キャンプの食器はシチュエーションによって使い分けると便利
キャンプ用の食器は、使う人やシチュエーションで選ぶのがおすすめ。食器選びのポイントや、使い捨ての食器をキャンプで上手に使う方法を紹介しています。食器選びに悩んでいる方や、使い捨ての食器が使いにくいと感じている方は参考にしてください。
キャンプで使いやすい食器とは?
キャンプに向いている食器
キャンプに向いている食器の条件はいくつかありますが、一番は割れにくいものです。割れにくい素材の食器なら、自宅で使っているものでもOK。
キャンプ用の食器を用意する場合、スタッキングできるものや、汚れ落ちがよいものは、使い勝手がよく人気があります。
プラスチックやメラミンの食器
軽量でスタッキングしやすく、熱も伝わりにくいので、子供でも使いやすい食器です。しかし、油汚れが落ちにくいので、お湯が出ないキャンプ場では洗いにくいと感じることがあります。
また、軽いものは風で飛ばされてしまうことがあるので、適度に重さがあるものの方が使いやすいです。
金属やホーローの食器
ステンレスやアルミ、ホーローなどの食器は、スタッキングしやすいものが多く汚れ落ちもよいので、人気があります。
しかし、熱が伝わりやすいので、子供が使うときには注意しましょう。また、ものによっては重いものがあるので、人数分そろえたときの重さもチェックしておくと安心です。
木の食器
木の食器は比較的軽く、割れにくいのでキャンプで重宝します。ナチュラルなテイストがキャンプとの相性もよく、写真映えするのも人気の理由。
また、熱が伝わりにくいので、子供でも扱いやすいのもうれしいポイントです。しかし、スタッキングしにくいので、かさばりやすくなってしまいます。
木の食器を取り入れたい場合は、カッティングボードや浅めのお皿から取り入れると収納時にも邪魔になりにくいのでおすすめです。
使い捨ての食器
紙皿や紙コップは洗う手間がはぶけるのが最大のメリット。しかし、キャンプでは使いにくさを感じることがあります。理由は軽いため、風で飛ばされやすいからです。
焼肉のタレが入った紙皿が飛ばされれば、机も汚れてしまいますし、服やテントに付いてしまうこともあります。紙コップも中身が少なくなると風で倒れてしまいます。
風が吹くたびに、コップやお皿をおさえなくてはいけないので、ゆっくり食事が楽しめなかった…なんてこともあります。
食器をシチュエーションごとに使い分けて快適キャンプ
キャンプで使う食器は、基本的に使い捨てではないもののほうが使いやすいです。しかし、場合によっては使い捨ての方が快適にキャンプできます。
寒くなってくると冷たい水での食器洗いは大変なので、使い捨ての食器にすれば洗い物を減らせます。チェックアウトの時間が迫る朝は、やることが多く忙しいものです。朝食は使い捨ての食器を使うことで、片付けが楽になります。
また、グループキャンプの場合、各自持ち寄りでの食事になる場合があります。そんなときは、紙皿のほうがシェアしやすいので便利です。このように、シチュエーションによって食器を使い分けることで、より快適にキャンプすることができます。
風対策すれば、使い捨ての食器でも安心
使い捨ての食器は風で飛ばされやすいのがネック。しっかり風対策をすれば使い勝手がアップします。
紙皿用クリップやカップホルダーで風対策
紙皿が飛ばされにくくなる商品があります。クリップ式になっていて、紙皿に挟むタイプや、爪の付いたトレーに紙皿を固定して使うものです。
タレが入る容器がついているものが多く、ものによってはドリンクホルダーとして使えます。飲み物とお皿をセットで移動できるのも便利です。
トレータイプは子供用におすすめ。料理をたくさん載せても歪まないので、普通のお皿のように使えます。多少汚れても、直接口にするところではないので、ウエットティッシュなどで拭けばOK。
紙コップにはカップホルダーを用意しておくと、倒れにくくなります。ただし紙など軽い素材のものはNG。ある程度重みがあり、安定しているものが安心です。
また、冷たい飲み物しか飲まない場合は、溶けない氷を使えば、おもりの代わりになります。
ハンドメイドでも風対策できる!
ハンドメイドで風対策することも可能です。用意するのははさみやカッター、マスキングテープと予備の紙皿や紙コップです。
紙皿の場合
紙皿の中央を、はさみやカッターを使ってくり抜きます。くり抜いた紙皿をテーブルに置き、上からマスキングテープを貼って、テーブルと紙皿を固定します。
穴の部分にマスキングテープを貼ることで、テーブルと紙皿がくっついている状態です。その上に紙皿を置けば風が吹いても飛ばされにくくなります。
ポイントは同じ紙皿を使うことです。隙間ができると風が入ってしまうので効果がなくなってしまいます。取りにくい場合は、紙皿のフチにマスキングテープを貼り、1cm位のつまみを作っておくとよいでしょう。
紙コップの場合
紙コップを使って、カップホルダーを作る方法です。紙コップの上半分ほどを切り取ります。使うのは、下の部分です。
コップの底のフチをはさみやカッターで数センチ間隔に切り、外側に向かって放射状に広げます。広げた部分をマスキングテープでテーブルに留めれば完成です。
そこに紙コップを入れておけば、風が吹いても倒れにくくなります。うまく留められない場合は、紙コップの底を取り、爪の部分を大きくすると安定しやすくなります。
おわりに
キャンプで使う食器は、種類がたくさんあり迷ってしまいますよね。それぞれメリット、デメリットがあり、家族構成やキャンプスタイルによってもベストなものは違ってくると思います。
キャンプ用の食器は意外にかさばり、収納場所も必要になります。シチュエーションによって、使い捨ての食器や、家にあるものを上手に使うのもおすすめです。
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