京都人も太鼓判のうどんそば、丼の名店4選
どうもライターの丸野裕行です。
以前の記事では、底冷えの京都を支える神うどんの名店をご紹介しました。筆者が行脚した京都ならではのうどん店をご紹介したわけですが、これまたどのお店も旨い、旨い!
・底冷えの季節にピッタリの「個性派京うどん」4選! 京都ならではのあったかはんなり
https://getnews.jp/archives/3204234
「うどんは出汁の添え物」という独自のうどん文化を持っている京都ではありますが、うどん以外にも味わい深いカツオ出汁、昆布出汁強めの濃い口しょうゆが効いたつけ汁につけて食べるそばも旨いんです。
今回は筆者も足繁く通う、うどんそばと丼の名店を紹介! 思わずヨダレが出る逸品の画像と共にお楽しみください! 他府県では食べられない京そば、丼が目白押しですよ。
宇治市宇治妙楽 『三よしや』
宇治橋の宇治橋の西詰を歩き、縣(あがた)通りを少し南に行ったあたりにこのお店『三よしや』があります。車でむかったのなら、近くの専用駐車場かコインパークに停めると便利ですね。入り口にはメニューが書かれたPOPが貼られ、アットホームでこじんまりとした暖簾が高級感を醸し出した雰囲気です。
左にカウンター席、右にテーブル席、単身の筆者はテーブル席に座りました。続いて、メニューとお水がすっと出てきます。本日筆者が注文したのは、《京きざみうどん》と《天むす1つ》。このタッグが非常においしい。大きめに切られたきつねの刻みと、ボリューム満点の天むす。
京きざみうどんは、鰹出汁と昆布出汁がしっかりと効いたおうどん。中細麺で目の太さで表面がツルツル。香川うどんのような強めのコシは皆無で、かなり優しいうどんですね。どちらかといえば、福岡うどんのような舌ざわり。天むすは海苔に包まれた天ぷらが絶妙の塩加減。口の中で踊ります。お出汁と一緒にいただけば、最高です!
店名:『三よしや』
住所:京都府宇治市宇治妙楽4-10
TEL:0774-23-5958
営業時間:[金~水]11:00~20:00
定休日:木曜日
中京区土手町通夷川上ル鉾田町 『つるや』
京都市役所から北へと向かい、神宮丸太町方面へと歩を進めると、『つるや』があります。本格的なせいろそばを食せるということで、お店の入り口をくぐりました。
注文したのは、もちろん《十割石臼せいろ》。なんとも言えない艶のある表面、細切りの断面にはお江戸の雰囲気すら漂っています。つゆはといえば、旨味を抑えたコクとパンチのある辛めの汁。初めは水につけて、そば自体の香りを感じ、江戸前風に少しつけて一気に啜りこむのがいいと思います。
そばの喉越しを楽しみながら、京風とはまた違う味を楽しめるなんて、本当に幸せです。思わず4枚食べてしまった筆者も大満足で帰路につきました。ボソボソしがちな十割そばですが、こんなにつるっとした触感を楽しめるなんて、新しい発見でした。
店名:『つるや』
住所:京都市中京区土手町通夷川上ル鉾田町299-3
TEL:075-212-3561
営業時間:12:00~14:30 18:00~21:00 (L.O.20:30)
定休日:木曜日
伏見区紺屋町 『田原屋』
京都の下町である伏見区に大正生まれの食堂『田原屋』があります。常連さんばかりで、なんだか近寄りづらい雰囲気を醸し出しているこのお店は、まるで映画のセットさながらの小さなお店。創業大正13年という老舗の食堂でありながら、人気の日替わり弁当や丼物を出してくれる評判のお店なんですね。
テーブルに腰掛けると、なんだろうこの実家感。おばあちゃんの家に遊びにきたかのような郷愁ともいえる感情がふつふつと湧きあがってきます。頼んだ品物は《海老天卵とじ丼》。衣がくちゃくちゃになった感じがいいんですよね。出てきたブツはやはり想像していたとおりのもの。卵とお出汁のジュクジュクが海老天に染み込み、それをがぶりとひと噛みしてからご飯を掻きこむ。ちょっとつゆだくな感じもさらにいい。
こちらのお店、昔ながらの味を楽しむのもいいのですが、《日替わり弁当》もオススメ。600円で、とんかつやから揚げ、魚の塩焼きをメインとしながら、脇を固める出汁巻きや里芋の煮物、酢の物、なんとフルーツ、汁物までセットになっています。冷えていても食べやすいお弁当、必食ですよ!
店名:『田原屋』
住所:京都市伏見区紺屋町173
TEL:075-601-2104
営業時間:11:30~18:00
定休日:日曜日・祝日
左京区聖護院 『更科 聖護院支店』
聖護院に『更科』の支店として構えるのが、このお店です。平安神宮をぶらついているときに目に入ったのですが、いかにも老舗の佇まいを感じさせるわけですよ。思い切って年季の入った扉を開けると、店の中に今では懐かしの“岡持ち”が……。なんという昭和チックなお出迎えでしょうか? テーブル席が7つあるいうこじんまりしたお店です。
女将さんが温かく迎えてくださり、手元には温かいお茶が入った急須が置かれる……至れり尽くせりのサービスを受けながら、注文したのは京都人が大好きな《しっぽくうどん定食》。しばらくすると、配膳されてきたボリューム満点のセット。炊きこまれた優しい椎茸の甘味が染みだすおつゆの味。柔らかめの麺にもおつゆがしゅん(染みこむの意味)でいます。
しかし、ここで意外にオススメなのがおそばなんです。特に《カレー南蛮そば》。うどんよりも多めのカレールーをまといあげてくれるので完食した後は、スープがあまり残りません。旨いのひと言です!
店名:『更科 聖護院支店』
住所:京都市左京区聖護院東町15
TEL:075-751-1931
営業時間:不明
定休日:不明
このように美味しい名店が揃う京都で、うどんそば、丼を楽しんでみませんか? ぜひ京都へ足を運んでみてくださいね!
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
(執筆者: 丸野裕行)
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