10.2インチの“手書きできるKindle”は11月30日発売へ

Amazonは10月24日、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの新製品「Kindle Scribe」をプレス向け説明会でお披露目。国内では11月30日に販売を開始することを明らかにしました。

Kindle Scribeは、シリーズで初めて10.2インチの大画面ディスプレイを搭載し、付属のペンによる手書き入力に対応するKindleの最上位モデル。電子書籍にしおりをはさむようにメモを挿入したり、紙のノートのように手書きノートを作成できる他、PDFなどの文書に書き込みができるようになったのが特徴です。



本体は厚さ5.8mm、重量433gと薄型・軽量。300ppiの解像度で、より多くの文字を表示できる他、老眼などで文字サイズを大きくして表示したいユーザーにも読みやすい大画面です。ディスプレイは色調調節ライト、明るさの自動調整、自動画面回転の機能を搭載。充電ポートはUSB Type-Cで、フル充電で読書なら最大12週間、読み書きなら最大3週間の使用に対応します。

Kindleの電子書籍を読みながら、本文に追加したハイライトやページの任意の場所に“付せん”の追加が可能。付せんには手書きメモやキーボードで入力したテキストを記録できます。作成した付せんは本単位で一覧表示したり、PDF形式でメール送信することも可能。漫画や雑誌、実用書、一部の電子書籍は付せんの機能には非対応となっています。

PDFやWordなどのファイルをKindleライブラリに取り込む「Send to Kindle」機能を利用して、外部から取り込んだファイルに直接手書きで書き込みが可能。書き込みをしたファイルは、メールで送信することで共有できる仕組み。

罫線ノートやスケジュール、ToDoリストなど、18種類のテンプレートから好きなものを選んでノートの作成が可能。作成したノートはクラウドで同期するので、スマートフォンやタブレットのKindleアプリから見ることもできます。


付属のペンは、消しゴム機能とカスタマイズ可能なショートカットボタンを搭載する「プレミアムペン」と、シンプルな「スタンダードペン」の2種類をラインアップします。ペンはKindle Scribeの側面にマグネットで着脱でき、充電や事前のセットアップは不要。

ペンの種類とストレージ容量の違いで価格を設定。スタンダードペン付きで16GBのモデルは4万7980円(税込)、プレミアムペン付きモデルは16GBが5万1980円(税込)、32GBが5万4980円(税込)、64GBが5万9980円(税込)です。ペン単体の購入も可能で、プレミアムペンは9980円(税込)、スタンダードペンは4980円(税込)。

スタンドとしても利用できる専用カバーは、ファブリックカバーが9980円(税込)、レザーカバーが1万3980円(税込)、プレミアムレザーカバーが1万5980円(税込)です。

9月には、上位モデルと同等の300ppi解像度でUSB-Cポートを搭載した無印Kindleが発売されています。
前モデルから大きく進化した無印Kindle(第11世代)レビュー https://t.co/zlq9wwthOh #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/4HWr8cnqdj
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) November 14, 2022

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。