全国拡大上映決定。『重力の光 : 祈りの記録篇 』イベントやグッズも続々



困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める北九州市の東八幡キリスト教会に 集う、様々なバックグラウンドを持つ人々が演じるキリストの受難劇と彼らの人生を織り交ぜたドキュメンタリー『重力の光 : 祈りの記録篇』。

9月にシアター・イメージフォーラムにて1ヶ月限定で上映した本作は、北九州に移住後、東八幡キリスト教会に通うようになった監督の石原海が、フランスの思想家シモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』から影響を受け、「祈ることで一瞬だけ重力から解放されてふわりと浮かぶことができる、その瞬間を祝福するように」キリストの受難劇と彼らの人生を織り交ぜ、人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示すような挑戦的な作品。

観客からは「足元を照らしてくれる映画」「美しくもどこかコミカル」「観てる間泣きっぱなし」「映像と言葉の持つ訴えかける力をまざまざと感じた」など熱い感想が寄せられ、その後もじわじわと口コミが拡がり、イメージフォーラム上映の最後3回は連日満席、大阪、名古屋での上映を経て全国の映画館での上映が決定。

また、大好評につき品切れしていたTシャツも上映劇場とオンラインにて販売となる。
※オンラインは受注生産のため、注文から25日以内の発送。




















【上映館】

【宮城県】
チネ・ラヴィータ
10/28 (金) 〜 11/03 (木)


【福岡県】
KBCシネマ 1・2
10/28 (金) 〜 11/03 (木)
※イベントあり!
10月28日(金)
登壇者:石原海(「重力の光」監督)/ 奥田知志(出演者/牧師/NPO法人抱樸理事長)

10月29日(土)
登壇者:奥田伴子 ほか 出演者来場


【京都府】
京都みなみ会館
11/18 (金) 〜 12/01 (木)
※イベントあり!
11月20日(日)
登壇者:石原海(「重力の光」監督)/荒井優作(「重力の光」音楽)司会:京都みなみ会館 尾関館長

11月22日 (火)
登壇者:石原海(「重力の光」監督)/奥田知志(出演者/牧師/NPO法人抱樸理事長)司会:京都みなみ会館 尾関館長


【大分県】
シネマ5
11/19(土)〜23(水)


【神奈川県】
横浜シネマリン
12/17 (土) 〜 12/31 (土)


【長野県】
上田映劇
近日公開


【『重力の光』オリジナルグッズ】






■パンフレット
仕様:36ページ/オールカラー/210mm×135mm
価格:1200円(税込)



■「重力の光」荒井優作オリジナルサウンドトラック&LIVE CD
価格:1300円(税込)
1.始めに言葉があった
2. a given name I
3. a given name Il
4. 下落の方向
5. on the ground I
6. on the ground Il
7. on the ground Ill
8. on the ground IV
9. on the ground V
10.重力の光 (Yusaku Arai Live Version)


Music by Yusaku Arai
Mastering by Itsuki Doi
Design by Aska Ota
Photography by Saki Yagi


「重力の光(Yusaku Arai Live Version)」について
この曲は、Gallery Soapにて開催された展覧会「重力の光:北九州篇」のクロージングイベントでのライブパフォーマンスのために制作したものが土台となっており、その内容としては、私自身が制作した映画のサウンドトラックや、映画で使われていた音声などを素材に、リミックス/リエディットを施したものとなっています。
「重力の光」の関連イベントでライブをするにあたって何ができるか考えた時に、映画に対する自分なりのアンサーを音楽という形でできないかと考えました。教会の人々を語り手とした、ライフヒストリー的な側面の強い本作では、人生を語る、あるいは聞くことにより自己を再構築する、そうした可能性に溢れているように感じました。であるならば、映画の音声を用いることで、また別の角度からそうした変容の可能性を生み出せるのではないかと考えました。ドキュメンタリーは概して作為的なものですが、そうした作為が本作においては確かに愛情に基づいていると言う事実に敬意を払って。ーー荒井優作






■「重力の光」×HE∀DS ロングスリーブTシャツ
サイズ:S,M,L,XL
価格:7700円(税込)


販売:
上映劇場にて(一部除く)
オンライン
https://jyuuryokunohikari.stores.jp/
※Tシャツのみオンラインは受注生産のため、注文から25日以内の発送。

