹を撫でている時のお腹の膨らみ方とか、豊かな表情も好きで、終始癒されておりました。是非観ていただきたいです!」とその魅力を熱弁している。

映画では、今にも戦争が起きかねない状況で、サーラとナランバヤルが時に命懸けで国の未来のために奮闘する姿が描かれる。そんなサーラとナランバヤルの側で、自由気ままに過ごしながらも重要な立ち位置で登場するルクマンとオドンチメグ。国の未来を大きく左右する最初のきっかけとなった2匹だが、彼らはどんな活躍を見せてくれるのか!?自分のためではなく、お互いを思いやることで振り絞った勇気と行動の一つ一つが、次第に周りの人々を巻き込み、国を愛する人々の気持ちを動かしていく─。2人と2匹!?が持つやさしさは、まるで波紋のように広がっていき、“最高純度のやさしさ”に満ちた感動のクライマックスへ!映画『金の国 水の国』は絶賛公開中です。

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(C)岩本ナオ/小学館 (C)2023「金の国 水の国」製作委員会 

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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