ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2022年3月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が3月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:伊勢屋(水戸)
茨城県の水戸にある老舗の和菓子屋さん。創業およそ70年の老舗。先代の店主が東京で修業ののち地元の水戸に戻って、お姉さんのお店を手伝った後に現在の場所に開業したそう。創業時はラーメンはメニューになかったそうだが、店の前によく来ていた屋台が出していたラーメンを受け継いだのだとか。
「ラーメン」を注文。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ノリ、ナルト。麺は中太縮れ。鶏ガラメインの和風なスープだがこれが旨い。麺のモチモチ感も最高だ。分厚くて柔らかいチャーシューがこれまた最高。
超オーソドックスな一杯だが、バランスがとにかく完璧で唸るレベルの美味しさだ。
第4位:はりけんラーメン 本店(つくば)
つくばの超人気店。店主はフレンチ出身。
注文したのは「鶏そば 塩」+「特製トッピング(バラ・モモ各1枚、味玉、つくね)」。具はチャーシュー(バラ・モモ)、つくね、味玉、刻みタマネギ、大根葉、バゲット。麺は中ストレート。
スープは鶏白湯で、濃度と塩味がジャスト。最高に旨い。鶏特有のベタベタした感じがなく、上品だが厚みもしっかりあり、素晴らしい仕上がりだ。麺はしっかり茹でられているがコシもあって旨い。
バゲットはガーリックバターを塗って焼いてあり、スープとの相性抜群。
第3位:支那そば 心麺(北本)
1998年オープン。創業者の方が“支那そばや”出身で、その後も店が受け継がれている。
「白メンマ醤油ワンタンメン」を注文。白メンマが自慢で、+100円で通常のメンマを白メンマに変更できる。具はチャーシュー、白メンマ、ワンタン、ノリ、ネギ。麺は細め角切りストレート。
スープは名古屋コーチンに、和歌山の天然醤油を合わせている。ダシが分厚く、かつ醤油も効いていて美味しい。しっかりした味わいでかなり好み。麺の主張もよく、チャーシューもワンタンも旨い。白メンマは白だしで炊いたメンマで、肉厚で歯応えのアクセントとしても美味しい。途中で味変用に揚げねぎを入れてもOKだ。
派手さはないがしっかり美味しくて、オススメしたいお店だ。
第2位:柳麺 呉田-goden-(北浦和)
2015年オープン。店主は“ちゃぶ屋”出身。
「牡蠣七味鯛そば」を注文。鯛のスープに牡蠣を加えて小鍋で煮て仕上げたスープ。具は牡蠣のみで、上に七味がふりかかる。麺は低加水細めストレートの自家製麺。
旨すぎる! 旨すぎるなんてものではない。シンプルだが、スープの旨さだけで涙モノだ。牡蠣は大ぶりのものが4つ乗っていて贅沢。
すぐにもう一度食べたくなる脳裏に焼き付く一杯。最高。
第1位:たちばな家(檜原村)
東京都唯一の村である檜原村にあるお店。1947年創業。初代店主が“淺草來々軒”に関係のある方だったとも言われている。目の前には秋川渓谷が広がる。店頭では店主が一生懸命麺を打っている。
「らぁめん(醤油味)」を注文。具はチャーシュー3枚、青菜、ノリ、メンマ、ナルト、ネギ。麺は中太ストレートの自家製手打麺。
スープはあっさりでスッキリしていて透明感があるが、ダシ感バリバリで最高に旨い! 只者ではないダシ感だ。
手打麺はモチモチでムチムチ。見た目以上に主張してきて、結構太さもあるのに縮れがあるのでしっかり馴染む。青菜のシャキシャキ感とのコントラストがまた良い。
風光明媚な場所で手の込んだ最高の一杯がいただける。これはオススメだ。
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(執筆者: 井手隊長)
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