矢野阪神 「サイン盗み」騒動を決着させた裏にある「あの本音」とは

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矢野阪神 「サイン盗み」騒動を決着させた裏にある「あの本音」とは
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 気持ちよくシーズンに臨みたい。19日、プロ野球の12球団監督会議がオンラインで行われ、その席で昨季、物議をかもした阪神の「サイン盗み」騒動について、改めて「フェアプレー精神の遵守」を確認するとともに、「ヤジ禁止」を打ち出す場面があった。

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 この日の会議の終盤、議題となったのは、昨季球界で物議をかもした「サイン盗み騒動」だった。

 これは昨年7月6日のヤクルト・阪神戦(神宮)で二塁走者・近本の「帰塁動作」に伴う左手の動きを「打者へ何らかのサインを伝達しているのでは」と解釈したヤクルトベンチが阪神側に抗議。これに応酬した矢野監督と高津監督がグラウンド上で激しく言い争う事態にまで発展、大きく話題を呼んだ。その後、セ・リーグは疑われるようなサイン伝達はなかったと見解を示す一方で、阪神球団に注意という形で決着していた。

 一方、この騒動は現在に至るまで尾を引いている。SNS上では球団、選手への誹謗中傷が続き、現在でもその流れは止まっていない。在阪メディアの一部からはほかの選手の名前まで飛び出し、まるで組織ぐるみでサイン盗みを行っているかのような印象を与える出来事もあった。

 こういった流れを受け監督会議の中ではセ・リーグの杵渕統括が「SNSでいつまでも誹謗中傷がなくなっていないので、再度確認させてもらいます。心ないヤジ、特にサイン盗みうんぬんのヤジは特に慎みましょう」と改めて各球団に申し入れ。これは阪神側からの強い要望もあったという。

 SNSをめぐっては昨年、中日の福投手がツイッターなどで殺害予告など含め、誹謗中傷を受けていたとして被害届を警察署に提出したことも話題となった。

 「近年、特に各球団とも選手のメンタルケアには気を配っている。SNSが発達した今、どうしても選手に関しての誹謗中傷が目に入る場面が増えている。球団としてもシーズンが入る前に手を打ったということなのでしょう」(球界関係者)

 矢野監督にとっても、今季は就任4年目の大事なシーズンとなる。何としても結果を求められる中、矢野監督が漏らした「どっかで俺も(騒動に)線引きたい」は「雑音」にまどわされることなく勝負だけに集中したいという指揮官の偽らざる本音だった。「いつまでも(サイン盗み騒動を)言われて選手が疑われる、チームが疑われるということがない中で正々堂々と2022年を迎えたいというのがあった」と今回の申し入れの意図を説明した。

 気持ち新たに臨むシーズン、真っ向勝負で悲願の日本一を目指す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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