北の最強コンビニ「セイコーマート」は関東にもある! 北海道との違いは?
北海道で最強のコンビニエンスストアといえば「セイコーマート」である。セイコーマートのファンは全国に多いが、東京や大阪といった都市部に店舗がない。
しかし実は、北海道以外に「茨城県」「埼玉県」に、セイコーマートがある。株式会社セコマのホームページによると、北海道1000店舗以上のほか、茨城県84店舗、埼玉県9店舗を展開する(2022年7月末現在、他のグループ店舗を含む)
東京から最も近いセイコーマートに足を運んでみた。埼玉県草加市にある。「草加マルエー店」だ。東武伊勢崎線草加駅から徒歩15分ほど。草加駅西口から路線バスで行くこともでき、バスの停留所は店舗の目の前だ。
住宅街の中にあるセイコーマート。駐車場もある。ただ、イートインスペースはなかった。
店舗の広さは、他のコンビニチェーンとほぼ同じ規模。大きな違いは、セイコーマート名物「ホットシェフ」があることだろう。
北海道内の店舗でも、ホットシェフの有無で大きく違う。北海道同様、「豚丼」「ジンギスカン弁当」「おにぎり」などが売られていた。
ホットシェフで人気の「フライドチキン」もあった。試しに食べてみたが、北海道の店舗と味は同じ。つまり、とても美味しかった。北海道名物の「ザンキ」も売っていた。
北海道ならではの「ソフトカツゲン」や「ガラナ」などが売っているのも、セイコーマートらしい。北海道のコンビニをそのまま関東まで持ってきたようだった。
セイコーマートで充実している惣菜も、数日日持ちがするものを中心に売られていた。中には北海道の食材を使っている惣菜も。1人分の量がうれしい。
セイコーマートのプライベートブランド商品も。価格も、北海道とほぼ同じ。
首都圏に、北海道の食材などを売るショップがいくつかあるが、それらはたいてい現地価格より高い。その点、セイコーマートはほぼ同額なのも良心的だと思った。
セイコーマートの会員カードももらえ、その場もしくはWEBで入会することができる。カードは北海道と共通とのこと。会員限定価格の商品もあり、入会費などは無料なので、念のため入っておいて損はない。
北海道にあって首都圏のセイコーマートで見かけなかったのは、シュークリームなどの洋菓子商品。日持ちしないからだろうか。また、ソフトカツゲンもミニサイズがなくて残念。パンもやや少ないように感じた。一方で、これも日持ちする冷凍のアイスクリーム、ワインなどはとても充実していた。
「なぜ、茨城と埼玉にだけセイコーマートがあるの?」と思うだろう。これはコンビニ通には有名な話で、昔、茨城県の会社がセイコーマートを関東2県でフランチャイズ展開し、数年後にその会社が経営難になり、セイコーマート本体が引き取る形となった名残である。
わざわざ北海道まで行かずとも、北海道らしい食材や惣菜が手に入るセイコーマートの存在はとてもありがたい。東京から約30分で行けるセイコーマートはわざわざ買いに行く価値があると言える。
セイコーマート
https://www.seicomart.co.jp/
ご当地コンビニでローカルなお土産探し! 【北海道編】 セイコーマート
(Written byトラコ)
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