旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめ。価格は安いし、コンビニよりも品数は多い。長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【新潟編】を紹介する。
新潟と言えば「米どころ」である。そのため、米はもちろん、せんべいや日本酒などの美味しさも格別だ。
その新潟でまず買いだめしたいのが「柿の種」で、特に「元祖 柿の種」がおすすめ。元祖、と付く通り、柿の種を生み出した創業者、浪花屋が今も製造する商品が、スーパーで手に入る。
柿の種は亀田製菓などが有名だが全国区で手に入るので、新潟ではぜひこちらを買い、元祖の味を楽しんでほしい。
新潟のご当地グルメ「へぎそば」は、魚沼地方発祥のそば。つなぎに「ふのり」という海藻の布海苔を使ったそばを、「へぎ」と呼ばれる器に盛り付ける。へぎそばもスーパーで手に入り、持ち帰るなら日持ちする乾燥そばがいい。自宅でへぎそばが手軽に味わえる。
「笹だんご」も、新潟名物。土産店にもたくさん売られている。スーパーで堂々と笹だんごが陳列しているのは、新潟ならではと言える。笹だんごも、土産店よりも安い。自宅用ならこれで十分。数日日持ちするのも良い点。
米が旨いと、味噌も美味しい。新潟の味噌は「越後味噌」と呼ばれる。明治38年創業、峰村醸造では、復刻仕込みの越後味噌をスーパーなどで販売。その他にもいくつかの醸造メーカーが味噌を販売しているので、新潟のスーパーで味噌コーナーは要チェック。
味噌と並ぶ、ご当地ならではの食材が、納豆だ。スーパーでは、新潟ならではのブランドも多く見かけた。「新潟納豆」こそ、新潟そのものの商品。この大きさ、この商品パッケージがまたいい。たれとからしは入っていないが、そのまま食べてもとても美味しかった。
納豆は冷蔵商品で、時間をかけて持ち帰るのがなかなか厳しいが、暑くない時期で保冷バッグ持参の時にぜひ。
全国各地のスーパーを巡る中で、初めて見た商品かもしれないのが、即席の「白玉餅」だった。この「雪だるま」という商品は、新潟産米100%でもち米とうるち米を使い、簡単におしるこ、ぜんざい、フルーツポンチ、かき氷などに使える優れもの。フィルムをむき、適当なサイズに切り、2分半だけゆでて、でき上がり。
新潟のB級グルメで真っ先に出てくるのが「イタリアン」だ。「みかづき」という店が有名で、中華めんにミートソースをかけたファーストフード。このイタリアンもスーパーで売られていた。
みかづき製ではなく、イタリアン焼そばという商品名だが、味などは基本的には同じ。自宅でも1から作れそうだが、このセットならより簡単に作ることができる。
新潟といえば「ヤスダヨーグルト」が有名。ヨーグルトは、首都圏など全国的に売られている。その本社は新潟県阿賀野市にある。新潟県内のスーパーなら、ヤスダヨーグルトのあらゆる商品が並んでいる。冷蔵かつ大量に持ち帰ると重いので、ホテルで飲むなどがおすすめ。やっぱりおいしい!
新潟のスーパー、乳製品のコーナーでもう1つ「良寛コーヒー」なるものを見つけた。良寛は、江戸時代末期、新潟にゆかりある禅僧。良寛コーヒーは新潟が本社である株式会社良寛、良寛牛乳が製造する。
ちなみに、新潟県出雲崎町の道の駅「越後出雲崎天領の里」では、良寛コーヒーがそのままソフトクリームになった商品も販売していると聞き、今後は食べに行きたいと思った。
【新潟県にある主なご当地スーパー】
(Written by トラコ)