夏に食べたい「京都の涼麺」!しつこい残暑を乗り越えるために喰う4品

どうも、グルメライターの丸野裕行です。

いやぁ~暑いですね。この暑さ、いつまで続くのでしょうか? 特に京都の夏は異常に暑い。それは、京都が山に囲まれた盆地だからなんですね。熱が逃げる場所がないわけです。

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はてさて祇園祭も終わり、季節は残暑となりました。京都にはうだるような暑さを払うために必要な食べ物があります。それはどこにあるのか? 街中の定食屋やうどんそばを提供するようなお店にあるわけなんですね。

今回は、しつこい残暑を乗り越えるための京都の涼麺をご紹介したいと思います!

京都府城陽市 『手打ちうどん やまびこ』

ところは京都城陽市。京都としては南部に位置し、観光地などはあまりない寺田駅という場所にこの名店はあります。『手打ちうどん やまびこ』は駅前や商店街の中ではなく、住宅街にひっそりと建つお店です。かなりの台数が駐められる駐車場は、遠方からでも大丈夫。やはり京都市内からは少し距離があるので便利です。

お店はファミリー向けとも言える構造。テーブルや座敷席などがあり、かなりにぎわっていました。とんでもなく格安のかけうどん300円をはじめ、うどんメニューは結構豊富なのですが、今回ここで選ぶのは《ざるうどん大根おろし》。

出汁が濃いめなので大根おろしを入れると非常によく合います。蒸し暑い季節には最高です。

店名:『手打ちうどん やまびこ』
住所:京都府城陽市寺田尺後1-19
TEL:0774-52-4311
営業時間:11:00~20:00(L.O)
定休日:月曜日

中京区寺町通三条上る 『常盤』

三条寺町の交差点近くにある味わい深い外観のお店が『常盤』です。誰が見ても、THE昭和ノスタルジー。中に入ると、またまた昔ながらのつくりが昭和生まれの心をくすぐります。

ここで食べるべきは《冷やし中華》。この季節になれば、絶対に食べたいアイテムです。注文してまもなく、姿を現したのは、なんと令和ではなかなかお目にかかれない、3つのチェリーが並んだ、黄色い錦糸卵とハムが入った冷やし中華

麺を持ち上げると、プンとかぐわしいお酢の香り。丼サイドのからしに哀愁すら感じます。一本一本を啜り上げれば、なんだか母の味。とにかくタイムスリップできる一杯です。

店名:『常盤』
住所:京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523
TEL:075-231-4517
営業時間:[月・火・木]11:00~16:00 ※祝日の場合は~20:00/[金・土・日]11:00~20:00
定休日:水曜日

下京区貞安前之町 『永正亭』

京都は不思議です。様々な観光客がやってくるけれど、なぜか多くの人に知られていない名店もあります。この『永正亭』も、そんな名店のひとつ。このあたりには『あじき路地』という京都の名所があり、路地マニアにはたまらない狭さと風格があります。

というわけで、あじき路地を眺めついでにこちらに伺いました。こちらの涼麺の中で、間違いなく選びたいのが《特田舎の海老天入り》。天かすとおろし大根、卵、ごま、たっぷりネギを豪快に混ぜて食べる瞬間はまさに至福の時。

それを豪快に啜り上げ、わしゃわしゃと噛み千切る。強いコシ、旨い出汁が混然一体と絡み合って、夏を待ちわびるほど! いやぁやっぱり今年も旨かった。

店名:『永正亭』
住所:京都市下京区貞安前之町611
TEL:075-351-1970
営業時間:11:00~20:00
定休日:水休、1/1~3休
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

東山区八坂新地 『京都祇園 おかる』

京都のうどん店といえば代表するのが祇園の『おかる』でしょう。地元の人に愛され、観光客、著名人、有名芸能人も足しげく通うお店です。ここはカレーうどんあんかけうどんが有名で、多くの人々の舌を魅了し続けています。

今回頼んだのは、夏の定番《冷やしカレーうどん》。これがまた旨いんですよ。温かいカレーうどんとはまた違う、冷たいからこそわかる芳醇な出汁の味わい。

一気に啜り上げると、麵とカレーのハーモニー! この味を味わいたくて、夏になるのを楽しみにしているヘビーユーザーは多いと思います。店主にお願いすれば、海老天をトッピングも可能です!(※お店の迷惑にならないよう、忙しい時は遠慮しましょう)

店名:『京都祇園 おかる』
住所:京都市東山区八坂新地富永町132
TEL:075-541-1001
営業時間:[月~木]11:00~15:00 17:00~翌2:30/[金・土]11:00~15:00 17:00~翌3:00
[日]11:00~15:00
定休日:無休

いやいや、やはり京都の旨いものは夏でも変わりありません! 残暑の厳しいこの夏、ぜひ京都で涼を感じる麺料理を味わってみてはいかがでしょうか。

(執筆者: 丸野裕行)

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