あの新幹線も、あのキャラもお弁当に?東京駅で買える新幹線弁当5選
東京駅で「新幹線のお弁当」が購入できることをご存じですか? 新幹線の特徴をしっかりと捉えており、「列車好き」の心をくすぐる素敵なお弁当です。
今回は、びゅうたび編集部が東京駅の駅弁屋さん「祭」で実際に新幹線弁当を購入し、気になるお弁当の中身を詳しくご紹介します。どんな新幹線なのかについてもぜひ読んでみてくださいね。
「駅弁屋 祭」は、東京駅「グランスタ東京」内にある駅弁屋さんです。今回ご紹介する新幹線弁当はすべてこちらの店舗で購入しました。
① 新幹線E7系弁当
東京〜金沢間を運行している新幹線車両「E7系」。2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業に向けて開発され、かがやき、はくたか、つるぎなどが運行していますが、「かがやき」は「輝く光」を表すその名にふさわしく、その中でも最速達。「加賀百万石」など歴史深い北陸と首都圏を結ぶため、日本の伝統文化と未来をつなぐ「“和”の未来」を車両のデザインコンセプトとしており、グランクラスのデッキには北陸の四季がデザインされています。
「新幹線E7系弁当」はというと、流線型のフォルムがうまく再現されています。さらに、きりりとした空色のボディと銅色のラインは洗練されたE7系のデザインを表現していました。
ふたを開けると、色鮮やかなおかずがぎっしりと詰まったおにぎり弁当です。唐揚げ、マカロニサラダ、ウインナーなど、「お馴染みの味」が勢ぞろいで、お子様はもちろん、誰にでも喜ばれそう。ツナと鮭のおにぎりと、小洒落た海老フリッターやプチケーキが並ぶ様子は、E7系の「“和”の未来」を思わせますね。
■お弁当に関する情報
価格:税込 1,300円
販売元:株式会社日本ばし大増
② E5系はやぶさ弁当
新世代の新幹線車両である「E5系」。 2011年3月から「はやぶさ」として当時の国内営業最高速度300km/hで運行を開始、2013年3月から現在においては320km/hで運行している、スピード自慢の新幹線です。東京~新青森~新函館北斗間を駆け抜けるはやぶさのシンボルマークは、鳥類の「ハヤブサ」をモチーフとしたもの。流れるような曲線が美しく、これはE5 系のもつ先進性と、スピード感を表現しています。
お弁当は、はやぶさのロングノーズの先端形状をイメージした丸いフォルムです。エメラルドグリーンのボディは、自然豊かな土地を一気に駆け抜ける姿を思わせます。はやぶさの個性的な「緑」が、そのままお弁当箱になっていることに感動しました。
お弁当の中身はチキンライスや唐揚げ、ウインナーなど、レストランのお子様ランチのような「どきどき感」があります。先端には青森県産のりんごを使用したセミドライフルーツ「蜜りんご」が。このお弁当をつくっているのは八戸のお弁当屋さん。東北や北海道の風景を思い起こしながらいただけるお弁当でした。
■お弁当に関する情報
価格:税込 1,300円
販売元:株式会社吉田屋
③ E6系秋田新幹線こまちランチ
「新在直通運転」という新幹線と在来線を乗り換えなしで走る秋田新幹線用の車両である「E6系」。最高速度320km/hで走る列車ながら、曲線の多い在来線にも対応できるという高度な技術が用いられた新幹線です。目が覚めるようなボディの色は、竿燈まつりの提灯の明かりやなまはげの面など、秋田の風土をヒントにした茜色(あかねいろ)。「こまち」の名は、秋田の代名詞である「小野小町」をそのまま受け継いだものです。
こまちランチのお弁当箱には、茜色がそのまま活かされています。情熱的な色ですが、つるりとした鼻先が可愛らしく見えますね。車両のかっこよさもしっかり維持されています!
お弁当の中身は、エビフライやナゲットなどの王道おかずもさることながら、ほんのり甘いお醬油味の「肉そぼろ」がご飯にのっていました。秋田のお弁当屋さんですので、やはりお米の「あきたこまち」を意識し、白米に合うおかずを考えられたのでしょうか?そんな想像もできる絶妙な組み合わせでした。
■お弁当に関する情報
価格:税込 1,300円
販売元:株式会社関根屋
④ 500系ハローキティ新幹線弁当
500系「ハローキティ新幹線」は、山陽新幹線「こだま840/851号」として新大阪~博多間を1日1往復している新幹線です。みなさまもご存じのサンリオ「ハローキティ」とのコラボです。2018年6月30日から運行を開始しました。車体を取り巻くピンクのリボンは、地域を「つなぐ」「結ぶ」という思いが詰まっています。1号車は特別な展示スペース。2号車はお洒落に可愛く飾り付けられ、記念撮影にぴったりのスペースとなっています。世界中のお客さまから人気のある列車です。
ハローキティ新幹線プロジェクトについては、こちらをご確認ください。
ハローキティ新幹線弁当のお弁当箱は、透明なプラスチックの箱に入っていてとても見つけやすくなっていました。窓に車掌姿のキティちゃんや他のキャラクターたちが並んでいて、見ているだけでほんわかした気持ちになれる愛らしいものです。
お弁当の中身はハンバーグや厚焼き玉子、枝豆で色とりどりですが、中でも目を引かれたのはキティちゃんのかまぼこでした!ふたを開けた瞬間目があって、思わず嬉しくなります。さらに、キティちゃんのシールとフルーツ味ゼリーも入っています。「いつかキティちゃんと一緒に新幹線に乗れたら…」と願いつつ、楽しく食べられますね。
■お弁当に関する情報
価格:税込 1,280円
販売元:株式会社三好野本店
⑤ ドクターイエロー×ぐでたま弁当
線路や架線の状態チェックを担当する、いわば「新幹線のお医者さん」である「ドクタイエロー」。正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」と言います。約10日に1度の周期で走行し、電気設備や軌道設備などをチェックします。一般乗車はできず、ダイヤも発表されていないため、いつ見ることができるかわからない珍しい新幹線。「幸せの黄色い新幹線」とも呼ばれる所以ですが、人々の安全のために走ると考えれば、その意味合いの深さも増します。出会えたらラッキー!
特別感いっぱいの新幹線がぐでたまとコラボしたのが、「ドクターイエロー×ぐでたま弁当」です。新幹線のタイプは「923形」となります。働き者のイメージが強いドクターイエロー。意外な組み合わせに感じますが、お弁当箱にはしっかりぐでたまが乗っています!
お弁当の中身もやっぱり黄色!半熟風たまごスライスとカレーピラフが入っています!「ゆでるもよし 焼くもよし 生のままでもよし」なぐでたまのことを思いながら、おいしくいただきましょう。ハローキティ新幹線弁当と同じく、ゼリーとシールがついています。なかなか会えないドクターイエローですが、このお弁当にならもう少し気軽に会えそうですね。
■お弁当に関する情報
価格:税込 1,280円
販売元:株式会社三好野本店
これらのお弁当の容器は頑丈なプラスチックでできていますので、おうちに飾っておいたり、ランチプレートとして活用することができます。おいしいだけでなく、目にも楽しいお弁当でした。ぜひみなさまも機会があれば食べてみてくださいね。お先にごちそうさまでした!
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