ロッテの佐々木朗希はオールスターで26日ぶりに実戦登板 ほぼストレート勝負の結末は

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ロッテの佐々木朗希はオールスターで26日ぶりに実戦登板 ほぼストレート勝負の結末は

 ロッテの佐々木朗希投手が27日に行われたオールスターゲーム第2戦(松山・坊ちゃんスタジアム)で全パの一員として26日ぶりに実戦登板を果たした。

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 7月1日の楽天戦で右手中指のまめがつぶれてしまい、登録抹消で治療に専念。大船渡高時代にまめがつぶれた経験があり、十分な治癒が確認されなけければ再発の恐れもあることから、レギュラーシーズン前半戦での復帰登板を回避。ぶっつけ本番で球宴に臨むことになった。

 第2戦の先発を任され、全セを相手に持ち前の潜在能力を発揮することはできたものの、実戦感覚が鈍っていたのは明らか。先頭打者を抑えた後に3連打を浴びて満塁のピンチを招き、阪神の佐藤輝明に左へ先制犠飛を打たれた。1回でマウンドを降り、被安打3の1失点。1971年の江夏豊(阪神)以来の9者連続奪三振の期待が向けられていたが、三振を1つも奪えなかった。

 ただ、投げた23球のうち21球がストレート。巨人のウォーカーとの対戦で球宴日本人最速タイの162キロをマークし、群を抜くスピードをみせつけた。

 佐々木は登板後に中継局のインタビューに応じ、「もっと変化球を投げたかったんですけどサインが出なくて、松川のせいでこうなりました」。松川とは4月の完全試合達成を含めてバッテリーを組んできた高卒1年目の松川虎生捕手のこと。字面では冷たく感じられるかもしれないが、普段から相棒として接する朗希流の愛情表現ではある。

 1回に投げた23球のうちストレートは21球。変化球はフォークとカーブの1球ずつで、初球から16球続けてストレートのサインが松川から出されていた。

 「真っすぐだけじゃ無理です。本当にセ・リーグのバッターは打つので、変化球を投げないと危なく終わらないところでした」。3連打されるまではオールストレート。佐藤輝との対戦で初めてフォークを放り、その後2度もサインに首を振ってカーブを投げた。

 佐々木本人は変化球も交えて勝負したかったようで、降板後には「ちょっと言っておきました」と松川にくぎを刺したようだが、松川本人はストレート中心でいく組み立てを伝えていたようで「(相談は)試合が始まる前から。真っすぐ多く放るのもオールスターだと思うんで」と苦笑いした。

 佐々木にとっては指の感覚をチェックする格好の調整登板の機会にはなった様子。後半戦の初登板は多くのイニングを投げられないかもしれないが、再び出力を上げて投げられる確信を持つことはできた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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