心地よい屋外環境を室内に再現する「そと部屋」の検証。ワーカーの集中力などの大幅向上を確認

ACALL株式会社(以下、ACALL)と鹿島建設株式会社(以下、鹿島建設)は、屋外環境をオフィス内に再現する「そと部屋」を活用し、ワーカーの生産性などを検証する実証実験の結果を公開しました。
「そと部屋」とは?
鹿島建設が開発した「そと部屋」は、室内の光・音・風・香りなどを制御することで心地よい屋外環境を再現するシステムです。

また、空のように見える天井「スカイアピアー」も実装。開放感は高まりますが、屋外のようにパソコン画面が見えづらくなることはありません。
さらに、屋外の音風景を快適に制御してリアルタイムで室内へ取り込む「サウンドエアコン」も搭載。屋外の音風景が持つ本来の粗々しさは抑制しつつ、心地よい部分を強調することで、より快適な屋外との一体感を演出するといいます。
なお、「そと部屋」は大規模工事を必要としないためリニューアルにも対応でき、オーダーメイドも可能とのことです。
実証実験概要

その後、Webアンケートの結果とバイタルデータを測定する「myBeat」を活用した自律神経活動の測定結果を用いて、「そと部屋」設置がワーカーに与える影響を検証しています。
検証結果




これらの結果を踏まえ両社は、集中力と知的生産性が高まる環境要因として開放感や自然を感じる場所に関連があると考察。また、モチベーション向上などマインドへの影響もあると考えているようです。
(文・Higuchi)

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