日本ファクトチェックセンターがファクトチェックされる
浅いファクトチェックで生暖かく見守られている日本ファクトチェックセンター(JFC)が、また間違いを指摘され、ファクトチェックがファクトチェックされている。
センター「誤情報が拡散する背景にはmRNAへの不信感」
日本ファクトチェックセンターの公式Twitterが「今年のインフルエンザワクチンはmRNAという情報が拡散していますが、誤りです。今年度中には使われません。誤情報が拡散する背景にはmRNAへの不信感がありますが、専門家は「調査で継続的に有効性と安全性が評価されている」と指摘します」とツイート。
先生「しっかりと言葉を使いましょう」
それに対して小説家であり医師の知念実希人先生が「mRNAでなく『mRNAワクチン』ね。大切なところなので、しっかりと言葉を使いましょう。あと『mRNAへの不信感』ってなんですか? mRNAは人間の全身で、常に作られているものですよ。もし『mRNAワクチンへの不信感』だとしたら、その安全性が確認されていることをあなた方は伝えるべきでしょ」とコメント。
今年のインフルエンザワクチンはmRNAという情報が拡散していますが、誤りです。今年度中には使われません。誤情報が拡散する背景にはmRNAへの不信感がありますが、専門家は「調査で継続的に有効性と安全性が評価されている」と指摘します。 https://t.co/rquwf0ppJo— 日本ファクトチェックセンター(JFC) (@fact_check_jp) October 13, 2022
mRNAでなく『mRNAワクチン』ね。大切なところなので、しっかりと言葉を使いましょう。あと『mRNAへの不信感』ってなんですか?mRNAは人間の全身で、常に作られているものですよ。もし『mRNAワクチンへの不信感』だとしたら、その安全性が確認されていることをあなた方は伝えるべきでしょ。 https://t.co/5MDEknhDMZ— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 13, 2022
そもそも『今年のインフルワクチンが、mRNAワクチンだ』なんて、専門家に瞬殺された下らないデマでしかなくて、それをわざわざファクトチェックする意味ってあるの?もうちょっと真面目にやってよ。— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 13, 2022
間違っていれば鋭い指摘
日本ファクトチェックセンターは、その役割の性質上、より正確性が求められています。なにより、他のどの記事よりも注目を浴びることになり、間違っていれば鋭い指摘が突き刺さる流れができています。
誰もが安心して信用できるファクトチェックを
ニュースや事象を正しく伝えたい気持ちは理解できます。忙しすぎて猫の手も借りたい職場環境かもしれません。とはいえ、読者も、編集者も、記者も、フリージャーナリストも、誰もが安心して信用できるファクトチェックをしてもらいたいところです。
【訂正:判定を正確→ほぼ正確】当初、追記で「台風」は間違いと書いた上で、画像は正しいので「正確」と判定していました。「台風」の部分も正確と受け取られる懸念などを再度議論し、訂正いたしました。詳細は本文を御覧ください。ご指摘ありがとうございました。https://t.co/cymzXNr1iq— 日本ファクトチェックセンター(JFC) (@fact_check_jp) September 30, 2022
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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