矢野阪神 未だ5勝のチームを襲う 新たな「不吉データ」とは

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矢野阪神 未だ5勝のチームを襲う 新たな「不吉データ」とは

 22日からのヤクルト3連戦を勝ち越し、24日の試合では中野、小幡、佐藤輝に一発が飛び出すなど少しずつ光が見えてきたチームが再び受難のときを迎えている。

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 阪神は25日、小川一平投手(24)の登録を抹消した。球団は「右肘の張り」と発表。小川はこの日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し通常メニューをこなしていたというが、練習中に異変を感じたとみられている。

 小川は20日のDeNA戦で7回2安打無失点と好投。27日の中日戦(甲子園)での登板が予定されていた。現在チームの先発ローテーションはコロナ陽性の影響で伊藤将と藤浪を欠く中、安定した小川には先発として期待も高かっただけに痛い離脱となった。

 また打線の不安材料は最近は4番に入る大山だ。24日のヤクルト戦(神宮)で「4番・一塁」として先発出場していたが、3回の攻撃で二塁打を放った際、雨でグラウンド状況が悪い中、スライディングした後に左足を負傷。その後は三塁に進み、中野の適時打でホームにかえったが、直後の守備から交代となっていた。

 ここまで全26試合に先発出場、4番も務めるなど主軸としての役割が期待されている。また仮に大山不在となれば、こんな影響も心配されている。

 「現在好調な佐藤輝へのマークが厳しくなることは避けられないでしょう。阪神打線はつながったら怖いが、分断して『点』にすれば、得点力も落ち、そこまで脅威ではなくなる。ここからチームが盛り返すためには、2人の活躍が欠かせない」(球界関係者)

 今季2年目を迎える佐藤輝明内野手(23)は24日のヤクルト戦で自身最長となる6戦連続弾、リーグトップタイの6号を放つなど、気を吐いている。開幕から不振にあえぐチームにおいて、何とか力になろうと奮闘しているが、マークが厳しくなれば、好調な打撃への影響が不安視されているのだ。

 借金15と重い十字架を背負うチームも最近は先発ローテーションに復帰したエースの青柳が2試合連続勝利をマークするなど、勝負の形は少しずつ見えてきている。再度訪れたピンチをいかに乗り越えるか、チーム力が試されることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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