カット白菜は黄色いものを選んで! 八百屋からのアドバイスに目からウロコと注目集まる

突然ですが、この2つ並んだカット白菜が野菜売り場に並んでいたとしたら、皆さんはどちらの白菜を手に取りますでしょうか。きっと多くの場合が中心が黄色くなっている左側ではなく、きれいな黄緑色をした右側を手に取りますよね。

実はそれ、美味しい白菜を食べるという目的なら間違い。左の方が古くなって色が変わってしまっているように見えますが、本当は右側のほうが陳列後に時間が経過したものなのだそうです。

そんなカット白菜にまつわる衝撃の事実を明かした、八百屋さんによるTwitterでの投稿が注目を集めています。

【八百屋からのお願い】
  
カットされた白菜は
  
黄色いものを選んでください!
黄色いものを選んでください!
黄色いものを選んでください!
  
その方が長持ちします。
  
白菜は陳列後時間が経つと光合成で黄色い切口が緑色に変色。黄色い方が柔らかく味もいいんです。
  
ぜひ黄色いものを選んでください!

こちらを投稿した八百屋歴10年の青髪のテツ|野菜のプロさん(@tetsublogorg)によると、もともと白菜の切り口は黄色。そこから陳列後に時間が経過すると、光合成によって黄色い切り口が緑色に変色するそう。そのため黄色いもののほうが切って間もないものということになり、柔らかくて味もいいのだそうです。

そういえば白菜の表面は緑色をしていますが、それは光合成をしているからこその色なのですね!

こちらの投稿には「見た目、緑色の方が美味しそうに見えるので間違った選択をしておりました」「黄色がいいんだ…はじめて知った…!!!」「今までは緑の方を買ってた」「黄色が時間経ったものと思ってました!」「ずっと黄色は傷んでるのかと思ってた…」などと驚きのコメントが多数寄せられていました。

さらに青髪のテツさんは立て続けに白菜やキャベツに関する知識も投稿。冬は鍋料理など白菜を使ったグルメがおいしい季節ですが、これらを頭に入れておくときっと一層おいしく白菜を食べられることでしょう。

白菜は内側の葉から使ってください。
その方がおいしく長持ちします。
  
白菜は成長点が芯にあり、外葉の栄養を吸収し内葉を育てます。
  
可食部から水分や栄養分をとってしまうので成長が進むにつれて美味しくなくなります。
  
内葉から使うことで成長ができなくなり栄養の流出が防げます。

カットされたキャベツも同じ。
黄色を選びましょう!

最後の追加情報。
  
「 白菜は野菜室ではなく冷蔵室で保存してください。 」
  
白菜の最適保存温度は0〜5度。野菜室だと温度が高いんです。
  
同じくブロッコリーも野菜室ではなく冷蔵室です!覚えておいて下さいね!

また、フードロス削減という観点で考えれば古くなってしまっているほうから選ぶべきという旨のコメントも多く寄せられていましたが、青髪のテツさんの見解は「鮮度劣化品は廃棄になる前に割引シールを貼ったり、見切りに回すべき。皆さんは良いものを適正な値段で買えばいいんです」とのこと。

あくまでも鮮度がよくておいしいカット白菜の見分け方として知っていただき、新しいものか古いものを選べる場合は皆さまのご都合に合わせて適宜選んでみてください。

さまざまな野菜の知識を発信している青髪のテツさん。SNSのほかにブログではさらに詳しく発信されているそうなので、気になる方はそちらもチェックしてみては。

青紙のテツブログ「tetsublog」
https://tetsublog.work/ [リンク]

※画像提供:青髪のテツ|野菜のプロ(@tetsublogorg)さん

(執筆者: ピータン)

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