『少女歌劇団ミモザーヌ』インタビュー「歌・お芝居・ダンス、そして成長を見ていただける公演に」
2019年5月1日に始動した「少女歌劇団ミモザーヌ」。“世界でも活躍できる”少女達の成長を見守り、応援していく新しい形のライブ・エンタテインメントを目指し、『サクラ大戦』などでお馴染みの広井王子さんが総合演出を務める、少女歌劇団です。
そんな彼女たちの冬公演『Winter Story』が、大阪公演12月28日、東京公演1月9日に開催。20歳までの活動期間を終了する、一期生のきくたまことさんの卒業公演ともなっています。今回は、きくたさん、きくたさんと同じく一期生のもうりさくらさん、二期生のしものあやめさんに公演への意気込みや、「少女歌劇団ミモザーヌ」への想いを伺いました。
ーー今日はよろしくお願いいたします!まずは自己紹介も兼ねて、マイブームを教えていただけますでしょうか?
きくた:きくたまことです!最近ハマっているのは…ひかれちゃうかもしれないのですが、角栓を出したりする動画を観ることです(笑)。ちょっと気持ち悪いけど出てくるところが気持ち良いというか…つい見てしまいます。
もうり:もうりさくらです、よろしくお願いします! 私は海外の女優さんの写真をインスタグラムで見ることが好きです。
しもの:しものあやめです!私は、赤ちゃんが食べる「ハイハイ」というおせんべいが好きで、よくドラッグストアで買って食べています(笑)。
ーーマイブームをお聞きするだけで皆さんの個性が素晴らしいです!(笑)きくたさんは卒業公演を控えて、今どんなお気持ちでしょうか?
きくた:すっごく寂しいです。みんなのことは、ほんまの姉妹みたいで、妹がいっぱいいたという感じなので、頻繁に会えなくなることが寂しくて。みんな練習の時から泣いてくれるんです。でもまだ実感が無くて、不思議な感じです。
ーーもうりさん、しものさんにとってはきくたさんはどんな存在でしょうか?
もうり:私はまこっちゃんと同期なんですけど本当に尊敬しかないです。私が先生に歌やダンスで指摘をされて悩んでいたとき、まこっちゃんが「こうやったらいいよ」って声をかけてくれてすごく救われました。メンバーのこともよく見ているのが、私から見てもすごく伝わっていて。
しもの:まこちゃんはお母さんみたいな存在です。さっきもご飯をこぼしちゃったんですよ(笑)。パッとウェットティッシュをくれて。優しくて本物のお母さんみたいなんです。練習でも、みんなをまとめてくれる存在で、ちょっと元気の無い子がいると声をかけてくれるんです。
ーーきくたさんご自身もみんなを引っ張っていこうと意識していた部分はあるのでしょうか?
きくた:「ミモザーヌ」のメンバーたちには年齢差があるので、周囲に目を配ることは心がけていました。
たとえば、演出の広井さんが喋っていても、私はわかるけれど小さい子はわからないかもしれない。あやめは11歳でミモザーヌに入団して、やっぱりなかなか最初は覚えることも多くて混乱してしまうと思うんです。レッスンの先生や、演出の広井さんに言われたことを後で「わかった?」って聞いてあげたり。みんなが慕ってくれたおかげで、気を回せる様になったと思います。
もうり:レッスンとかお仕事の時に「おはようございます」って挨拶するじゃないですか。昼でも夜でも。あやめはそれが最初慣れなくて、夜には「こんばんは!」と言ってたんです。そういう小さなことから、まこっちゃんが教えてくれていたと思います。あやめは今でも時々出ちゃうんですけど(笑)。
しもの:たまに間違えちゃいます(笑)。
ーー独特な慣習ではありますものね。公演にむけてのレッスンは進んでいますか?(※取材は11月後半)
きくた:楽曲は全部いただいたんですけど、お稽古がまだ本格的なところまでいけていなくて。私たちは学業優先なので、土日しかレッスンが出来ないんですね。なので土日にみっちりやっています。
ーー見どころを言える範囲で教えてください。
きくた:これまでのショーケースは、1曲ごとに個性の違う曲をやってきたのですが、今回はミュージカルの様にストーリー構成になっていて、一つひとつの楽曲が繋がっています。お芝居とセットで楽しめるので、そういう意味でミモザーヌの違う一面を見せることができると思います。
もうり:愛がテーマの物語になっています。まこっちゃんを大好きという気持ちがお客さんに伝わる公演になると思います。本当の気持ちをそのまま伝えることを大切にしたいのと、卒業していくまこっちゃんが不安にならないように、私たちの姿をしっかりと見せられる様に頑張りたいです。
しもの:まこっちゃんに、今までのありがとうを伝えられるような公演にしていきたいですし、お客さんにも今のミモザーヌの姿を楽しんでいただきたいです。まこっちゃんのソロパートも楽しみにしていてほしいです。
ーーきくたさんは卒団後、どんな活動をしていきたいですか?
きくた:所属事務所が変わらず役者活動させていただくことは決まっているんですけど、どうなりたいかまだ考えている途中な部分は正直あります。私は、やっぱりミュージカルが好きでこの世界に入ったので、歌とお芝居は続けていきたいです。小さな頃からミュージカルをやっていて、そしてミモザーヌでたくさんの素敵な経験をさせてもらったので、技術も磨きながら、人への感謝を忘れずに、どんどん成長していきたいと思っています。
ーー冬公演、そしてきくたさんの今後の活躍をとても楽しみにしていますね。今日はありがとうございました!
きくた・もうり・しもの:ありがとうございました!
少女歌劇団ミモザーヌ 冬公演「Winter Story〜きくたまこと卒団公演〜」
<日時・場所>
2022年1月9日(日) 東京公演:草月ホール
①11:30開場/12:30開演/14:30終演
<出演>
少女歌劇団ミモザーヌ
東京公演:レイザーラモン / 尼神インター
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