B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2022年3月)

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。
いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。
今回は2022年3月のランキングです。新旧問わずに美味しいと感じたものを選んだ個人的なランキングではありますが、皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです。
第5位:明星 麺とスープだけ 琥珀貝だし中華そば

5位には明星の「麺とスープだけ」シリーズの新作「琥珀貝だし中華そば」を選びました。
その名の通りかやくが一切なく、繊細なノンフライ麺とだしパックを使って作る雑味の少ないスープが特徴のシリーズで、今作はあさり、ホタテはまぐり、カキをふんだんに使用。透明度の高い醤油スープを飲むと、口の中に貝の旨味が余韻として残るのがもう最高に贅沢!
もはやラーメンだけに使うのはもったいない。このスープを使っていろいろな料理を作ってみたくなるような完成度でした。

細打ちの麺も弾力があり、食感は茹でたての麺そのもの。本当に麺とスープは非の打ち所がありません。
でもだからこそ、麺だけじゃなくていろいろな具もこのスープで食べてみたいと思ってしまうもの。思えばこのシリーズの第1弾(黄金鶏油中華そば)は麺とスープだけと謳いながらも細かいネギが入っていましたし、ほんのちょっとでいいから何かかやくを入れてほしいなと思ってしまいました。
まあ、コンビニやスーパーで焼豚でもメンマでも一緒に買ってくればいいんでしょうけど。寂しさを感じてしまうのは惜しいなと思ってしまうのです。
第4位:ファミマル 海鮮ちゃんぽん

4位はファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」の「海鮮ちゃんぽん」を選出しました。こちらは日清食品が製造していて、販売価格は税抜138円。安い!!
純粋に味だけで選んだらもっと美味しいものがたくさんあるかもしれません。300円前後の本格志向なカップ麺もたくさんありますからね。税込でも150円を切ってくるコスパの良さを考えると、満足度がめちゃくちゃ高い一杯だなと感じました。

なにより素晴らしいのは具材の多さ。やっぱりちゃんぽんには野菜がたっぷり入っていてほしいなと思うわけですが、キャベツを中心にコーン、エビ、かまぼこなどがゴロゴロと入っていて彩りも鮮やか! 華やかな見た目にテンションが上がります。
スープは海鮮だしがガッツリときいていてコクがあり、ほんのりととろみもあるので麺にしっかり絡んでくるのもいい感じ。麺はフライ麺ですがストレートで歯ごたえあり。150円以下でこのクオリティなら大満足ってところじゃないでしょうか。
第3位:日清食品 最強どん兵衛 きつねうどん

3位には話題の「最強どん兵衛 きつねうどん」を選出。待ち時間8分の極太麺、分厚いお揚げ、6種の合わせだしなどが採用され、「すべてが主役」と謳われている最強どん兵衛なのですが、確かにどのパーツも存在感があり、最強の名にふさわしい一杯に仕上がっていました。


「最強どん兵衛 きつねうどん」は特に極太麺と分厚いお揚げのインパクトが強いですが、その中でも特に印象に残ったのは6種の合わせだしを使用したつゆ。鰹節、昆布、サバ、煮干し、干し椎茸、あごという6種をブレンドしており、これが実にまろやかな口当たりで雑味も少なく、一滴残らず飲み干したくなっちゃう優しい味なのです。
特に普段東日本版のどん兵衛を食べているという人にとっては大きな違いを感じられるんじゃないかと思います。
第2位:日清食品 最強どん兵衛 かき揚げそば

そして2位には「最強どん兵衛 かき揚げそば」を選びました。こちらも「最強どん兵衛 きつねうどん」と同じく極太そば、厚さアップの鬼かき揚げ、6種の合わせ出汁を主役と据えているのですが、特にかき揚げと麺の美味しさに感動しました。


麺はこれがフライ麺の限界じゃないかと思えるほどのクオリティで、コシの強さやそばの風味をバッチリ堪能できます。
そしてかき揚げはただ分厚いだけでなく、中に入っている具材も大きめ。特にたまねぎはかなり存在感があり、ザクザクとした食感の中から甘味が広がってくる感じが素晴らしい! 分厚いのでつゆに長い時間浸っていても型崩れしないところもよかったです。
最強どん兵衛2品については別の記事でレビューをしていますので、ぜひそちらもご覧ください。

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