超絶ガッツリなのに動物性原料完全不使用のハンバーガーを食べてみた
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近年すごい勢いで大豆ミートをはじめとするプラントベースの代替肉が普及し始めています。コンビニのお弁当コーナーなどでも当たり前のように見かけるようになってきましたし、その味も着実に進化しているのではないでしょうか。
超絶ジャンクなプラントベースハンバーガー
そんな代替肉を使用しているのに、めちゃくちゃガッツリ系で超絶ジャンクなハンバーガーが販売されているという情報を入手。代替肉って健康志向の人が食べるイメージが強いのに、ジャンクにしちゃったら元も子もないんじゃないの……!?
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そのハンバーガーを販売しているのは「2foods」という“ヘルシージャンクフード”をコンセプトにした日本発のプラントベースフード専門店。今回は銀座ロフト店に潜入しましたが、現在そのほかに渋谷ロフト店、八重洲地下街店、麻布十番店など都内に6店舗出店しているそう。
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店内に入ってみるとショーウインドウには美味しそうなドーナツが。もちろんこれも動物性原料は不使用。
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その横にはバターチキンカレーやまぜそばのサンプルも並んでいましたが、なんとこれらも動物性原料不使用。バターチキンカレーなのに動物性原料不使用とかちょっと意味がわかんないぞ!(正式な商品名は「まるでバターチキンカレー」)
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そしてこちらが4月21日に新登場したばかりというプラントベースハンバーガー。「スパイシージャンクバーガー」と「濃厚てりやきアボカドバーガー」の2種が同時発売されているのですが、肉厚なビーフパティらしきものも、とろりととろけたチーズらしきものも、大量に盛られたタルタルソースらしきものも、すべて動物性原料不使用なのです……!
どちらも1年以上かけて開発し、100回以上の試作を経て発売に至ったという超こだわりのハンバーガー。早速食べてみることにしましょ!
言われなきゃ代替肉と気づかない「スパイシージャンクバーガー」
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まずは「スパイシージャンクバーガー」からいただくことにしましたが、これがとんでもないボリューム感! 凄まじい肉厚っぷり! あ、肉じゃないのか。でも肉厚としか例えようがないハンバーガー!!
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2種類から選べるパティは「ジューシーパティ」を選んでみたのですが、ムチムチっとした噛みごたえは完全にビーフそのもの。噛むほどに旨味が広がり、しかも果肉感たっぷりなトマトソースの濃厚な味わいにも引っ張られ、何も言われなかったら牛肉じゃないだなんてまったく疑わないレベルです。すげー!!
チーズ風ソースは味をマイルドで濃厚化させるという役割を完璧にまっとう。そしてフレッシュなトマト、レタス、オニオンなどもたっぷり入っていて、全粒粉使用のバンズももっちり食感が最高。純粋にハンバーガーとしてめちゃくちゃ完成度が高いのです。うまい、うまい!!
それだけに、夢中になって食べ進めているときに「そういえばこれ動物性原料不使用なんだよな……」とふと思うと、脳みそが混乱するような不思議な感覚も味わえました。
タルタルソースも植物由来かよ「濃厚てりやきアボカドバーガー」
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「スパイシージャンクバーガー」1個でかなりお腹が膨れてしまいましたが、せっかくはるばる銀座まで来たのでもう一個。「濃厚てりやきアボカドバーガー」を「弾力パティ」でオーダーしましたが、これまたすごいボリューム感!
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「弾力パティ」はその名の通りさらに肉肉しい食感が強化されていて、ワイルドなビーフハンバーグをワッシャワッシャとかっ食らう感覚を完璧に味わえるという幸せ。脳の混乱がさらに加速してしまう……!
そしてタルタルソースは本来マヨネーズやゆで卵を使って作るのが一般的ですし、卵は絶対に欠かせないはずなのに完全植物性ということに驚き。ふわりとしていて、クリーミーで、濃厚でコクがあるのに卵を不使用。いったいどんな手を使っているんだろう。僕にはもう“嘘”という手を使ってるとしか思えない……!!(もちろんちゃんと卵不使用です)
こちらもバンズやてりやきソース、フレッシュな野菜などの脇役がバッチリ美味しいので、ハンバーガーとしてかなり満足度の高い一品に仕上がっていました。まさか代替肉がここまで進化しているとは……。実に衝撃的な体験ができました……!
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あと見逃せないのは付け合わせのナチョスに振りかけられているチェダーチーズっぽいものも実際にはチーズではないということ。直接つまんで食べてみましたが、その味は“ちょっと薄味になっている気がするチェダーチーズ”という感じ。言われなきゃまったくわかりません。
ほかにも卵不使用のオムライスなど、気になるプラントベースフードがたくさん揃っている「2foods」。ジャンクなものを食べたのに胃もたれしにくく、野菜もたくさん食べられてヘルシーという罪悪感の薄さがとてもいいなと感じました。興味のある方はぜひ足を運んでみては。
2foods
https://2foods.jp/ [リンク]
(執筆者: ノジーマ)
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