ラーメン屋が大絶賛するラーメン屋『健太』が豚クッセェェェけど激ウマ

ミシュラン掲載のラーメン屋『ソラノイロ』の店主・宮崎千尋シェフ。彼は日本各地のラーメンを食べ歩くほどのラーメンマニアであり、あらゆるラーメンを知り尽くした人物ともいえる。

宮崎千尋シェフ「いい感じの臭さ」

そんな宮崎千尋シェフが「いい感じの臭さ」「東京では絶対に食べられない博多の昔のスタイルをもう一歩二歩先に行った感じ」「本当に博多で食べているみたい」「さらにおいしくなっていた気がする」と大絶賛しているラーメン屋が存在する。

店の外のほうがブタ臭い?

JR高円寺駅から徒歩5分ほどの場所にある『中洲屋台長浜ラーメン初代 健太 東京高円寺本店』(東京都中野区大和町1-66-6)だ。店に行ってみると、ブタ臭かった。

宮崎千尋シェフは「(ラーメンよりも)店の外のほうが臭い」と言っていたが、確かにブタ臭い。だがこの臭み、食欲をそそらせる臭み。最高の臭さ。良き。行列に並んでいる最中も、この臭さのおかげで食欲がわいてくる。ブタくっせぇラーメンに期待が高まる。

ゆで卵を無料でもらうことができる

券売機で食券を買って、指定された席に座る。水はセルフサービスで、入口に用意されているコップに自分で注ぐ。おしぼりとレンゲも入口にある。また、ゆで卵を無料でもらうことができるので、これもまた入口でゲットする。自分でカラをむいてラーメンに投入しよう。

卓上には胡麻、きくらげ、紅しょうが、ニンニクなどが置かれているので、好みでラーメンに入れる。個人的にはニンニクを多めに入れると味が引き締まって良き。

これはいい感じの臭さ

待つこと数分、ラーメンが登場。スープの表面の泡立ちと油膜、たまらない。たまらなくウマそうである。ブタ臭さは確かにある。

くっせぇラーメンだ。これは良いくっせえラーメン。だが「激しくクッセェェェ!」というほどではないが「クッセェェェ!」という感じでブタ臭い。程よく臭い。これはいい感じ。

世界でもっとも「良い臭さ」

いろいろと卓上の無料トッピングをラーメンに盛り付けて、仕上げにクラッシュさせたニンニクを投入。臭いスープにニンニクの臭さもプラス。これ、世界でもっとも「良い臭さ」なんじゃあない?

さっそくズズッと豪快に麺をすする。ハフムシャッと食う。その味、くさうまい! 味覚にガツンとパワフルな塩気と旨味が訪れつつ、嗅覚を臭みが支配する。いい、もっと臭みで支配してほしい。嗅覚から訪れる臭みが味覚の旨味を引き立てる。

ステキな魅惑の体験をさせてくれる臭いラーメン

思ったよりもアッサリとしていて爽やかな後味。それなのにしっかりコクを感じさせてからの爽やかさなので、満足度が高い。濃いのにスッキリってなかなか体験できない。ステキな魅惑の体験をさせてくれる臭いラーメン、ここにあり。

このスープは全部飲むべきだ。あまりにも美味すぎる。なのでスープ全部飲み干したい衝動にかられたが、血圧と体重とむくみのことを考えて今回は断念。次回はもっと痩せて健康体になってからスープ完飲に挑みたい。



確かにうまかった『健太』のラーメン

宮崎千尋シェフが「いい感じの臭さ」「本当に博多で食べているみたい」と絶賛した『中洲屋台長浜ラーメン初代 健太 東京高円寺本店』のラーメン、確かにうまかった。

ちなみに、店主によると「毎日味が変わる」という。これは毎週、いや、毎日通うしかないかもしれない。

ごちそうさまでした!



(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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