スチームクリーナー選びで失敗しない!使えない場所やメリット、デメリット

スチームクリーナー選びで失敗しない!使えない場所やメリット、デメリット

スチームクリーナーは高温のスチームが出るので、使えない場所があります。用途によっては、買って失敗したと感じてしまうことも。使えない場所やメリット、デメリットを紹介しているので、スチームクリーナー選びの参考にしてください。

スチームクリーナー選びで失敗しないためには?

 

スチームクリーナーは、汚れ落ちがよいイメージですが、どんな場所でも使えるわけではありません。高温のスチームが出るので、ダメージにつながることがあります。

 

また、水を入れて使うので形によっては、高い位置を掃除するときに、重くなり、扱いにくく感じることがあります。広い範囲の掃除に使いたい場合、タンクが小さいと、何度も水を入れる必要があるなど、使いたい場所によって向いているスチームクリーナーは変わります。

 

まずはどんな場所で使いたいのかイメージしておくと、スチームクリーナー選びで失敗しにくくなります。

 

スチームクリーナーが使えない場所や注意が必要な場所

スチームクリーナーは高温の蒸気で汚れを浮かせます。水分や高温が苦手な素材に使用するときは、一カ所に集中してあたらないように、動かしながら使うことでダメージを防げます。アタッチメントを変えれば、対応できることもあるので、説明書をよく確認しておきましょう。

 

壁紙

壁紙に付いた手垢は、拭き掃除だと凹凸に入り込んでしまい、汚れがスッキリ落ちにくいですよね。スチームクリーナーなら、汚れを浮かしてきれいにできそうですが、ヨレや剥がれの原因になることがあります。

 

高温のスチームをあてていると、糊が剥がれやすくなってしまうからです。一カ所にあて続けない、少し離して使う、など注意しながら使いましょう。また、目立たないところで試してみることも大切です。

 

ガラス

スチームクリーナーを使うと、窓掃除が楽になりそうで魅力を感じている方もいると思います。しかし、ガラスは急激な温度の変化にとても弱く、割れてしまうことがあります。大掃除などで活躍するスチームクリーナーですが、外気温が低い時には、特に注意が必要です。

 

本革製品

本革製のソファーや小物などについた汚れや手垢も気になります。しかし、本革製品にスチームクリーナーは使えません。革がボロボロになってしまうので、専用のクリーナーを使いましょう。

 

フローリング

フローリングがきれいになる、雑巾がけより楽と、よい意見もありますが、反りや変色が起きてしまい失敗した、という意見もあります。フローリングは素材によって、水分が苦手なものがあります。

 

また、ワックスや塗装の種類など、各家庭で条件が違うため、いろいろな意見が存在します。せっかく買ったのに使えなかった…とならないために、事前に確認しておくと安心です。

 

目立たないところに水を数滴たらし、吸収するスピードで確認できます。すぐに水を吸ってしまうようなら、スチームクリーナーの使用は向いていません。また、木目が膨張するタイプも使わない方がよいでしょう。

 

 

スチームクリーナーの違いについて

 

スチームクリーナーにはいろいろな形があることは、ご存じの方も多いと思います。しかし形だけでなく加熱方式にも違いがあり、ボイラー式とパネル式があります。それぞれのメリット、デメリットを紹介します。

 

ボイラー式スチームクリーナーのメリット、デメリット

ボイラー式はタンクの中で水を沸騰させ、圧力を上げてスチームを噴出します。スチームが高温なので、汚れ落ちがよく、パワーがあるタイプです。タンクの中で水を沸騰させるため、立ち上がりまでに時間がかかります。

 

また、水がなくなっても、タンク内の圧力が下がるまでは水を足せないので、連続使用には向いていません。タンクが小さいと連続使用時間が短くなるので、短時間で済む掃除用と考えておきましょう。

 

換気扇やガスコンロなど、いろいろな場所を一気に掃除したい方は、タンクの大きなタイプがおすすめです。しかし高価でサイズも大きくなるので、使用頻度や収納場所もふまえて検討することをおすすめします。

 

パネル式スチームクリーナーのメリット、デメリット

パネル式は、ヒーター部分を通った水が温まり、スチームとして噴出するタイプです。立ち上がりが早く、使いたいときにすぐに使え、途中で水を入れることも可能です。

 

しかし、ボイラー式に比べるとパワーが劣ります。頑固な汚れを落としたいときには、力不足と感じるかもしれません。パネル式は手軽に使えるので、普段の掃除が楽になるアイテムと考えておきましょう。床の雑巾がけや除菌、消臭などで役立ちます。

 

 

スチームクリーナーは使いたい場所をイメージして選ぼう!

 

チームクリーナーには主に3つのタイプがあります。コンパクトで多目的に使えるハンディータイプ。床の掃除が楽になるスティックタイプ。パワーと大きなタンクでしっかり掃除できるキャニスタータイプがあります。

 

ハンディータイプのスチームクリーナー

ハンディータイプのスチームクリーナーは、高い位置で使いやすいタイプです。タンク本体にノズルが付いているものは、収納しやすくなりますが、使うときには水の入ったタンクを持つことになるので、重くて扱いにくく感じることがあります。

 

掃除機のようにタンクからホースが出ているタイプだと、タンク部分を置いて掃除できるので楽ですが、収納時にはホースが邪魔になりがちです。ハンディータイプはタンクが小さいので、ボイラー式の場合は、立ち上がるまでの時間と連続使用時間を確認しておきましょう。

 

スティックタイプのスチームクリーナー

スティックタイプのスチームクリーナーは、ヘッドが大きいので床を効率よく掃除できます。しかし、細かい部分の掃除は苦手。どの形でもそうですが、タンクが逆さまになるような使い方はできません。スティックタイプのスチームクリーナーは、床掃除専用と考えておきましょう。

 

キャニスタータイプのスチームクリーナー

掃除機のような形で、大きなタンクにホースが付いているタイプです。ボイラー式でもタンクが大きいので、連続使用時間が長く、徹底的に掃除したい方に向いています。

 

上位機種になるので万能ですが、高額なものが多くなります。大きいので収納スペースを確保できるか、家に階段がある場合は、水が入ったときの重さなども確認しておきましょう。

 

 

おわりに

私もパネル式のスティックタイプと、ボイラー式のハンディータイプを使っています。面倒くさがりの私は、すぐに使えるスティックタイプの出番が多いです。

 

ボーラー式は、使用時間が短いので、しっかり掃除したいときには物足りなさを感じてしまいます。しかしパワーは、ボイラー式の方があるので、しつこい汚れ落としには役立っています。

 

スチームクリーナーはどれも一長一短なものが多く、用途に合っていないと失敗したと感じやすいと思います。日頃の掃除に役立てたいのか、念入りな掃除に使いたいのか検討してから選んでみることをおすすめします。

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