自転車の空気入れの種類と選び方!正しい空気の入れ方は?

自転車の空気入れの種類と選び方!正しい空気の入れ方は?

ちょっと近所までお出かけ。そんな時に便利な乗り物が自転車です。通勤や通学、買い物と、活躍場所が多い自転車。そんな自転車に欠かせないアイテムが空気入れではないでしょうか。空気入れの種類や選び方、正しい空気の入れ方までご紹介します。

自転車の空気入れの種類

自転車の空気入れにはいくつか種類があります。よく見る空気入れはフロアポンプと呼ばれる種類で、持っているという方も多いのではないでしょうか。

 

フロアポンプはハンドルを押し込んでシリンダー内の空気をタイヤ内部に送り込むため、シリンダーの容量の大きさが空気を入れる回数に直結するのが特徴です。手早く作業を終わらせたいという方は、シリンダーの容量の大きいものを選びましょう。

 

携帯用ポンプは主に、外出時にタイヤがパンクしてしまった際の修理用として使われます。ロードバイクやマウンテンバイクなどスポーツバイクが趣味という方は、外出中のタイヤの空気圧を調節する際にも重宝する小型の空気入れです。

 

電動空気入れは片手で扱えるタイプが主流で、暗い所でも作業できるようLEDライトが付いている機種もあります。電動空気入れは準備も作業も簡単なため、作業の手間をかけたくない方にピッタリです。

 

自転車のタイヤの空気圧を常に適切に調節したいという方は、空気圧計付きの空気入れをチェックしてみてください。

 

 

自転車の空気入れの値段

自転車の空気入れの値段は、100均でも売られていることからもわかるようにピンキリです。一般的な商品の相場は2000~3000円ほどといわれますが、高額なものになると10000円以上、それこそ15000円を超えるものもあります。

 

本格的にスポーツバイクをやっている方ならばともかく、通常は2000円前後の商品で充分です。ただし100均の空気入れだと、空気を入れるにも時間がかかる、壊れやすいといった意見も散見されるので、ちゃんとしたものが欲しいという方には向かないでしょう。

 

自転車の種類で求める機能が決まるので、空気入れの値段も自然と見えてくるものです。後は空気入れにかけられる金額と相談してください。

 

高い空気入れのメリットは?

自転車の空気入れの値段設定が様々な理由は、空気入れに豊富な種類があるためです。より手軽に効率よく空気入れをすませられる、ポンプを押す苦労を軽減する機能がある、軽くて取り扱いが楽、電動で負担が軽いなど、豊富なラインナップが揃っています。

 

スポーツバイクに嬉しい機能を持った空気入れになれば、空気圧計など便利な機能が付いている、通常よりも高い気圧に耐えられる仕様になっているなど、かゆい所に手が届く仕様になっているのです。

 

 

自転車の空気入れの選び方

自転車の空気入れを実際に購入する時には、どのような基準で選べばよいのでしょうか?空気入れの選び方をご紹介します。

 

空気入れ購入前のチェック事項

自転車の空気入れを選ぶ前に、まずは必要なことをチェックしましょう。それは実際に乗っている自転車のバルブの様式です。自転車のタイヤに付いているバルブの種類によって、使える空気入れも変わります。

 

自転車のバルブの種類は全部で3種類です。一般的ないわゆるママチャリ、シティクロスなどの自転車は英式バルブ(ダンロップバルブ)で、通常、売り場に並んでいる自転車用空気入れはこのバルブ用になります。

 

ロードバイクやクロスバイク向けとしてよく使われるバルブの種類は、細身で長い形をした仏式バルブ(フレンチバルブ)で、対応した専用の空気入れが必要です。

 

マウンテンバイクに多いバルブの種類は、見た目にも太くて大きい米式バルブなので、ほかの2種類のバルブ用空気入れは使えません。対応した専用空気入れを用意してください。

 

それぞれのバルブは見た目にもはっきりとした特徴がありますが、心配な場合はメーカーの商品ページをネットで確認したり、ホームセンターなどでお店の人にチェックしてもらったりするとよいでしょう。

 

選び方のポイント

選び方のポイントの1つとして、空気を入れる時に空気入れが倒れないよう支える、スタンドが付いたタイプの購入がおすすめです。ポンプを押す時の安定感が違うので、両手でしっかりポンプを押せて、楽に空気を入れることができます。

 

また別の選び方としては、全部のバルブに対応できる各種アタッチメントが付いた空気入れを選ぶというのもおすすめです。中には自転車以外のボールなどに空気を入れられる機種もあります。

 

スポーツバイク専用タイプを購入する時は、空気圧が計れるタイプがおすすめです。空気圧計(インジケーター)付きがよいでしょう。

 

意外と忘れがちですが、空気入れのもっとも重要な選び方のポイントは、その空気入れが安全基準を満たしているかです。

 

タイヤに空気を入れる時、空気入れには大きな圧力がかかります。耐久性が不十分だと圧力に耐えきれず、破裂して周囲に破片をまき散らすなどの事故が起こりかねません。そこでチェックしたいのがSGマークです。

 

海外製の空気入れだと付いていることはまだまだ少ないですが、一定の安全基準を満たしていることを証明するマークのため、なるべくこのSGマーク付きの空気入れを購入してください。

 

 

自転車の正しい空気の入れ方

ここではもっとも一般的な、いわゆるママチャリなどの自転車に使われている、英式バルブの空気の入れ方についてご紹介します。

 

まずはタイヤを回してバルブを下に下げてください。バルブが上や斜めにあると、空気入れを取り付けにくくなります。次にキャップを外してから、入れた空気が抜けないように、バルブの一番太い部分であるトップナットをしっかり閉めましょう。

 

次にポンプの先端に付いているクリップを開きます。切り込みが入っている側のクリップを下にしたら、切り込み部分がトップナットの下にくるように差し込み、ポンプの口金部分をバルブの先端にしっかり被せて挟み込んでください。

 

ポンプを足などでしっかり固定しながら、ハンドルを上下に動かして空気を入れます。ポイントは、完全に下までポンプを下げきるようにして空気を入れることです。そうすることで空気を確実に入れることができます。

 

時々指でタイヤを押して空気の入り具合を確認し、強く押した時に少し凹むぐらいまで空気を入れたらクリップを外してください。クリップを外した直後に空気が抜ける音がしますが、ポンプのチューブ内に残っていた空気が抜けた音なので心配する必要はありません。

 

最後にきちんとキャップをはめ直せば完了です。

 

 

おわりに

自転車のメンテナンスに空気入れは欠かせません。それだけに様々な種類があり、扱いやすい電動式なども売られています。値段もさまざまですが便利な機能も多数あり、意外と選択肢の広いアイテムです。

 

そんな数ある空気入れの中から、あなたが必要とする1台をぜひ見つけてください。きっと自転車のメンテナンスも楽しいものになることでしょう。

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