安楽亭の新食べ放題「ピタ放題」と飲み放題で3000円以下(笑) もう安楽亭は酒場としか思えない

最近ではファミリー向け業態の焼肉店は多くの店舗が定額食べ放題システムを導入。家族や友人同士など大人数で店に行っても定額で安心して食べられるようになりました。

関東地方を中心に展開しているファミリー向け焼肉チェーンの「安楽亭」もそのひとつで、安価な食べ放題メニューを用意しているのですが、最近になって斬新な食べ放題メニューを導入しています。

その名も「ピタ放題」。こちらは厳密には焼肉の食べ放題ではなく、定量肉とサイドメニュー食べ放題という内容になっていて、UMEコース1980円(税込2178円)、TAKEコース2480円(税込2728円)、MATSUコース2980円(税込3278円)という3種のコースが用意されているのです。

えっ、でも焼肉屋なのに肉は決められた量しか食べられないなんて、いくらお手頃価格になっているとしてもさすがに満足できないんじゃ……なんて最初は思っていたのですが、今回ありがたいことに「ピタ放題」を実際に試食体験させていただいたら印象はすっかり逆転。一緒に行った地元の飲み友達ともども、全力で手のひらをひっくり返して「これは安楽亭、始まったぞ……!」と大喝采しまいましたよ。

3種類のコースがある「ピタ放題」

まずは「ピタ放題」で選べる定量肉セットの一例をコース別に紹介していきますね。

こちらは最安のUMEコースで選べる「豚カルビ&ロース」のセットで、この2種類の肉とは別にサイドメニューが食べ放題に。また、焼肉は「豚カルビ&ロース」のほか「ホルモンMIX」など全4種類のセットから選べます。

TAKEコースでは全6種類のセットから肉を選択可能に。(写真は壺漬けのドラゴンハラミと厚切りミスジの「厚切りジューシー」セット)

そしてMATSUコースは全8種類のセットから肉を選択可能。計360gとボリュームに特化したセットもあれば、黒毛和牛のセットも選べたり、ラインアップが幅広いのがMATSUコースの特長ですね。というか安楽亭、そんなに高くないのに黒毛和牛なんかも置いてるんだな……。(写真は黒毛和牛カルビと黒毛和牛ロースの「和牛二種」セット)

そしていずれのコースにもサイドメニューの食べ放題がついてくるわけなのですが、これがかなりの充実ぶり。その数なんと80品以上!

豊富なおつまみと激安飲み放題の組み合わせが最強

もちろん安楽亭の「ピタ放題」では肉を食べられる量が決まっているので、自然とサイドメニューに意識が向くのですが、メニューをじっくり眺めてみるとなかなか魅力的なものばかり。海鮮焼きや焼き野菜はサイドメニューに含まれているので十分焼肉気分を堪能できますし、キムチ、ビビンバ、チヂミなどなど焼肉屋ならではのおつまみも充実! 

ただ種類が豊富なだけでなく、味的にもなかなかの逸品揃い。サイドメニューが主役になる焼肉も悪くないなとはじめて思わされましたよ。

なので「もう若くないので焼肉はちょっとで十分」という人や、「焼肉屋のメニューでお酒を飲みたい」という人なんかにはぴったり。そう、まさに僕のように40歳を超えた酒好きのオッサンには最適すぎるコース!!

しかも「ピタ放題」は一人ずつ別のコースをオーダーすることが可能。肉をたくさん食べたい人は定量肉がボリューム満点なセットを選べばいいですし、逆に肉は一切いらないという人には1480円(税込1628円)で肉なし・サイド食べ放題の「ゼロ放題」というコースもあったりします。全員で同じコースをオーダーしないでいいのはありがたいですねえ。

さらに安楽亭の飲み放題メニューには「ハイホーダイ」という激安コースがありまして、こちらはハイボール・レモンサワー・酎ハイの3種が600円(税込660円)で飲み放題に。これを「ピタ放題」や「ゼロ放題」と組み合わせれば、めちゃくちゃ安価で心ゆくまで焼肉屋飲みを楽しめるわけですよ。これはアツい!

