文字や写真を認識して声で教えてくれる知育AIデバイス「魔法の⾍めがね」、Makuakeでクラウドファンディング開始

大日本印刷は、AIが文字や写真を認識し、その内容を声で教えてくれるAIデバイス「魔法の虫めがね」と、子ども向けの知育AIサービス「おとるーぺ」の本格的な開発に向け、Makuakeにてクラウドファンディングを開始。後述するプレミアム機能3か月分が付いて1万2800円(税込み)で応援購入することができ、10%オフと20%オフの早割も用意されています。

実施期間は12月16日~来年3月15日まで、目標金額は300万円。

今回は開発中のデバイスを実際に見せてもらうことができました。
※「魔法の虫めがね」と「おとるーぺ」は開発中のため、実際の仕様とは異なります。

GoogleのAI・機械学習サービス等を活用したハッカソンから生まれた「魔法の虫めがね」は、AIを搭載した専用の“虫めがね”を本などにかざすと、印刷された文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を声で教えてくれるスマートAIデバイス。

今後、「美術館向け」「英語教育向け」など、目的にあわせてさまざまな使い方を想定しているそうですが、今回提供されるAIサービス「おとるーぺ」では、絵本の文字や図鑑の写真など子ども向けの知育用途に特化。

▲出典:『講談社の動く図鑑MOVE はじめてのずかん どうぶつ』

かざした文字を読み上げてくれる「朗読モード」で絵本を朗読してくれたり、写真の名称を教えてくれる「発見モード」や認識したモノの豆知識を紹介してくれる「説明モード」で動物や花、食材を始めとするさまざまなモノについて学ぶことができます。

「朗読モード」では認識した文字や場面にあわせて、最適なBGMを再生してくれる機能も。

付属の本に印刷されたバーコードをセンサーで読み取るタイプの音声タッチペンとは異なり、「魔法の虫めがね」は身の回りの絵本や図鑑がすべて教材になるのが特徴。機械学習させることで、応えるモノの種類や認識精度が向上していくのもAIならではです。

なお、使用にはスマートフォンと専用スマホアプリ(無料)が必要。メインターゲットは3~6歳を想定しているとのことで、スマホのカメラ機能でサービスが完結するのではなく、あえてアナログなデバイスを通して“発見”する体験が、子どもの探求心を育んでくれそうです。

Makuakeの特典として3か月間無料で使用できるプレミアム機能(通常、月額980円を予定)には、子どもが「魔法の虫めがね」を使って調べたモノの情報をクラウド上に保存し、アプリで閲覧できる「ライフログ閲覧機能」や、週単位で子どもの興味関心の推移を見える化する「興味関心分析機能」などを搭載しています。

Makuakeのクラウドファンディングを皮切りとした一般向けの販売に加え、今後は幼稚園や保育園向けの展開も検討しているそう。実現した場合、昼間に離れて過ごしている子どもがどんなモノに興味や関心を持っているのかを把握することができ、会話のきっかけ作りにも活躍してくれそうです。

子どもの興味関心を育むAIデバイス『魔法の虫めがね』(YouTube)
https://youtu.be/Rno6IRCVrj4

Makuake「魔法の虫めがね」プロジェクトページ:
https://www.makuake.com/project/dnp/

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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