【知られざる神戸の旅】生産者に聞いた!不老不死の果実「いちじく」美味しい食べ方

毎年、夏から秋にかけて食べるのが美味しいフルーツの1つ「いちじく」が、実は兵庫県が収穫量で全国3位なのをご存じでしょうか。いちくじのトップ5は和歌山、愛知、兵庫、大阪、福岡。兵庫県の中でも神戸市は県内一の産地で知られます。

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他の果物同様、いちじくも熟したものを食べるのが最高ですが、実が柔らかいいちじくは熟したものは潰れやすく、多くは実が固い状態で収穫、流通されます。

一方で、「都心部から近い」場所で栽培される神戸産いちじくは、ギリギリまで熟させ、消費者に届けることができるのが最大のウリです。いちじくは追熟しないので、完熟させてから収穫することが大切なのです。

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今回、神戸市の「裏六甲」に位置する大沢(おおぞう)町の生産農家、「すまいるふぁーむ藤本」を訪れました。藤本喜郎さんは、単越した農業技術を持つ「神戸アグリマイスター」の資格保有者の1人。その藤本さんに、いちじくの美味しい食べ方をお聞きしました。

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藤本さん曰く「完熟したいちじくをできる限りすぐ食べるのが美味しい」とのこと。特にわかりやすいのが、いちじくの底の部分。「逆に完熟し過ぎた場合、パンに塗ってジャムのように食べるのも美味しい」のだそうです。

また、いちじくをもぐ際に出てくる白い樹液にはたんぱく質分解酵素「フィシン」が含まれているとのこと。「フィシン」は肉を柔らかくしてくれたり、消化を助けてくれる一方で、手についたり、食べ過ぎると舌がヒリヒリすることもあります。筆者も舌がしばらくヒリヒリした状態になりました。

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イチジクは、6000年以上前から栽培されていたと伝わる世界最古の栽培果実です。あっさりとした味わいには多くの栄養が含まれるため、「不老不死のフルーツ」と呼ばれることも。神戸市灘区の六甲山サイレンスリゾートにある「空のダイニング」では、季節によってはいちじくを使った料理も味わうことができます。

完熟もぎたての美味しいいちじく、さらにいちじくを使った料理を味わってみてはいかがでしょうか。

2022年10月末までは「神戸いちじくフェア」も開催中。神戸市内のベーカリーやレストランで、季節限定のいちじくメニューが食べられます。

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神戸いちじくについて

https://www.city.kobe.lg.jp/a67688/business/sangyoshinko/industry/kobenogyoujigyou/kobefig.html

神戸いちじくフェア

https://www.gastropoliskobe.org/kobelocalfood_fair2021_fig/

六甲サイレンスリゾート 空のダイニング

https://rokkosansilence-resort.com/sora_dining

(Written by AS)
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