著者「本物みたいな猫のあみぐるみを目指して」。ハンドメイド本『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』が発売!

著者「本物みたいな猫のあみぐるみを目指して」。ハンドメイド本『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』が発売!

記事が正しく表示されない場合はこちら

みなさんは、ぬいぐるみならぬ「あみぐるみ」を知っていますか?編み物で作られたぬいぐるみを「あみぐるみ」と言います。あみぐるみファンも多いのだとか。

今回は猫のあみぐるみの作り方を記載したハンドメイド本をご紹介します。猫が好きな人はもちろん、ハンドメイドが好きな人にもおすすめなので、ぜひご覧くださいね!

『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』が発売!

株式会社日本文芸社(以下:文芸社)は、眞道美恵子先生の著書『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』を2022年1月18日(火)より発売を開始しました。


『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』 出典:株式会社日本文芸社

全国の書店・オンライン書店等で販売されています。既刊『抱っこしたくなる あみぐるみワンコ』(2021年12月刊行)に続く、あみぐるみシリーズの猫バージョンとのこと。


『抱っこしたくなる あみぐるみワンコ』 出典:株式会社日本文芸社

短毛種、長毛種など色々な種類の猫たちが勢ぞろいなので、猫が好きな人はもちろん、あみぐるみなどハンドメイドが好きな人にもおすすめです!自分の手で猫のあみぐるみを作ることができますよ。

あみぐるみって?

あみぐるみとは編み物の手法を使い、毛糸などでつくったぬいぐるみのこと。かわいらしいものからリアルなものまで、さまざまなあみぐるみがあります。

欧米では日本語の「amigurumi」がそのまま使われているほど、日本のあみぐるみは人気があります。


実際の猫のあみぐるみ 出典:株式会社日本文芸社

ハンドメイド作品には見えないほど繊細な作品ばかりですね。眞道先生の作品は、編んだ土台に毛糸を植え込むことで、リアルな猫の特徴を表現しているそうです。

著者にインタビューしてみた!

今回、『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』の著者である眞道先生にインタビューしました。

ともだ:あみぐるみを作り始めたきっかけについて教えてください!

眞道先生:あみぐるみ作りは、10年前に我が家でトイプードルを飼い始めたことがきっかけです。

お友達のワンちゃんのあみぐるみをプレセントすると、とっても喜んでもらったことがうれしくて。

ドッグカフェなどに小さいあみぐるみを置いてもらうようにもなりました。

ともだ:猫のあみぐるみを作ろうと思ったきっかけはあったのでしょうか?

眞道先生:犬のあみぐるみを作るうちに、猫ちゃんは作れますか?と度々お問い合わせをいただいていました。

しかしながら、猫のあみぐるみづくりはいくつかチャレンジしてみるものの、なかなか猫らしい体のラインを再現することができませんでした。ほとんどが、どこか犬っぽい猫になってしまって……。

結局「猫は難しいのでできません」とお断りしていました。

ともだ:どうして猫のあみぐるみ本に取り組まれることになったのですか?

眞道先生:『抱っこしたくなるあみぐるみワンコ』の出版を機に、猫のあみぐるみ本ができませんか?と打診していただきました。

自分ではできないと思い込み、初めはお断りしていたのですが、周りの方から「きっとできるでしょう!」と言われるうちに「できないと思っているのは自分だけだ」と感じ、チャレンジすることに。

ほとんど実物大のサイズで、猫らしいリアルなシルエットと表情をもったあみぐるみ作りはどのような形にしたらいいか、約10か月いろいろ試し編みを繰り返しました。


試しあみをした実物大の作品 提供:眞道先生

出来上がるたびに、猫の好きな皆さんに作品を見ていただくのですが、なかなかOKをもらえなくて……。「うまくできているけれど……」「あともうちょっとなんだけど、それが何かわからない……」と。作品を作っては悩む日々の繰り返しでしたね。


試しあみをした作品 提供:眞道先生

作り方の基本を見直そうと、あらためて霞ヶ丘技芸学院の広瀬光浩先生の教室に通いました。先生からは編み図の考え方や、作り方の伝え方も教えていただきました。

撮影前日まで、作品がなかなか完成せず、スタッフのみなさんにご心配をおかけしましたが、最後まで出来上がると信じて、温かく見守っていただいたことに、心から感謝しています。

ともだ:猫のあみぐるみ作りは難しいのですね……!