サイドメニューのアレンジというか料理が楽しい!

「ピタ放題」でオーダーできる80種類以上のサイドメニューには「チーズフォンデュ」「バター」「卵」などといった味変アイテムもラインアップされていました。これを組み合わせると「ピタ放題」の楽しみが無限大に広がっていきます。

例えば、網で野菜やキノコを焼いている横でチーズフォンデュを温めれば、そのまま溶かしたチーズにディップして食べられますし、ポテトや唐揚げなどの味変にも使えるわけです。焼肉を溶き卵に浸してすき焼き風に食べるのもいいですよね。

とまあ、それはアレンジの入門編。食べ放題メニューを細かくチェックしていると、なんとホイルコンテナという素晴らしきアイテムを発見してしまいました。

ホイルコンテナとは、主に網の上で揚げにんにくを作ったりするときに使われる加熱可能なトレイのことなのですが、これにバターや卵などがあれば食材の大胆なアレンジというかもはや料理ができてしまうのです。これを使えばごはんをキムチチャーハンに転生させることだって可能! 気分はもはや焼肉というよりキャンプ飯!

また今回は「あさりバター焼き」もおいしくいただいたのですが……

網の上で加熱して少し食べ進めたところに……

見るからに旨辛な「肉屋の本気だしラーメン」を入れちゃったりして!

するとただでさえ旨辛だったスープの旨味がさらに爆発! 思わず笑っちゃうくらい贅沢な味になっちゃいました。あっ、ここに冷奴を入れて、スンドゥブ風にしちゃうのも最高かも! なんてことを想像するだけでもニヤニヤしちゃいますし、実際にすぐ作れちゃうのがいい!

こんな楽しみ方をし始めちゃったら食べられるメニューは80種類どころじゃなくなりますし、この工程が何よりのお酒のつまみになるんですよねえ。

もちろんサイドメニューばかりでなく、焼肉もおいしくいただくわけですが……

焼き上げた肉をサンチュではなく、焼き野菜用のピーマンにのせて「ピーマンの肉詰め」風に食べてみたり! これも最高においしかったし、チーズフォンデュをディップしてから肉をのせても絶対ウマかっただろうなあ。もう、想像が止まりません!

そんな感じでいろいろなメニューを撮影しながら飲み食いすること100分間。サクサクジューシーな唐揚げもよかったし、カレーもスパイシーでいい味してました。

同じサイドメニュー食べ放題でも、人によってまったく違う攻め方ができそうなのもいいですね。だってカレーなんか、焼き野菜とかホイルコンテナで作ったチーズオムレツなんかをトッピングして食べたら、絶対に主役を張れるレベルになっちゃうだろうし(今回は満腹でやらなかったけど)、デザートを食べまくるのだってアリ!

近くにあったら行かない手はない

食べ放題を終えた3人で一致したのは「近くに安楽亭があったら絶対に通っちゃう」「ゼロ放題とハイホーダイで攻めるのは反則すぎてヤバい」という感想でした。

ちゃんとおいしいサイドメニューの食べ放題にハイボールやレモンサワーの飲み放題をつけて2000円とちょっと。肉を食べたい気分の人はまわりを気にせず「ピタ放題」に格上げできるし、UMEコースなら「ハイホーダイ」とセットでも3000円以下で済むのですからこれは凄すぎる。もう僕は安楽亭のことを焼肉屋ではなく、焼肉酒場として見てしまうかもしれません……。

というわけで、焼肉食べ放題のシステムに一石を投じた「ピタ放題」。お酒好きな人たちだけでなく、いろいろなシーンで活用できそうな予感ですのでぜひぜひ気にかけてみてください。現在は「ピタ放題」や通常の焼肉食べ放題がお得な価格になる「肉まつり」というイベントを期間限定で開催中とのことですよ。

安楽亭「ピタ放題」
https://anrakutei.jp/pitahodai/[リンク]

(執筆者: ノジーマ)

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