【東京都渋谷区】もしもの時に命を守る!シブヤ・アロープロジェクトと人気アニメのコラボ作品が完成
シブヤ・アロープロジェクト実行委員会が実施している「シブヤ・アロープロジェクト」にて東急百貨店東横店解体地区西面地上部仮囲いにNHKで放送中の人気アニメ「おじゃる丸」「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」「忍たま乱太郎」「わしも」「ラブライブ!スーパースター!!」「かいじゅうステップ ワンダバダ」とコラボした新作アート作品を掲出した。
子ども食堂のこどもたちと一緒に制作
今回の作品はNHKエンタープライズとNHKアートの、SDGs活動の一環として、NHKで放送しているアニメのキャラクターを使ったアートを子ども食堂のこどもたちと一緒に制作した。
NHKエンタープライズとNHKアートは「シブヤ・アロープロジェクト」の想いに共感し、エンターテイメントの視点からを「シブヤ・アロープロジェクト」を支援したいと考え、コラボが実現した。
シブヤ・アロープロジェクト
「シブヤ・アロープロジェクト」とは渋谷区の一時避難場所(青山学院大学、代々木公園)の位置を外国人を含めた多くの来街者に認知してもらうために、発災時だけでなく日頃から人々の注目を集めるようなアート性あふれるデザインの「矢印サイン」を区内の必要な場所に設置し、一時避難場所への誘導を支援するもの。
矢印は一時避難場所である青山学院大学もしくは代々木公園の方向を指しており、今回新たに登場するアートは代々木公園の方向を指している。日夜外国人を含む多くの人が訪れる街「渋谷」において、言葉の壁を超え、多くの人が一目見て、理解できる記号として矢印を盛り込んだアートにしているそうだ。
背景
渋谷区では2020年を機に、さらに増えることが予想される外国人を含めた多くの来街者(在勤・在学者を含む区民以外の渋谷区を訪れる人々)への帰宅困難者対策が、喫緊の課題となっている。区内の小学校や公園等は「一時(いっとき)集合場所」であり、一時的に様子を見る場所となっているが、区民と来街者が利用するには十分なスペースではない。
特に渋谷駅周辺では発災時に来街者の人が一時的に退避する安全な場所として、避難場所などを「一時(いちじ)退避場所」と渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画にて定めた。
一時退避場所とは災害時に、いったん被災時にいた場所を離れ、その場所の安全が確保されるまでの間、一時的に退避する安全な場所のこと。
これは「一時退避」という新しい考え方で、特に来街者には、帰宅困難者支援(受入)施設が開設されるまでの間、安全に留まれる「一時退避場所」を知ってもらう必要があるという。
今回の「シブヤ・アロープロジェクト」では一時退避場所を知ってもらうきっかけになり、また有事の際には避難誘導の一助となるようにと考えているそうだ。
渋谷を訪れることが多い人は、もしもの時に命を守る野外アート「シブヤ・アロープロジェクト」に注目してみては。
■提出場所
東急百貨店東横店解体地区 西面地上部仮囲い※今回のアートの矢印が指し示す方向は代々木公園
©犬丸りん・NHK・NEP ©原ゆたか/ポプラ社・BNP・NEP
©尼子騒兵衛/NHK・NEP ©宮藤官九郎・安齋肇・小学館/NHK・NEP
©2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!! ©円谷プロ ©かいじゅうステップ ワンダバダ製作委員会
(角谷良平)
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