眞道先生:

かぎ針編みの経験がない方が、この本だけで作られるのは難しいかもしれません。

かぎ針編みは編み始めがとっても大事。かぎ針を持つ手と毛糸を持つ手がスムースに連動して動くように、まずはくさり編みがきれいに編めるように練習してみてください。

そのコツを覚えると、あみぐるみ作りに必要な細編みや長編みなどもスムースに編めるようになります。


実際の書籍の内容 出典:株式会社日本文芸社

お近くにいらっしゃるお母さん・おばあちゃんなどかぎ針をしたことがある方に、まず簡単な手ほどきを受けられるといいですね。

シニア世代の方は昔編んだことがあるという方が多いので、先生は意外に近くにいらっしゃいますよ。

ともだ:具体的に完成までどのくらいの時間がかかりますか?

眞道先生:おおよそ1週間くらいかかるでしょうか。でもこれは作者である私が制作する時間なので、参考にならないかもしれません。本を見て作りましたと読者さまからご連絡いただきました。

3週間くらいかけて完成されたという方が多いように感じます。


実際の書籍の内容 出典:株式会社日本文芸社

ともだ:失敗が怖いという人にアドバイスをお願いします!

眞道先生:編み物のいいところは、失敗したらほどいて編み直せるというところです。間違いに気が付いたとき、せっかく編んだのにほどくのはもったいないと思われるかもしれません。でも、間違ったまま編み進めて、ずっと気になっているより、戻ったほうがすっきりすることも。

それまで費やした編む時間は、決して無駄にはなっていません。

また、猫の体自体柔らかく、いろいろな体勢をとるので、少しくらい歪んでいてもそれがかえってリアルにみえることもあるんですよ。全体の印象を大切に、細かいことは気にせず、まずは本の通りに1体作られることをお勧めします。

そうすると課題も見えてきて、アレンジのアイディアが沸いてくるかもしれません。私自身も、途中でどうにもできなくなり編みかけたものがたくさんあります。同じ失敗をしないように、そのまま取っておいて、参考にすることもおすすめです。

ともだ:先生の考えるあみぐるみの魅力はなんでしょうか?

眞道先生:ペットのあみぐるみの魅力は、みんなのアイドルがお人形になる楽しさだと思います。作るご本人ばかりでなく、可愛がっているご家族の皆様が注目してくれます。

ここが似ている、似ていない、可愛い!など、いろいろな会話が飛び交うことで、うちの子のあみぐるみには、みんなを集める力があると感じています。

ともだ:あみぐるみにはたくさんの魅力があるのですね!

眞道先生:私があみぐるみ作りを初めて約10年が経ちました。

いつも心がけていたのは、そのワンちゃん、ネコちゃんらしい特徴や可愛さを、お人形に映しだすということです。いつも見ているうちの子の魅力はご家族様が一番知っています。


実際の書籍の内容 出典:株式会社日本文芸社

きれいに編めていること以上に、愛情をかけて作られたうちの子あみぐるみは、きっと特別なお人形となって、みなさんに可愛がっていただけると思います。毛糸玉が、編まれて形になり、目ボタンをつけたとたん「こんにちは」とうちの子が顔を出します。それは初めてうちの子に会った時のうれしさに似た感覚があります。

あみぐるみ作りは時間もかかりますし、作りはじめたら大変!と思われるかもしれません。しかし、かわいいうちの子を思いながら無心で糸に触れる時間は、あなたに癒しを与えてくれると思います。

────

長年あみぐるみを作っている眞道先生でも苦戦したという猫のあみぐるみ。筆者も挑戦してみたくなりました!

書籍ページ:もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ

記事が正しく表示されない場合はこちら


関連記事リンク(外部サイト)

犬…で合ってるよね? 飼主も困惑な「最強にかわいい四角形」が話題
ハムちゃん安らぎすぎでは…? 歴10年のベテラン飼主に《信頼されるコツ》を聞いてみた
1分動画「猫が布団をふみふみするだけ」の中毒性がすごい

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 著者「本物みたいな猫のあみぐるみを目指して」。ハンドメイド本『もふもふしたくなる あみぐるみにゃんこ』が発売!
笑うメディアクレイジー

笑うメディアクレイジー

暇つぶしに持ってこいの「クレイジーなネタ」の宝庫!心理テストや無料漫画、Twitterのおもしろネタも揃っています。

ウェブサイト: https://curazy.com

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。