「ことばを通して〇〇を生み出したい」宣伝会議賞 受賞者インタビュー(2/2)

デジタルバンク「みんなの銀行」では、公募型広告賞「宣伝会議賞」で、「Z世代にみんなの銀行がどのようなものかを伝え、体験したくなる広告アイデア」を募集しました。みんなの銀行から「協賛企業賞」を贈らせていただいた飯島夢さんへのインタビュー後編では、お金・銀行のこと、今後の目標について、マーケティンググループの森田がお話を伺っていきます。
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。

頭取も一般社員も同じ一票! スタッフ全員投票で決まった協賛企業賞

(宣伝会議賞 贈賞式の模様/提供:宣伝会議)

森田 実は、協賛企業賞をお贈りするコピー作品は、みんなの銀行のスタッフ全員で投票して決めたんです。まず数万件という応募全作品に対して宣伝会議賞の審査員による一次審査が行われ、その後、一次審査通過作品がみんなの銀行に届き……、この段階でもものすごい数なんですけど(笑)、この時点ではコピー以外の情報が全くないんです。応募者の年齢や性別、職業やその他一切。そんな中で、スタッフ全員で投票して上位数作品に絞りました。最後に、頭取の永吉と社内の宣伝会議賞推進事務局(自称)のディスカッションにより、協賛企業賞1作品を決定しました。

飯島 スタッフの全員投票で、票は割れましたか?

森田 正直に言うと、割れました。みんなの銀行のスタッフは現在200名ほどですが、もともとの銀行員もいれば、銀行以外からのキャリア採用組もいて、4対6くらいの割合なんです。銀行員の視点、キャリア採用組でもエンジニア、マーケター、アナリスト、デザイナー等の視点、皆が本当にもう全然違いますから(笑)。投票数だけで決めてしまうと、人数の多い職種の視点・声に寄りがちになってしまうので、スタッフ全員で投票した後、あえて最後に頭取と事務局による最終選考の場を設けたんです。

飯島 そんなに考えられた選考の中で選んでいただいたんですね。すごく嬉しいです!

森田 ちなみに、頭取の一票も、一般社員の一票も、同じ一票ですよ(笑)。飯島さんに、みんなの銀行の素晴らしいコピーを作っていただき、私たちもとても嬉しいです。同時に、協賛企業賞を決めるにあたって社内のコミュニケーションの活性化にもつながり、本当に良い機会をいただいたと思っています。

お金の管理って、どうしてる?

森田 最後に、銀行として興味があるのでお聞きしたいのですが、飯島さんご自身には、お金の悩みや不安はありますか?

飯島 貯金ができない、というのが悩みです(笑)。ついつい「これは自己投資」と都合良く解釈してお金を使っているので、「毎月、何にいくら使っているのか」「それは本当に必要なのか」といったことをちゃんと把握しなければと思っています。

森田 Septeni Japanさんからは毎月お給料が銀行口座に振り込まれると思うのですが、その後はどう管理されてますか? 「使っていいお金」と「使ってはいけないお金」を分けて、複数の銀行口座で管理したり、封筒に入れて管理したりする人もいらっしゃいますよね。

飯島 いえ、そういう管理はしていなくて。毎月、銀行口座から保険や投資分、クレジットカードの支払い分その他が引き落としされた後、残った残高を貯金するという感じです。

森田 クレジットカードは支払日(引き落とし日)までのタイムラグもありますしね、お金の管理の観点では悩ましいですよね。

飯島 ええ、記憶から消えていて、請求額を見てびっくりする時があります(笑)。

森田 お金の管理が上手な人の中には、家計簿アプリを使いこなしている人もいますよね。ところで、こういったお金の悩みをご家族や友人に相談することはありましたか?

飯島 これまではありませんでした。親に言えばお説教されるでしょうし、友人からマイナスな印象を持たれるのも嫌ですし(笑)。誰かにお金のことを教えてもらいたいけれど、相談したら、自分が見透かされてしまうようで。

森田 そんな時、これからはぜひみんなの銀行を頼ってくださいね! お役に立てたら嬉しいです。

飯島 銀行のサイトやアプリって、小さな文字で難しいことばが並んでいる印象があって……とっつきにくそうなので苦手意識がありましたが、みんなの銀行のアプリは感覚的に操作ができて、カフェにいるような親しみやすさを感じます。銀行アプリを、気楽に開こうと思えるようになったのは、私にとってはすごい進歩なんです。お金に対するネガティブな感情から解放されそうなので、これからはもっと自分のお金のことをちゃんと考えていけそうです。

おわりに:ことばを通して、新しい文化や価値観を生み出していく

森田 コピーのこと、銀行・お金のことについてお伺いしてきましたが、最後に、今後の目標について教えてください。

飯島 今、私は広告の仕事に携わっているので、当たり前ですが、クリエイティブ職でも定量的な目標の達成を求められています。一方で一人のコピーライターとしては、ことばを通して、新しい文化や価値観を生み出していきたいと思っていて。今回の協賛企業賞では、みんなの銀行の皆さんがそういう観点も含めて私のコピーを評価してくださったのではないか、と感じています。

友達と銀行の話をするって、これまではなかったことですから、新しい生活スタイル、新しい文化とも言えるんじゃないかなって。世の中には、覆すべき価値観や塗り替えていくべき常識が、実は結構ありますよね。銀行やお金に対してのイメージも、その一つだと思います。そういったものに目を向けてことばを生み出していきたい、というのが私の今後の目標です。

森田 街中で飯島さんが作ったコピーを通して、新しい文化や価値観に出会えることを楽しみにしています!

飯島 今回は、みんなの銀行の課題で、コピーを書く機会をいただくことができ、感謝しております。ありがとうございました!

森田 こちらこそありがとうございました!

(執筆者: みんなの銀行)

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