【作品概要】
元極道、元ホームレス、虐待被害者、生きる意味に悩む人……困窮者支援をする北九州のキリスト教会に集う、傷ついた愛すべき「罪人」たち。彼らが演じるキリストの受難劇と、彼らの歩んできた苦難と現在の物語を交差させたドキュメンタリー。
困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める福岡県北九州の東八幡キリスト教会には、様々なバックグラウンドの人々が集まっている。フィリピンで戦争を経験した人、5回の服役後極道から足を洗うも世間につまはじきにされた人、妻と子供が出ていき、自暴自棄になって多額の借金を背負った人、路上生活をしながらも食える程度の稼ぎを得ていたが、時代の流れの中でそれすらままならなくなった人、親や周りの大人たちに殺すぞと毎日言われ続けた人、生きるのが苦しく、「早くいなくなりたい」と願っていた人……本作は、教会に集う傷ついた愛すべき罪人である9人が演じるイエス・キリストの十字架と復活を描いた受難劇と、彼らが歩んできた苦難と現在の物語、礼拝の模様や支援活動、それぞれの日常を交差させたドキュメンタリー映画である。

「生きること」という重力から解放される瞬間を祝福するーー人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示す。これまで愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに映像制作をしてきた石原海のあらたなる挑戦。
監督は、ロッテルダム国際映画祭招待作品『ガーデンアパート』や英BBCテレビ放映作品『狂気の管理人』など、アートと映像の領域を横断して様々なヴィデオ作品を手がける石原海。
北九州に移住後、東八幡キリスト教会に通うようになった石原は、そこに集う人々と作品を作ることにした。フランスの思想家シモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』から影響を受け、「祈ることで一瞬だけ重力から解放されてふわりと浮かぶことができる、その瞬間を祝福するように」キリストの受難劇と彼らの人生を織り交ぜ、人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示すような挑戦的な作品が完成した。
30分のインスタレーション版は「第15回 shiseido art egg」に選出、その後72分のドキュメンタリー映画として再編集された本作は「第14回恵比寿映像祭」にて公開、高い評価を受けた。


痛みと苦しみと苦痛に満ちた世界。なぜわたしたちは生まれてきてしまったのか。神はいるのか。愛とは何か。だがこの作品を受け取ったいま、祈らざるを得ない。わたしの苦しみをとりのぞいてしまうのではなく、弱く愚かなわたしのまま、同じように弱く愚かな他者と共に、どうかちゃんと苦しませてください、と。
永井玲衣(哲学研究者)


世界中で『神』と祀られるようになった人々は、キリストもムハンマドも釈迦も老子も孔子も、詰まるところ同じことしか言っていない。拙作『典座』でその存在を知り驚嘆した曹洞宗の青山俊董老子は、信仰とは苦しみ哀しみから逃れるためにあるのではなく、それらを知ることでようやく信仰への“アンテナ”が立つのだと言っていた。それまで絵空事にしか聞こえなかった言葉は輝きはじめ、重力によって今の姿を留めている私たちを照らす。私たちより先にアンテナが立ち、“道”への入り口に立った人々がここには映っている。
富田克也(映画監督/脚本家)


石原海さんは、人間がそれぞれ持つ苦しみや哀しみや弱さまでも、輝かしい光とともに軽やかにまっすぐ映すことができる人だと思います。
その作品をとおして、私自身の中にあるものもまた照らされてゆき、やがて私も、私たちも、世界を少しずつでも変えていくことができるかもしれないと、信じられる気がします。
小林エリカ(作家/マンガ家)


『重力の光 : 祈りの記録篇』( 2022年/日本/72分/カラー/16:9/ステレオ)©2022 Gravity and Radiance
監督:石原海/撮影監督:八木咲/撮影補助:杉野晃一/美術:中村哲太郎、前田巴那子/音楽:荒井優作/録音・整音:川上拓也/照明:島村佳孝、伊地知輝/メイク:宇良あやの、竹中優蘭/衣装:塚野達大/カラリスト:James Clayton Daniels/翻訳:Daniel Gonzalez/題字:石原邦子/コーディネート:谷瀬未紀(pikaluck)/制作:柿本絹、木村瑞生/プロデューサー:AKIRA OKUDA
出演:菊川清志、森伸二、西原宣幸、村上かんな、下別府為治、奥田伴子、川内雅代、藤田信子、石橋福音、奥田知志
撮影協力:枝光本町商店街アイアンシアター/東八幡キリスト教会/ NPO法人抱樸/株式会社FRAGEN /桑島寿彦/つかのみき
配給:「重力の光」制作運営委員会

■公式サイト:https://gravity-and-radiance.com/
■Twitter: https://twitter.com/jyuuryo9 
■Instagram: https://www.instagram.com/jyuuryokunohikari/


【公開情報】
全国順次公開中
10月28日(金)~【福岡】 KBCシネマ
11月18日(金)~【京都】 京都みなみ会館
11月19日(土)〜【大分】シネマ5
12月17日(土)~【神奈川】横浜シネマリン
近日公開【長野】上田映劇



©2022 Gravity and Radiance

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 全国拡大上映決定。『重力の光 : 祈りの記録篇 』イベントやグッズも続々

NeoL/ネオエル

都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。

ウェブサイト: http://www.neol.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。