オトナの時計投資:これから爆上がりすると囁かれる「今買うべき時計」3選

どうも、ライターの丸野裕行です。

シリーズ《オトナの時計投資》、高額になる時計はロレックスばかりではない! 時計販売会社に聞いたヴィンテージ時計の今後の値上がり動向などをお伝えします。

【連載】『シリーズ:オトナの時計投資』
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新型コロナウイルス感染症が再び世界中を蔓延の渦に巻き込んでおりますが、時計投資の業界は相変わらずの活況です。高額になりすぎたロレックス以外の時計に、今、目を向けてみましょう。

※編注・時計投資はご自身の責任の上、無理のない範囲で楽しみましょう

『ティファニー』の激レアモデルが高騰している!

そこそこのアンティークであり、さらにクォーツ時計でありながら、激レアモデルとして高騰が見込めるモデルが『ディファニー』のこのモデル。

ティファニーのダイバーズ系ウォッチは何種類もの色違いがある中、発売当時のファッション誌にもこの赤色のものが取り上げられ、掲載されていました。
中古品でしか購入できないのですが、この時計は販売個数も少なく、限定品なのでかなりレアです。

ブランドは『ティファニー(TIFFANY)』のダイバーズウォッチ。型番:M0719 参考価格(発売時の価格)216,000円
ケース:ステンレス ベルト:ボルドーの革ベルト 文字盤:ボルドー サイズ:38mm ケース:7mm 防水:200m防水
腕周り:15~18㎝

現在、品切れ状態が続き、時計投資家の注目の的になっています。

『オメガシーマスター』を選ぶ時計マニアが多い!

第2次世界大戦中、イギリスの軍隊へ供給されたいたという軍用のダイバーウォッチ『マリーン』が原型になっているオメガシーマスター。ですから、1957年に製造されたシーマスターは、その当時からもう200mの防水を実装。現在はシーマスターというのは“オメガのダイバーズウォッチ”という立ち位置で確立しました。

そのシーマスターは防水性とドレスウォッチとしての魅力、クラシックな表情は数多くの時計ファンを魅了しています。ですから、シーマスターはスピードマスターと同じく、年式が古いモデルがかなり出回っているのが現状です。

実用性が高いムーブメントが搭載されているために、メンテナンスを怠ることがなければ問題なく動きます。1958年に発売されたCal.550(ノンデイト)、560系(デイト付き)は精度が高く、オメガ史上自動巻きの傑作。薄型の設計なのでアンティークファンには堪りません。

ロレックス高騰の中で、アンティークウォッチ相場の中で今後の値上がりが期待されている時計になります。

ブランドは『オメガ』のアンティークウォッチ。タテ約40㎜、ヨコ約33㎜(※リューズは含まず)
約35㎜(※リューズを含む) 厚み約11.5㎜(※風防含める) 時計のベルト取付幅18㎜(※ラグ幅)。

1960年代のアンティーク時計の中では、オメガはかなり良好なコンディション。

エヴィスジーンズの社長がつける『ジャケモナ』

その稀な時計は、カジュアルな服装はもちろん、スーツを着てもその存在感がある時計になります。その時計が、屈強なムーブメントを持っている『Jaqcues Monnat(ジャケモナ)』です。

このまったく情報のないアンティーク時計は、ニューヨークに拠点を置いている『Sales Palmer corporation』 という会社が権利を所有しているそうで、それ以外のことは正直情報がありません。そうです、ということは、日本での所有数がかなり少ないということです。そのため、かなり稀少です。

しかし、このアンティークウォッチは、特徴的なブルーダイアル、さらに3カウンター、設置された30分計はヨットタイマー仕様で非常に細部にこだわっています。

ベゼルは、明るいブルーと薄めのグレーで構成されるツートンカラー。さらに、1960年代では考えることができないピンククロノグラフの針。恐ろしいまでのデザイン性です。また、搭載されているのは様々な名機で使われた“バルジュー7736”のムーブメント。

このデッドストックのムーブメントは、昔のロレックスクロノグラフ、ブライトリングナビタイマーコスモノートに搭載されていました。ですから、アンティークのクロノグラフ時計としてはかなりの知名度を誇っています。このモデルは、人気のジーンズであるエヴィスジーンズ代表・山根氏がつける時計。《モノに拘るあの人物の偏愛ウォッチ》として取り上げられたんですね。

山根氏はこう語りました。「クロノグラフの時計にこだわりを持っているので、こんなレアな時計がある。そう言われて購入してしまった。でも、ベルトを自分好みにしてお気に入りの一本になっている」。そんな美学が詰まった時計なんですね。

このような時計がロレックスに代わって高額になる可能性がある時計だといいます。好評の《オトナの時計投資》、さらにディープな時計の世界にあなたを誘います。

(執筆者: 丸野裕行)

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